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韓電、密陽送電塔工事を再開…激しく衝突、負傷者続出

密陽住民が鎖をかけて座り込み、前夜から激しい衝突が発生

ユン・ジヨン記者 2013.10.02 11:24

韓電が今日の午前から密陽送電線路工事を再開し、工事現場のあちこちで激しい衝突が発生している。現在、送電塔建設に反対する密陽の住民は警察と対峙し、座り込みと現場進入などを試みていて、持続的な衝突が予想される。

今日午前、上東面道谷里109番の送電塔現場で、住民のカン某(63)氏が警察と 衝突して意識を失った。丹場面パドゥ里89番送電塔工事現場の入口でも住民の キム某(77)氏が失神し、救急車で運ばれた。住民と警察の衝突が続き、朴某(80)氏 をはじめとする一部の住民が応急搬送されるなど、負傷者が続出している。

韓電は10月2日午前6時20分頃、丹場面パドゥ里84番と89番送電塔、そして府北 面位良里の126番の送電塔工事を再開した。この他にも、丹場面パドゥ里85番、 上東面道谷里109番、ヨス村126番の送電塔工事も強行する予定だ。現在韓電は 工事のための人員約200人と建設装備などを現場に投入し、基礎作業を進めている。

密陽市は、韓電の工事作業を助けるために送電塔反対座込場への行政代執行を 予告している。市は今日の午前中に密陽ダム・ヘリポート前の座込場と、山外面 金谷4工区現場事務所前の座込場など2か所を撤去する計画だ。

警察力も着実に増加している。今日午前4時から送電塔工事現場の近くには警察 兵力が強化され、現在約20中隊2000人の警察が投入されている。

送電塔建設に反対する住民たちは、工事再開と警察封鎖に対抗し、座り込みと 現場進入などを続けている。工事が再開された丹場面パドゥ里89番送電塔入口 では、住民9人がお互いの首に鎖をまいて座り込みを進めている。

昨日の夜から府北面の住民30余人が徹夜座り込みに突入し、相同名ヨス村126番 送電塔前でも住民約50人が野宿座り込みを続けた。警察が座込場へのテントや 食物の搬入を源泉封鎖し、約2時間ほど激しい衝突が発生した。

丹場面桐花田村の96番送電塔の近くでも約10人の住民が野宿座り込みを続け、 丹場面パドゥ里89番送電塔の前では住民や活動家約50人が夜を明かした。警察 がこの座込場を封鎖し、パドゥ里の住民は5時間ほど村に入れず足止めされ、 この過程で衝突が発生した。

張(チャン)ハナ民主党議員と金霽南(キム・ジェナム)正義党議員も昨日の夜、 上東面126番送電塔現場と丹場面89番送電塔工事現場を訪問した。彼らは午前2 時頃まで野宿座り込みをしている住民と現場を守り、通行路を開いて孤立した 住民と面談を進めた。

密陽送電塔の工事現場の急激な状況変化で環境団体と住民、宗教界がハンスト に突入した。チ・ヨンソン環境連合代表とチョ・ソンジェ神父、キム・ジョン フェ桐花田村住民家族などは今日11時、ソウル三成洞の韓電本社前で無期限の ハンスト座り込みに突入する方針だ。

一方、イ・ギェサム密陽送電塔反対対策委事務局長は「いろいろな所で工事が 始まった」とし「一部のお年寄りは工事現場に穴をほり、その下に棺桶の形の 墓穴を掘り、工事が強行されればここで命を終えると言って動かずにいる」と 伝えた。

また彼はSBSラジオの[ハン・スジンのSBS展望台]とのインタビューで、「70〜 80代の老人が多いが、とても多くの兵力が投入され、今は農繁期で、これらが 住民をさらに刺激している」とし「住民の情緒は工事そのものに反対して政府 の補償案は受け入れないという住民がはるかに多い」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-10-02 22:45:17 / Last modified on 2013-12-17 09:47:49 Copyright: Default

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