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竜山惨事の責任者の金碩基が空港公社社長に内定...反発拡散

「嶺南大出身の金碩基任命は維新共和国を連想させる」

チャムセサン編集チーム 2013.10.04 18:05

竜山惨事の時にソウル警察庁長官として警察特殊部隊を投入した金碩基(キム・ソッキ)元庁長が、韓国空港公社の社長に内定した。

10月4日、韓国空港公社は株主総会を開き、空港公社の新社長に金碩基 元庁長を内定した。

9月9日、金元庁長が空港公社役員推薦委員会の3倍数候補群に入った時から 青瓦台内定説が提起されていた。この日、空港公社大株主の企画財政部と国土 交通部は書面決議の形態で株主総会を開き、企財部はこの日の午前、国土部に 議決権を委任したと知らされた。

金元庁長の内定について竜山惨事真相究明委員会は緊急声明を出して「専門性 もなく、道徳的、政治的にも問題で、司法的にも責任を負うべき人物を公企業 の社長に任命したのは国民を欺瞞するもの」とし、非道徳的な押し付け人事 だとして強く反発した。

真相究明委は「金碩基には(航空に対する)どんな専門性があるのか」として 「六人の国民を一日で死に追いやった責任者を、全国14の空港と航路施設本部 などを運営管理し、国民の安全に責任がある地位につけることができるのか」 と反問した。朴槿恵(パク・クネ)大統領は「公企業での非専門家、押し付け人事 を排除することを原則にする」と言っていた。

株主総会前日の3日、国会国土海洋委の委員長で民主党の朱昇鎔(チュ・スンヨン) 議員は、金碩基元庁長について「航空関連の専門性とビジョンは期待できない」とし 「韓国空港公社の社長候補にしてはいけない」と明らかにした。

朱議員は金碩基元庁長が1978年に嶺南大を卒業し、現在は嶺南大学校客員教授 に在職している点を上げ、嶺南大元理事長の朴槿恵(パク・クネ)大統領との 関連性に強い疑問を感じるとも指摘した。

また、朱議員は「竜山惨事の責任者である金碩基元庁長を空港公社社長候補に 抜擢したことは、過去の陸軍士官学校事務官が政府の要職を独占した維新共和国 を連想させる」とし「これは明白な公安統治押し付け人事で、今すぐ金碩基元庁長 の韓国空港公社社長候補選任を撤回しろ」と主張した。

国土部が安全行政部に任命提案して大統領が裁可すれば、金元庁長は任期3年の 韓国空港公社社長として赴任する。

竜山惨事は2009年1月、当時警察庁長官に内定していた金碩基元ソウル警察庁長官 の承認の下で、警察特殊部隊が龍山4区域の撤去民の櫓座込場を強制鎮圧し、 鎮圧中に火災が発生して撤去民5人と警察1人が死亡した事件だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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