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密陽送電塔現場1日朝に公権力・韓電の作業員投入

住民が各工事現場で対峙、1人が倒れる...韓電、「2日から工事」

キム・ヨンウク記者 2013.10.01 11:50

10月1日の朝、密陽の765kV送電塔工事現場に公権力と韓電側工事関係者が大挙投入され、住民は工事を防ぐために各現場に出て緊張感が高まっている。

密陽送電塔反対対策委によれば、この日の朝6時30分頃に丹場面九千里パドゥ里 の村現場に警察バス10台が入り、韓電作業員と思われる黄色いチョッキを着た 人を乗せた25人乗のバス4台が丹場面パドゥ里に来た。丹場面丹場里4工区の 現場事務所では、大型トラックで工事資材を運び出して行った。

そのためパドゥ里の89番送電塔の現場につながる道の1/3の地点で住民と警察が 対峙し、丹場面沙淵里桐花田村の95番現場と96番現場でも警察と住民が対峙している。

午前10時20分頃には府北面と上東面の警戒地点の126番現場で韓電作業員30人と 私服警官が現場に入るのを住民が阻止していて、府北面127番現場では、映画 「折れた矢」の実際の主人公で、工事妨害禁止仮処分住民側弁護人を引き受け たパク・フン弁護士が住民と共に座り込みをしている。

丹場面パドゥ里の入口で警察と対峙している住民のコ・ジュンギル氏(70歳)は この日の午前、CBSラジオとのインタビューで「工事現場に続く角に警察のバス 十台程度の兵力を投入し、工事現場に入る途中で阻止しており、工事現場の近 くに接近できない状況」とし、「『今日は韓電社長が記者会見をするので工事 はないだろう』と判断していたが、こうして奇襲的にだました」と明らかにした。

コ・ジュンギル氏は「今日、韓電社長の記者会見を聞いてどう対処するかといっ たが、突然こうして多くの兵力が投入され、工事現場に近いわけでもないのに 道を完全にふさいでいる」とし「工事現場に入る所を途中で遮断し、住民と 戦って、対峙したり駆け引きを繰り返している」と伝えた。

コ氏は「あちこちの現場で一週間、10日前から昼夜で守っていて、防空壕のような トンネルを構築している」とし「今回負ければわれわれは立ち上がれない。 私たちの命を差し出して、今回は皆で死ぬ」とインタビューの途中に涙を流した。

続いて彼は「3千人もの兵力をわれわれ70〜80代の老人と戦うのは野蛮で... これは野蛮大統領で、野蛮の国だ。国民のすべてが憤慨し、私たちを支援し、 私たちを助けてほしい。私たち70、80の老人にどんな力があってこの3千人の 兵力と戦えるか」と涙で訴えた。

コ・ジュンギル氏は「今一番心配なのは、住民が8年間、長い間戦って、精神的 にストレスが高く、突発行動も十分に予測できる」とし「今心理的に極限状況 にあるので、こうして何千人もの公権力を投入すれば、何かの事故は必然的で、 さらに多くの人が死ぬのではないか心配だ」と憂慮した。

工事現場で共に対峙している金霽南(キム・ジェナム)進歩正義党議員もインタ ビューで「密陽送電塔問題は、住民の人権の問題であり、住民の生命と財産権 の問題」とし「住民たちは、さまざまな代案を持って解決法を模索しているが、 政府は物理力で工事を強行する既存の方式から何も抜け出さないのは、とても 遺憾だ」と非難した。

韓電社長、「住民を遮断するために工事現場にフェンスを設置」

この日、韓国電力公社の趙煥益(チョ・ファニク)社長は午前10時30分に記者会見 を行い、2日から密陽市丹場面、山外面、上東面、府北面での送電塔建設工事を 再開すると明らかにした。

趙煥益社長は「2014年の夏季電力ピークの時に新古里原発3、4号機の生産電力 を安定して供給するために、6〜8か月ほど必要な送電塔工事をこれ以上遅らせ ることはできない」と明らかにした。

趙社長は「住民の安全を最優先とし、できる限り衝突を避ける方式で工事を進 める」とし「工事に関するロードマップは話せないが、できるだけ住民を遮断 し、工事中もフェンスを設置するなどで衝突を避ける計画だ。また反対側住民 の健康に配慮する次元でシェルターも提供する計画だ。それなりの安全規則を 作り、この規則を遵守することで最大限住民と衝突しない方式で進める」と 強調した。

だがコ・ジュンギル氏がこの日の午前11時に警察と対峙していた途中で倒れ、 救急車が出動した状況だ。

反対対策委、「新古里3号機の試験成績書の偽造で1年以上竣工延期」

反対対策委は、趙煥益社長の記者会見に対する反論報道資料で「新古里3号機は 核心部品の『制御ケーブル』試験成績書の偽造で現在性能テスト中で、不合格 の可能性が非常に高いため、部品の交換が決定すれば1年以上、竣工が延期され るだろう」とし「新古里3号機が遅れ、時間的余裕は充分あるので検証と公論化 作業を経るべきだ」と要求した。

対策委は「この状態になれば必ず事故につながる。公権力を投入した工事強行 を今すぐ中断しろ」とし、△住民の絶対多数の送電塔反対情緒を歪曲を伝え、 大規模な公権力を投入した政府と韓電関係者の罷免、△密陽の実状を把握する 調査団を今すぐ派遣、△テレビ討論会と社会的公論化機構の構成を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-10-02 06:27:33 / Last modified on 2013-12-17 09:47:25 Copyright: Default

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