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市民「遺族がいる青瓦台に行く」...警察と対峙

警察、市民の行進を制止...孤立した遺族「暴力警察は退け」

チョン・ジェウン、ユン・ジヨン記者 2014.08.23 22:01

セウォル号遺族が青瓦台に近い清雲孝子洞住民センターの前で二日間、 野宿座り込みを続けている中で、 市民が青瓦台の近くへと進入を試みたが、警察兵力に阻止された。 市民は清雲孝子洞住民センター前のあちこちで警察と対峙し、 警察は車壁と兵力で交差点を塞いで移動を制限した。

警察は住民センター方向の歩道を統制し、市民は3か所に分けて孤立したままデモを繰り広げた。 彼らは「暴力警察は退け」というシュプレヒコールをあげて集会とデモなどを続けた。 清雲孝子洞住民センターの前で座り込みをしているセウォル号遺族もスローガンなどをあげて警察と対峙した。

市民「遺族がいる青瓦台に行く」...警察と対峙

8月23日午後5時、光化門広場で開かれた「特別法制定要求国民大会」に参加した約1千人の市民は集会の後、 青瓦台方向へと行進を試みた。 彼らは「遺族がいる青瓦台に行く」として午後6時30分頃から平和に行進を始めたが、 警察は光化門広場を封鎖して行進を阻止した。

そのため市民は平和な行進を認めるよう要求して警察と衝突し、 世宗文化会館の反対側の広場の前で警察と市民との間で小競合いが発生した。 衝突が続き、主催側は午後7時頃に光化門広場の行進を整理し、 「すべての手段と方法を使って遺族が座り込んでいる清雲洞事務所に集まってくれ」と訴えた。

市民は午後7時に光化門広場で解散した後、 それぞれ清雲孝子洞住民センター前に移動した。 警察は光化門広場-景福宮駅-通仁市場-清雲孝子洞事務所までの道に兵力を配置して市民の移動を制限した。 約500人の市民が住民センター前の交差点にある障害者福祉センター前など、 3か所に分散孤立したまま集会とデモを続け、 警察は午後9時まで3回にわたり解散命令をして、デモ参加者に司法処理する方針だと明らかにした。

警察はセウォル号遺族座込場に近い歩道を全面的に統制し、 警察車壁と兵力を動員して市民の座込場進入を遮断している。 近隣で暮らす住民の通行も止めていざこざも起きた。 警察は住民の身分を確認した後、通行を認めた。 70人ほどの遺族は清雲孝子洞住民センターの前で孤立させられ、 座込場には報道機関の出入も遮断されている。

青瓦台近くで二日間徹夜座り込みをするセウォル号遺族「暴力警察は退け」

セウォル号特別法制定要求の声がソウル市光化門から清雲孝子洞住民センター前に集まり、 ここで二日間、野宿座り込みをしているセウォル号惨事の遺族は喜びを隠せなかった。 その一方で、家族は集会隊伍が警察に連行されたり暴力事態が発生したという知らせ聞くたびに残念そうな心も隠せなかった。

家族は光化門で集会が始まった午後5時頃から、 別名「セウォル号特別法制定要求家族大討論会」を開いて自由発言を続けた。 集会隊伍が清雲孝子洞住民センター前に集まり始めると、 家族は「頑張れ」、「暴力警察は退け」、「特別法を制定しろ」、「青瓦台が責任を取れ」、「最後まで一緒にしてください」、「ありがとう」などのスローガンを叫び続け、彼らをむかえた。 警察の車両と兵力でぎっしり詰まった空間でも、家族はずっと道路を見ながら警察暴力に抗議した。

故イ・ウンビョルさんの叔母キル・オクポ氏は、警察兵力に対してプラカードを持って 「なぜ警察が善良な市民を暴力的に扱うのか。警察は暴力団か」とし 「大韓民国の警察がここにいれば誰が暴漢を捉えるのか。 警察は国民の税金で、暴力の使い方しか学ばないのか」と叱り飛ばした。

