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挺対協「村山元総理は歓迎できない」

「日本軍慰安婦問題を韓日関係ための手段にしたりその場限りのジェスチャーにするな」

チョン・ウニ記者 2014.02.12 08:07

韓国挺身隊問題対策協議会(挺身隊対策協)が2月11日、正義党議員団の招請で実現した村山富市元総理の訪韓に憂慮を示し、日本軍「慰安婦」問題に対する正しい認識の上で問題解決に進むことを政党と政府に要求した。

挺身隊対策協は 「村山元総理の動きと、彼を韓国に招請して訪韓日程を進めている政党、そして熱いカメラの洗礼を浴びせるマスコミの報道に少なからぬ憂慮を示さざるをえない」とし 「村山元総理がどんな人物なのかを再考する必要がある」と明らかにした。

挺身隊対策協は「村山元総理は執権直前に東京で開かれた戦後清算を要求する集会に参加して、日本政府の公式謝罪と法的賠償をしなければならないと公開で発言をしたことがあり、その期待感を高めた」が、 「執権後、社会党政権は戦後処理に対する法的補償の原則を引っ込めて既存の自民党政権の政策を踏襲し、個人補償はできないという方針を明らかにし、道義的責任として『女性のためのアジア平和国民基金(以下 国民基金)』を発足させるに至った」と指摘した。

こうした国民基金に対して挺身隊対策協は 「日本軍『慰安婦』被害者と被害国の民間団体、そして韓国政府の引き止めと抗議にもかかわらず、日本政府が行った国家的な戦争犯罪である日本軍『慰安婦』犯罪被害者の賠償の権利を無視し、道義的責任という名目でうやむやに問題解決を図る弥縫策だった」とその誤りを指摘した。

この団体はまた 「当時、被害者らに国民基金を受領させるため、ブローカーを雇い脅迫性の電話など、さまざまなことが行われ、今でもこれは日本政府にすべきことをしたという着実な弁解の種になっている」とし 「何よりも戦後、貧しい生活を続けていくほかはなかった被害者に対して日本軍『慰安婦』という重大な人権犯罪を金の問題に転落させる、とても悪い例になってしまった」と評した。

挺身隊対策協は、村山元総理を議員団が招請した正義党にも 「最高指導者として国家が行った過去の過ちを反省して謝罪するのはかなり難しいことだが、それなのに総理の勇気と美徳の言葉にわが国民は大きな感銘を受けた」 等の正義党の発言を指摘し、正しい歴史認識に立っていないと提起した。

これに対して挺身隊対策協は 「いくら韓日関係の回復が至急でも、誤りを隠したままでは進めない」とし 「厳密に言えば、国家が行った過去の過ちの反省、謝罪は、村山元総理によってはっきり行われたことはなく、村山談話の歴史認識は少なくともそれが国民基金という誤った道に進む礎石になった限り、私たちがこの時点で新しく確認すべき正しい歴史認識の枠組みでも決してない」と強調した。

「日本軍慰安婦問題、韓日関係ための手段にしてはならない」

挺身隊対策協はまた 「日本軍『慰安婦』問題の解決のために、これまでこれといった積極的な努力も見せなかった正義党をはじめとする政党らが、村山元総理を意味もなく招請する以前に、問題解決のための政界の努力を先行」させるべきだったとし 「日本軍『慰安婦』問題を韓日関係の改善のための手段やその場限りのジェスチャーにするな」と要求した。

正義党議員団が招請した日本の村山元総理は3日間の日程で2月11日に訪韓した。 彼はこの日、正義党との晩餐で 「私が韓国をこうして訪問するにあたり、今回のように多くの方々が歓迎してくれるとは想像もできず、驚いた」とし 「歓迎して下さる理由の一つと思われるのは、日本と韓国の関係がきしんでいる状況で、村山談話を疎かにするのかという叱責だと思われ、村山談話を評価する暖かい心ではないか」と明らかにした。

村山元総理はこの日、国会議員会館で正義党が主催した 「日本軍慰安婦被害おばあさん作品展示会」を訪れ、慰安婦被害者の カン・イルチュル、イ・オクソン、パク・オクソンおばあさんと面談した。 12日午前には「正しい歴史認識のための韓日関係定立」という主題で国会講演を進める予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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