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政府「江汀村対立解消」宣言に住民鬱憤

糾弾記者会見「数百人が司法処理、江汀はまだ戒厳令」

チョン・ウニ記者 2013.10.17 12:34

政府が住民の同意なく7年間続けている江汀村海軍基地工事を一方的に「対立解消」と宣言し、怒りを呼んでいる。消息を聞いてソウルに駆け付けた江汀住民と対策委は、戒厳令のような江汀の対立が解消したなどとんでもないと鬱憤をさく烈させた。

済州海軍基地建設阻止のための全国対策会議は10月17日午前、光化門政府庁舎 の前で記者会見を開き、政府に対し一方的な対立解消宣言を撤回し、済州海軍 基地建設を全面的に再検討しろと要求した。対策会議はこの方針は「政府が自 らに免罪符を与え、今からでも工事に反対する多くの住民がまるで合意に反し、 不合理な主張をしているかのように罵倒している」という立場だ。

政府が江汀村を対立解消地域と宣言した事実は、最近、民主党の李学永(イ・ハ ギョン)議員室が国務総理室の「対立課題48項目 推進現況」を公開し、一足遅 れて知らされた。国務総理室は「国防部-国土交通部-済州道間軍民複合型観光 美港共同使用協定書」の締結を根拠に江汀村を対立解消地域に分類した。

しかし対策会議は、海軍基地工事に反対する住民と公権力の対立はむしろ深刻 になっているのに対立解消と言うのは有り得ないという立場だ。「内地の警察 が海軍基地建設工事現場近くの拠点で、集会そのものを禁じるなど、戒厳令の ような状況が演出されている状況で対立解消を云々するのはありえない」とい うことだ。

また彼らは、住民を排除して政府の部処と済州道庁の間で合意されたといって 対立解消をいうのは穏当ではないと話す。そうであれば、江汀の対立は2007年 から2009年に前の済州道知事が海軍と協議、江汀村を海軍基地敷地に確定した 時に、すでに解消されていたという指摘だ。

海軍基地工事に対する国会の付帯条件がきちんと履行されずに一方的に不法な 工事が強行されているのに対立解消をいうのも適切ではないと対策会議は提起 する。憂慮した環境問題もますます明らかになって、新しい対立の火種になっ ており、さらにおかしいと見ている。

「江汀住民は涙で訴える。政府は対話を始めてくれ」

江汀村海軍基地反対対策委のコ・グォニル委員長は「住民たちはとても悔しい。 7年の歳月が恨めしく苦痛だ」とし「和解と言いたくても『和』の字も言えず、 ただ腹が立つばかり」と心情を明らかにした。

コ委員長は「いつ政府が住民の話を聞いたのか」とし「一部の賛成した人々を 利用して秘密裏に進め、他の多くの住民は無視、強要、踏みにじっておいて、 どうして平和を守るというのか」と政府を糾弾した。彼はまた、「江汀住民は 涙で訴える。政府は対話を始めてくれ。そうではなければ決して退かない」と 絶叫した。

済州軍事基地阻止と平和の島実現のための汎道民対策委員会のホン・リリ共同 代表は、「毎日ソウルで痛切に叫びたくなるような切実で悔しい気持ちで江汀 にきた」とし「毎日裁判が行われ、数百人が犯罪者の烙印を押され、日常的な 生活も脅かされている状況で、対立が解消されたなどとんでもない」と政府の 方針を糾弾した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-10-18 12:42:01 / Last modified on 2013-12-17 09:55:51 Copyright: Default

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