保守と進歩の中間を標榜する安哲秀新党、創党本格化

「新政治連合」創党発起人大会を開催、「道徳、清廉、奉仕」のイメージを強調

安哲秀(アン・チョルス)新党の「新政治連合」が中央党創党発起人大会を開き、本格的な創党の手順に突入した。 新政治連合は創党発起主旨文で「民主的市場経済」を推進し、保守と進歩の両方の価値を受け入れる統合政党の道に進むと明らかにした。

新政治連合は2月17日午後2時、竜山の白凡金九記念館で「新政治連合」創党発起人大会を開いた。 発起人としては374人の人物が名前を連ね、彼らは安哲秀議員を中央運営委員長に選出、共同委員長の選出と規約、党名、発起主旨文を採択した。

「新政治連合」創党発起人大会開催、安哲秀議員を中央運営委員長に選出

この日の大会で発起人たちは、中央運営委員長として安哲秀議員を単独で推薦し、全員一致で安議員を選出した。

安哲秀議員を推薦した崇実大経済学科のチョ・ウヒョン教授は 「新しい政治のアイコンは安哲秀議員であり、保守と進歩の結合を可能にする人も安議員以外にはいない」とし 「また、党の政策を説得して国民的な支持に基づいて執権し、新政治を具現するために最適な人物も安哲秀議員」と趣旨を説明した。

中央運営委員長に選出された安議員は、規約により中央党創党準備委員会の法的代表および当然職共同委員長になる。

また新政治連合は、尹汝雋(ユン・ヨジュン)新政推議長とパク・ホグン、ユン・チァンヒョン、金孝錫(キム・ヒョソク)、イ・ギェアン、金成植(キム・ソンシク)新政推共同委員長をはじめ、ホン・クンミョン前蔚山市民連帯代表など7人を創立準備委共同委員団長に選出した。 ホン・クンミョン前代表は現場で安哲秀議員の推薦で追加選出された。

安哲秀議員は中央運営委員長に選出された直後の挨拶で 「既成の政治勢力ができなかったことを私たちが実現すると約束した。 順調ではなかったが、国民の意思があったのでここまできた」とし 「重い時代的な課題の前で政治は何をするのか、今こそ政治が答える番だ」と強調した。

続いて「時代的な課題を無視する古い政治を打破して新しい枠組みを作る政治、国民をまとめる統合の政治、約束を守らない嘘の政治ではなく希望を作る政治をする」とし 「また、既得権を強化する政治談合を打破し、政治構造を改革して、統一への国民の議論を可能にして、国民自らが主人になる国民参加の政治をひらく」と明らかにした。

保守と進歩の中間を標榜する安哲秀新党...労働界代表者もまんべんなく

新政治連合はこの日の大会で「創党発起主旨文」を採択し、「民主的市民経済」を追求すると明らかにした。 また保守と進歩の価値をどちらも受け入れる「統合政党」としてのアイデンティティを強調した。

彼らは「新政治連合は民主的市場経済を追求する」とし 「国家は民主的規制と調整により、市場の生態系を公正にし、経済危機を誘発する内外の要因を体系的に管理して、成長と雇用が共に持続する制度的なインフラを備えなければならない」と明らかにした。

続いて「新政治連合は正しい福祉国家を追求する」とし 「普遍と選別を戦略的に組み合わせて、持続的に福祉を実現したい。 今の『低負担低福祉』社会を韓国社会の実情に合った『中負担・重福祉』社会に転換する」と強調した。

これまで「新政治」を標榜してきた安哲秀新党は、保守と進歩の価値をどちらも受け入れて、開放的な民主政党を作るという点を強調した。 新政治連合は「合理的保守と省察的進歩の価値を受け入れる、すべての国民の統合政党として、健康な市民の自発的な参加に基づいて開放的で清潔な民主政党になる」と明らかにした。

何よりも安哲秀新党は、規約に「新政治人の約束」という条項を挿入し、清廉と道徳、分かち合い、奉仕などのイメージを出している。 彼らは △社会規範に外れない道徳性を維持しつつ、清廉の義務を持つ △新政治文化拡散と党の発展のために先頭に立って自分が持つ才能を党に寄付する △分かち合いの精神を徳性として、共同体の社会的弱者のための奉仕と小額寄付に積極的に参加する などの「新政治人の約束」を規約第3条に入れた。

一方、新政治連合創党発起人リストには大統領選挙時期から安哲秀議員と共にしてきた人々をはじめ、政界の人物と労働界の代表者も大挙名前を連ねた。 労働界の代表者としては、民主労総と韓国労総、国民労総まで含み構成された。

キム・ミジョン元民主労総政策企画室長とキム・ジヒ元民主労総副委員長、キム・テイル元民主労総書記局長、イ・ヨンヒ元民主労総政治委員長、イ・ヨンシク元民主労総書記局長などの民主労総の人々と、キム・テチョル国民労総政治委員長、そしてイ・ソンギュン元韓国労総事務次長、イ・ヨンボム元韓国労総事務局長などが発起人に名前を連ねた。 チャン・ファシク投機資本監視センター共同代表とキム・ギジュン民主弁護士会言論委員長、ファン・ビョンウ韓国文化遺産政策研究所長なども発起人として参加した。

新政治連合創党発起人 (省略:原文参照のこと)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。