清雲孝子洞住民センターの前で3日間ハンストをしているセウォル号国民対策会議のキム・テヨン共同運営委員長は 「光化門で私たちを支持して、 セウォル号特別法制定を要求するためにここにきた」とし 「だが政府は警察兵力を最大限かき集め、光化門と青瓦台の家族が会うことを防いでいる」と話した。 続いて「4月16日にセウォル号惨事が起きてから朴槿恵政権がしたことは、 真実を隠そうとしたこと」とし 「今日の事態を見てもわかるように、朴槿恵政権は相変らず私達の目と耳を塞いでいる」と批判した。

セウォル号特別法制定についての朴槿恵大統領の回答を待ちながら野宿座り込みをしている檀園高校2年の故李某君のお父さん、李某氏は 「初めて公式発言をする」と言って前に出てきてマイクを持ち、 朴槿恵政権を強く批判した。 李氏は「いったい誰のためにこの政府が絶対的な権力を振り回すのかわからない」とし 「家族と会ってくれない朴槿恵大統領と会うために、 われわれはすでに珍島で警察の阻止線を突破して行ったことがある」と強調した。

▲檀園高校故チェ・ソンホ君のお母さん、オム・ソヨン氏が清雲孝子洞住民センターの前に座って、子供の写真がついた身分証を見てさわっている。

光化門広場「特別法制定要求国民大会」
セウォル号特別法が制定されなければ30日に大規模集会を開催

「セウォル号惨事国民対策会議(国民対策会議)」はこの日の午後5時、 光化門広場で「特別法制定要求国民大会」を開いた。 集会に参加した約1千人の市民は 「今や特別法制定のために青瓦台が答えろ」と声を高めた。

檀園高校2年3組の故キム・シヨンさんのお母さん、ユン・ギョンヒ氏は 「うちの子は船内から泣きながら恐ろしいと話し、 ヘリコプターと救助船が来ているので救助されたら必ず電話をするといった。 しかしうちの子はそれから6日後、電話機を手にしっかり握ったまま戻った」とし 「われわれは、彭木港では無力な親だったとしても、 今は全国から署名を集め、ハンストをして、青瓦台へ、国会へと向かい、 こうして戦っている」と声を高めた。

続いて「兄弟、姉妹の死でトラウマに苦しむ子供たちを家に置いて、 親はこうして外で特別法制定のために戦っている」とし 「うんざりするといわずに、国民の皆さんがきちんとした起訴権と捜査権がある特別法が制定されるように助けてほしい」と涙を流した。

竜山惨事犠牲遺族のチョン・ジェスク氏は舞台に上がり 「竜山惨事殺人虐殺の主犯だった政権を相手に真相究明、責任者処罰を叫びながら、 まだ全国を歩きまわっている」とし 「セウォル号遺族を見れば心が張り裂けそうだ。 しかし皆さんは一人ではない。隣に国民がいる。誰一人耳を傾けてくれる人がいなくても、皆さんと一緒に最後まで戦う」と強調した。

大学生も特別法制定のための行動に動く意向を明らかにした。 ソウル大のイ・ギョンファン総学生会長は 「ソウル大総学生会は、学内の民主的な教授、先輩と共に8月25日、 大学から青瓦台までのデモ行進を決議した。 われわれは捜査権、起訴権がある特別法の制定を要求して4時間ほどのデモ行進を行い、 慶煕大学生もこのデモ行進に参加すると決議した」とし 「9月には全国の大学生が青瓦台へと向かうデモ行進にする」と明らかにした。

なおセウォル号の遺族らは8月22日から大統領面談を要求して、青瓦台前で野宿座り込みを続け、 面談が実現するまで無期限の野宿座り込みを続けると決めた。 国民対策会議は大統領との面談および特別法制定が行われなければ、 今後、大規模な集会とデモ行進、宣伝戦などの闘争を続ける方針だ。

国民対策会議のヤン・ハヌン共同運営委員長は 「遺族の要求の民心は天心だ。 朴槿恵大統領はこれ以上歴史に逆らうな」と警告し 「8月25日、ソウル大と慶煕大学生のデモ行進が行われる予定だ。 30日までに特別法が制定されなければ、国民対策会議は30日に光化門広場で大規模集会を開く。 秋夕からは数千万枚の宣伝ビラを全国に配るなどの大規模宣伝戦を行う予定」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-08-24 01:24:29 / Last modified on 2014-08-24 01:24:30 Copyright: Default

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