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李石基議員など7人、一晩の話に合計105年の懲役求刑

「偽装活動家イ氏も具体的な暴動準備合意なかったと認める」...統合進歩党が強く反発

キム・ヨンウク記者 2014.07.28 17:44

7月28日、検察が李石基(イ・ソッキ)統合進歩党議員の「内乱陰謀」事件控訴審で、 懲役20年、資格停止10年を求刑し、市民社会団体は強く反発している。 特に検察が提出した具体的な証拠のほとんどが2013年5月12日夜のマリスタ修道院での講演会と分班討論の内容で、 この日の夜の話で被告7人に対し合計懲役105年を求刑したという非難もあがっている。

検察はソウル高裁刑事9部(部長判事 イ・ミンギョル)の審理で開かれた李議員など7人の結審公判で 「李石基議員は現役の国会議員であるのに、RO(革命組織)の総責任者として内乱を先導し、主導的に内乱を陰謀した」とし 「国会議員が利敵表現物を300件以上所持し、反国家団体の主張に同調するなど、 国家存立を威嚇する内乱を謀議したので、一般人より加重処罰しなければならない」と求刑の理由を明らかにした。

検察は李議員と同じように拘束起訴された5人の統合進歩党党員には、 懲役15年と資格停止10年、残り1人には懲役10年と資格停止10年をそれぞれ求刑した。 検察の求刑はすべて1審の時の求刑と同じだ。 1審の裁判所は李議員に懲役12年、他の被告人には懲役4〜7年を宣告した。

検察は「彼らが適法な活動を装い、社会的に影響力が大きい各種の分野に侵入して勢力を拡張したため、社会から隔離が必要だ」とし 「ROの危険性、内乱陰謀の重大さ、自由民主主義を威嚇する勢力の厳罰が必要である点を考えると、1審はとても寛大だ」と主張した。

結審公判の直後、公安弾圧糾弾対策委員会と統合進歩党は、 ソウル地方裁判所の前で記者会見を行い 「政治検察と賄賂検察の内乱陰謀操作」と強く反発した。

▲チャムセサン資料写真

統合進歩党の呉秉潤(オ・ビョンユン)院内代表は 「宗教界の指導者らが嘆願し、多くの国民が内乱陰謀はおかしいと話している」とし 「独裁政権の下手人である政治検察と違い、 司法の正義の砦である裁判所が賢明な判断をすると期待する」と明らかにした。

天主教正義具現全国司祭団のハム・セウン神父は 「裁判を受けている七人の兄弟は、わが民族史を抱きしめて南北の和合のために努力した」とし 「今でも親日の残滓である維新検察、不正な独裁の検察を清算できずに苦難を受けている」と強調した。

良心犯後援会のクォン・ホホン会長も 「検察の妄想と夢のような内乱陰謀は、具体性も実体性もなく、 集まった人々の行動には何の危険もなかった」とし 「内乱陰謀を実行していない」と反論した。

牧師正義平和委員会のパク・スンニョル牧師も 「検察の論拠は言葉以外の具体的証拠がなく、一晩の話で105年を求刑するということ」とし 「朴槿恵(パク・クネ)政権が政権を守りたければ、 進歩党を排除して弾圧するのではなく、 統合と連帯和合の政治に進まなければならない」と強調した。

彼らは記者会見文で 「検察の求刑は内乱の物証である武装暴動の準備や具体的な合意がないことが明明白白に暴露された控訴審の過程を完全に無視する行為」とし 「証拠と法理、そして法曹人の良心を捨てた政治検察の素顔を見せる醜悪なできごと」だと猛非難した。

また「証人として出席した偽装活動家のイ氏が自ら130人の具体的な合意がなかったという点を事実上認め、 具体的な暴動準備の合意もなかったことを認めた」とし 「検察は、物証として棒切れ一つも出せなかった」と指摘した。

なお控訴審の過程で公安弾圧糾弾対策委は、ローマ法王庁正義平和委員長の紹介で、 近々訪韓するフランチスコ法王に直接謁見し、この事件の真相を伝えた。 また、控訴審裁判所に伝えられる釈放嘆願書に4大宗団の代表が全員署名したことも、 相当な反響を呼んでいる。 内乱陰謀事件の宣告公判は8月11日に開かれる予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-29 03:01:15 / Last modified on 2014-12-24 19:11:41 Copyright: Default

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