変わらない洪準杓「密陽事態」で再登場...「密陽の外部勢力追放を」

崔炅煥セヌリ党院内代表、密陽闘争に「従北勢力」

ユン・ジヨン記者 2013.10.08 16:17

「強硬労組の解放区」として晋州医療院廃業を強行した洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶南道知事が、今度は密陽送電塔闘争に刀を抜いた。彼は密陽送電塔闘争に参加する市民社会を今すぐ追放させろと、相変わらずの強硬発言を吐き出した。

洪準杓慶尚南道支社は10月8日、対道民要請文を発表し「送電塔建設現場で地域の住民を極端な対峙の現場に追いやっている人々、彼らは平沢市大秋里米国基地移転地にもいたし、済州道江汀村海軍基地現場にもいたし、韓進重工業事態の現場にもいた」と声を高めた。

続いて「対立をあおって拡大し、生存の問題を理念闘争の手段に変質させる人々が、お年寄りに鎖をかけて竪穴に押込んでいる」とし「密陽と何の関係もない人々が密陽の生存権を威嚇している」と猛攻をかけた。

また洪知事は「これ以上容認してはいけない」とし「合理的な問題解決を邪魔している外部勢力は今すぐ追放しなければならない」と声を高めた。

また彼は密陽の苦痛と住民の叫びは理解するが、8年間進めている国策事業なので工事はすべきだと主張した。洪準杓知事は「密陽の苦痛と送電線路の建設に反対する経過地の住民の叫びも理解する」とし「残念だが代案がない。電力難という国家的危機状況を解決する唯一の選択」と付け加えた。

洪準杓知事は就任前、密陽送電塔に関して、地中化を含む代案を用意して密陽の住民との積極的な仲裁をすると明らかにしていた。だが就任すると反対住民や韓電との仲裁はせず、現在も沈黙を維持していたが「外部勢力追放」という対道民要請文を発表するに至った。

洪準杓知事と共に崔炅煥(チェ・ギョンファン)セヌリ党院内報道担当者も密陽送電塔闘争を利用して従北追い込みを始めた。

崔炅煥院内報道担当者は10月8日、国会で開かれた院内対策会議で「密陽送電塔工事に反対する勢力は、済州道江汀村や韓進重工業、双竜車など、時がくれば現れる勢力」とし「彼らは不純な政治的意図で先頭に立って対立を助長してきた」と批判した。

特に彼は「密陽送電塔の工事現場には、従北勢力と国民的な非難を受けている統合進歩党と一部の市民団体などの外部勢力が加勢し、工事現場の対立がさらに激化し長期化する兆しが見えており、非常に憂慮される」と声を高めた。

また崔院内報道担当者は「こうした外部勢力は自分たちが招かれざる客という事実を認め、対立を利用して国論を分裂させ、地域民に迷惑をかける態度を今すぐ中断しなければならない」と非難した。

翻訳/文責:安田(ゆ)
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