韓国:国際社会「韓国がTPPを推進すれば...企業攻撃に無防備」 | |
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国際社会「韓国がTPPを推進すれば...企業攻撃に無防備」「TPPが中国牽制用という嘘、君と私の戦いを誘発するだけ」
ユン・ジヨン記者 2014.04.18 19:02
国際社会が韓国のTPP推進は、 韓米FTAの副作用をさらに強めるという憂慮を提起した。 4月18日午前、国会議員会館で開かれた「TPP現況と展望」国際シンポジウムには、 米国パブリックシチズンのロリ・ウォラック、ニュージーランドのオークランド大学ジェーン・ケルシー教授、ビア・カンペシーナの真嶋良孝、韓国のチュ・ジェジュンTPP-FTA氾国民対策委政策チーム長が発表者に出た。 ジェーン・ケルシー教授は 「韓国はTPP交渉が完了した後に加入が認められるので、 すでに合意した交渉結果を受け入れなければ加入できない」とし 「また、交渉参加国になるには他の参加国の承認を得るために個別に交渉をしなければならない。 米国はFTA+アルファの受け入れを要求するだろうし、韓国政府は韓米FTAより高い要求を受け入れなければならないだろう」と展望した。 ケルシー教授は「例えば医薬品に関して、次世代ガン治療剤の場合、一般薬への進入が延期されるので高価格が維持される」とし 「また、米国は韓国通貨を圧迫するために為替レートに介入したり関税を上げられる。 TPPの規定は政府が国益に合った最善の政策や法を選択することを制限するので、 政府の規制には制裁が行われ、国営企業に関する新しい規定も問題になるだろう」と説明した。 何よりも投資家-国家提訴条項(ISD)で韓国政府が企業の攻撃に無防備に露出する可能性も高い。 パブリックシチズンのロリ・ウォラック代表は 「米国に本社をおく企業は韓国に1700以上の子会社がある」とし 「韓米自由貿易協定が再協議されなければ、どんな企業でもTPPを利用して韓国の国内政策を攻撃する権限を持つことになる」と指摘した。 韓国政府は2011年の韓米FTAかっぱらい通過で世論が悪化し、3か月以内にISDに対する再協議を約束した。 だが3年経った今もISDの再協議は行われず、今年4月に朴槿恵政権はISD再協議の約束を事実上破棄した。 ロリ・ウォラック代表は 「韓国がTPPに加入すれば、韓国ではISDが一種のセメントのように固まってしまう。 二度と変更ができなくなるという意味」と付け加えた。 ケルシー教授は「フランスとドイツは、この条項を汎大西洋自由貿易協定に導入することに反対しており、インドネシア、インド、南ア共和国なども再協議して削除しようとしているなど、多くの国家がISDを拒否している」とし 「韓国がTPPに参加すれば、ISDが固定化するなど、韓米FTAの副作用が強まる」と憂慮した。 ビア・カンペシーナを代表して参加した日本の真嶋良孝氏は、 TPPが日本の農業に壊滅的な被害をもたらすと展望した。 彼は「TPPの影響を分析すると、穀物の食糧自給率は現在の27%から2.6%に急速に減少し、米、小麦、砂糖、バターや粉ミルクなどの主要生産物はほとんど全滅する」とし 「TPPの下では、3日間9食の総量のうち8食が輸入農産物になる。 これは日本の食糧主権の深刻な損傷」と声を高めた。 TPP-FTA氾国民対策委のチュ・ジェジュン政策チーム長は、 韓国政府がTPPを推進する過程で国内の意見収斂手続きを破る「通商独裁」を行ったとし、さらに強く批判した。 チュ・ジェジュン チーム長は「2012年に通商手続き法が制定されたが、政府は相変らず通商独裁を続けている。 その上、国会には産業別影響評価も報告しなかった」とし 「政府が秘密裏に進めているTPPは、民主主義を破壊する」と声を高めた。 またロリ・ウォラック代表は 「多くの国家が外交関係によって、あるいは他の国々と手を取って中国に対抗するためにTPPを推進するという嘘をついている。 米国は韓米日すべての国家が一緒にすれば中国に強く抵抗できるが、そうでなければ中国に食われてしまうという」とし 「だがTPPで中国の力を制限すると言いながら、実際には中国もTPPへの加入要請を受けていて、加入の意思も表明している」と指摘した。 続いて「北米自由貿易協定も常に威嚇国があった。 その時はヨーロッパで、今回は中国だ。 もし経済交易協定が否決されたとすれば、外交政策がどんな状況になったかを研究調査してみた。 しかしあまり大きな差はなかった。経済協定は私と君の戦いを常に誘発するだけ」と強調した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-04-19 06:47:12 / Last modified on 2014-04-19 06:47:12 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |