全障連パク・キョンソク代表、罰金弾圧を糾弾して自主的に労役収監

90人に6845万ウォン罰金、「集会の自由を侵害」

▲全国障害者差別撤廃連帯のパク・キョンソク常任共同代表が障害者運動に対する罰金弾圧に抗議して29日、自主的に労役をするとし、収監された。

全国障害者差別撤廃連帯(以下 全障連)のパク・キョンソク常任共同代表が検察による障害者運動に対する罰金弾圧に抗議して、 3月29日夜8時40分頃、自主的に出頭してソウル拘置所に収監された。 朴常任共同代表は現在200万ウォンの罰金により手配されていた。

検察は2012年10月26日、活動補助人がいない時に発生した火災で死亡した 故キム・ジュヨン活動家の葬儀の途中に光化門一帯で行われた路祭が不法だとし、 障害者活動家18人に罰金を求刑した。

全障連はこのような罰金刑は障害者運動への弾圧だと強く反発し、朴常任共同代表は自主的に監獄行きを選んだ。 朴常任共同代表は29日から罰金200万ウォンに当たる合計40日の労役(1日5万ウォン)を行わなければならない。

朴常任共同代表の自主的な収監の前に全障連は3月29日午後3時、 ソウル中央地方検察庁の前で障害者運動に対する罰金弾圧を糾弾する記者会見を行った。

▲パク・キョンソク常任共同代表が検察に自主出頭する前、全障連の活動家が障害者運動に対する罰金弾圧を糾弾する記者会見を行った。

この日の記者会見の参加者たちは、特に最近、大洲グループの許宰晧(ホ・ジェホ)元会長が日当5億ウォンの「皇帝労役」で五日後に25億の罰金を減免され、 社会的に非難された事実を指摘して司法府の不公正を叱責した。

人権団体連席会議公権力監視対応チームのランヒ活動家は 「ほとんどの刑事事件が苛酷な懲役刑を避けるために罰金刑を宣告するのが慣例だが、最近の司法府はあまり罰金が負担にならない金持ちに免罪符を与えるために罰金刑を宣告する」とし 「こうした罰金刑さえ大企業の会長様は日当5億ウォンが認められ、そうでなければ5万ウォンしか認めないのが司法府の正義なのか」と声を高めた。

続いてランヒ活動家は 「障害者活動家への罰金は、ほとんどが一般道路交通妨害罪だが、これは基本権の集会の自由をあまりにも簡単に制限するもの」とし 「憲法が認める基本権を行使して交通妨害をしたことと、大企業会長の脱税と横領のどちらの方が重い罪か」と批判した。

現在、障害者運動活動家に対して、 2010年の玄炳哲(ヒョン・ビョンチョル)人権委員長辞任要求座り込み(17人510万ウォン)、 2010年障害等級制廃止要求障害等級審査センター座り込み(罰金14人890万ウォン、損害賠償請求22人2200万ウォン)、 2012年故キム・ジュヨン活動家路祭(18人、1535万ウォン)、 2012年活動補助24時間要求国会正論館座り込み(4人、350万ウォン)などで 合計90人に6845万ウォンの罰金が宣告されている。

ノドゥル障害者夜学のキム・ミョンハク活動家はこれに対して 「これらの罰金は、決して私たちの貴重な権利を防ぐことはできない」とし 「いくら高額の罰金がかけられても私たちの闘争は変わらない。 さらに大きな連帯と闘争で答える」と強調した。

収監に先立ち発言した朴常任共同代表は 「障害のために差別されない世の中を守るのが法だと思う」とし 「しかしその法を守るため、障害者と貧しい人々の権利を守るために努力する私たちに、今も国家は車線一本に違反したと罰金を命令する」と糾弾した。

朴常任共同代表はまた「40日間しっかり休んで出てくる」とし 「罰金で私たちの闘争を挫折させることはできない。 障害等級制と扶養義務制を廃止する闘争に最後まで連帯しよう」と訴えた。

記者会見の直後、朴常任共同代表はソウル中央地方検察庁に入って収監の手続きを取り、 午後8時、頃議旺市にあるソウル拘置所に移監された。

全障連のイ・ウンギョン活動家は 「パク・キョンソク代表の今回の自主労役闘争は、単に朴代表個人の罰金を帳消しにするためというよりも、障害者運動をはじめとする社会運動への罰金と損害賠償弾圧の不当さを知らせるため」とし 「集会・デモの自由に対する悪質な罰金弾圧は今すぐ中断しろ」と強調した。

現在、全障連は罰金帳消しのための社会的連帯を要請している。 罰金後援口座は477402-01-195204 (国民銀行、パク・キョンソク(全障連罰金))だ。

▲ソウル中央地方検察庁に向かう全障連パク・キョンソク常任共同代表

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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