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密陽希望バス、送電塔工事中断を叫んで3千人がデモ行進
住民が工事を止めるために戦っても完工した鉄塔が増えて心配
密陽765kV送電塔に反対する密陽2次希望バスの参加者約3千人が1月25日、密陽市庁と密陽駅で集会を開き、デモ行進を行った。参加者らは「送電塔反対」、「核発電所反対」のプラカードを持ってイベントに参加した。
市庁前、参加者たちがプラカードを持って送電塔工事中断を要求
密陽市庁前の集会は、密陽市農民会のキム・チョロン政策室長の司会で進められた。 警察は市庁に通じるすべての道路をふさぎ、車壁を作った。 集会が始まると、参加者と密陽住民の発言が続いた。
麗水市栗村面ボンドゥ村から来た住民4人は 「私たちの村に送電塔ができてから、ガンや脳出血で恐怖が広がった。 地価が下がり、取り引きもできない。 人を殺す送電塔をなくせ」と大きな声を張り上げた。
張(チャン)ハナ民主党議員と金在妍(キム・ジェヨン)統合進歩党議員、李�謬�(イ・ヨンギル)労働党代表、イ・ヒョンジュ緑の党運営委員長も、送電塔反対を主張して集会で発言した。 三陟核発電所反対対策委のソン・ウォンギ共同代表と竜山惨事遺族のイ・チュンヨン氏も参加し、みんなが力をあわせて送電塔を防ごうといった。 密陽住民のハン・オクスン(府北面)氏は「希望バスが来たので千軍万軍を得たように力がわく」と話した。
午後3時からデモ行進を始めた彼らは「暴力警察は退いて、送電塔工事を中断しろ」と叫びながら、韓電は4面経過地の住民との対話を要求した。
原発廃棄、送電塔工事の中断を要求して3時間以上デモ行進
参加者3千余人は密陽市内の1車線の道路で、1kmを越える列になって市庁-ヨンナムル焼香所-韓電密陽本部-密陽駅までの5.5kmをデモ行進した。
密陽市農民会のキム・チョロン局長はデモ行進で 「韓電の資料を見ただけでも、正しくない送電塔の工事で9年戦い、2人が自ら命を絶った」とし 「工事を中断して対話で送電塔問題を解決しよう」と叫んだ。
参加者らは「生命の方が電気より貴重だ」と書いたプラカードを持って工事の中断を要求した。 通りがかりの市民が手を振って支持する姿も色々な所で見られた。 「密陽正す市民運動本部」所属の40余人が「希望バスは必要ない」という横断幕を持ってデモをしたが、衝突はなかった。
参加者たちは、昨年12月2日に服毒自殺してまだ葬儀ができない故ユ・ハンスク(当時74歳、密陽三同面コジョン里)お年寄りの焼香所の前に止まり、追慕の時間を持った。 焼香所の前で、遺族のユ・ドンファン(45)氏は「お父さんは、765kV送電塔のおかげで亡くなった」とし、韓電と密陽市に謝罪と工事中断を要求した。 故ユ・ハンスクお年寄りが亡くなる前、警察が病院に来た時、直接「送電塔のために服毒した」と言ったが、警察は複合的な原因で服毒したと発表した。 参加者は焼香所前の密陽橋の手すりに白い菊をつけて抗議と哀悼の意を表わした。
焼香所からまたデモ行進を始めた参加者らは、韓電密陽支社の前で韓電に抗議した。 警察は、あらかじめ韓電の前に車壁を作って防いだ。 参加者たちは車壁に『工事中断』のステッカーを貼り付けて韓電に抗議した。 抗議が長くなると、警察は宣伝放送で不法集会だとして、デモ行進を続けるよう要求した。
文化祭、3千人が集まり狭苦しい密陽駅
午後6時30分まで3時間以上デモ行進した参加者は、密陽駅の前で文化祭を開いた。 3千人が文化祭をするには密陽駅の広場が狭かった。
文化祭は、カトリック人権連帯のキム・ドクチン事務局長の司会で進められた。 文化祭は、歌と踊りの公演が続き、白基玩(ペク・キワン)統一問題研究所長の発言と、密陽送電塔反対の戦いの映像、トークショー、密陽住民の歌の公演が続いた。
白基玩所長は「私たちが集まったのは、何本かの送電塔をなくそうというのではなく、一歩歴史を進めるため」とし 「胸の中に打ち込まれた送電塔を抜こう」と述べた。
送電塔反対と核発電所反対は同じ戦い
密陽住民、工事を阻止するために戦い続けても完工した鉄塔が増えて心配
全南高興から参加したイ・ジョンヨン氏(55)はインタビューで、昨年の火力発電所の戦いの時に密陽住民たちが3回も連帯にきていたと話した。 火力発電所は郡長が公式に中断を宣言したが、初期にしっかり対応したので勝てたようだといった。 高興は火力発電所の初期計画から住民の反対に強くぶつかった。 主に漁業で生計を立てる住民にとって、火力発電所反対は説得力があり、すばやく反対の世論が広がった。 高興からは44人がバス一台に乗って希望バスに参加した。
忠州から来たアン・ビョンヨン氏(44)は 「忠州では送電塔のことはよく知られていないが、『密陽戦』のドキュメンタリーを見て参加することにした」と話した。 忠州でも韓電の前で送電塔反対宣伝戦をしている。
三陟から来た三陟核発電所反対対策委のイ・グァンウ企画室長(51、三陟市議員)は、三陟では93年から核発電所反対の闘争をしてきたと話した。 93〜98年まで戦って核発電所建設を白紙化し、2004年には廃棄場ができることも阻止した。 彼は、密陽送電塔建設の根本的な原因は核発電所にあるとし、三陟と密陽は同じ戦いだと強調した。 三陟からは30余人が希望バスに参加した。
密陽2次希望バスには全国50の都市から約3千人が出発した。 ソウルからは17台の希望バスが来て、蔚山からは約400人が参加した。 警察は約7千人が配置された。
密陽の住民たちは、希望バスがきて力がわくが、いつも村ごとに進められる工事を防げず、焦っている。 現在、密陽の52の送電塔予定地で8本が完工し、20か所で工事が進んでいる。 希望バスが来た当日の朝にも上東面高亭村で住民ひとりが韓電作業車両を防ごうとして怪我をし、病院に運ばれた。
2次希望バスの参加者らは、1月26日午前11時、ヨンナムル反対側にある故ユ・ハンスクお 年寄りの市民焼香所の前で記者会見を行って日程を終える。
ヨン・ソンノク記者は蔚山ジャーナルの記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。
翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。
Created byStaff. Created on 2014-01-26 17:25:57 / Last modified on 2014-01-26 17:25:57 Copyright: Default
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