本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:李正姫「一部の銃器発言は冗談だった」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1378314093715St...
Status: published
View


李正姫「戦争勃発・予備検束の恐怖の中で一部の銃器発言は冗談」

5/12講演の調査内容発表...「党員間で冗談と笑いにも責任を感じる党に」

キム・ヨンウク記者 2013.09.04 10:59

9月4日、李石基(イ・ソッキ)統合進歩党議員の逮捕同意案が国会で処理されると発表された中で、李正姫(イ・ジョンヒ)代表が午前9時30分国会で記者会見を行って、問題になっている5/12講演録音記録についての詳細な調査内容を明らかにした。

この日の李正姫代表の発表を総合すれば、当時、進歩党の党員らは朝鮮半島周辺 の状況が戦争の危機に駆け上がっていると判断しており、実際に戦争が勃発すれば 6・25のように進歩がまず予備検束で殺害されるという恐怖があったと伝えた。 また、一部の講演参加者が冗談のように、戦争が発生すれば銃でも入手して通信施設を 撹乱しなければならないというように話したが、すべて嘘偽りだと言って笑ったと 伝えた。

李代表は特に、進歩党の党員が予備検束を恐れ、戦争危機の状況に敏感な理由も 国民に説明して、党と党員のすべての活動が国民にさらに身近に受け入れられる ように努力すると強調した。

李正姫代表は記者会見文で「裁判では、国家情報院録音記録の根拠になったと いう動画の撮影の過程で、令状主義を無視した不法性の問題が大きく争われるだろう」 とし「この事件の重要な証拠である動画と録音に対し、法廷ではその内容自体を まったく見ることができない状況にもなりかねない」と指摘した。

李代表は「国家情報院が違法に収集した証拠を公開したのは、司法府が判断する 領域を完全に侵しただけでなく、正常な司法手続きで事件の関係者に保障される べき防御権を実質的に侵害した」と批判した。

5月12日の討論で内乱謀議をしたのかにいて、李代表は「録音されていない残り の班別対話の内容は、戦争が本当に起きれば生命も維持するのが難しいという憂慮、 生き残るための対処方法の摸索、国民の中で戦争反対・平和実現をさらに広げる べきだという話があっただけで、銃器を奪取したり重要施設を破壊しようという 趣旨の発言はなかった」と伝えた。

李代表は唯一、進歩党がこうした戦争勃発の憂慮と予備検束の恐怖を感じたことの 説明も続けた。

李代表は「この深刻な憂慮の背景には、朝鮮戦争前後の予備検束と、報道連盟 事件で進歩的活動をしていた20万人が殺害された歴史的な事実がある」とし、 「2012年の大統領選挙を控えて、進歩党に加えられた従北理念論争攻撃と白色 テロ威嚇の現実は、進歩党の党員にとって戦争の傷痕を簡単に忘れられない ようにした」と吐露した。

李代表は、問題になった銃器購入などの発言について「いくつかの組で、では 銃でも入手しなければならないのではないかなどの話が出たが、そのたびに笑 いが続いたという」とし「そんなことは不可能だという共通の認識があったので 笑ってしまったのだ」と内乱謀議の可能性を一蹴した。

全体討論で、発表者が分班討論の内容を伝え、全体の文脈から離れて銃器などの 単語だけを並べてみると、銃器を入手しようといった意見が集まったように 伝えられたという説明だ。

李代表は「班によってはまったく言及もされなかった銃などの用語を班別発表 の時間に、代表発表者が任意に使ったところもあるという」と明らかにした。

特に、実際の録音記録に出てきた班ごとの銃器関連発言に対しては「録音記録 には分班討論の発表者が『銃は釜山に行けばある』と発表し、銃を作ろうと話 したと出ているが、実際に分班討論の時、この話は冗談で言われた話なのに、 発表者がまるで本当の話のように発表したという」と伝えた。

李代表は何よりも「国民の皆さんは、なぜ彼らが本当に戦争が起きるかもしれ ないと思い、待避計画をたてなければと考えたのか、理解が難しいかもしれない」 とし「視点の差はあるかもしれないが、相当数の国民が『まさか戦争が起きるか』 と思いながら、買い占めをするほどに戦争の危機はこれまで経験したことがない 水準まで一気に駆け上がったのは現実」と説明した。

李代表は「政党はいつも非常に重い責任を要求されており、重要な職責にある 人は、さらにそうだ」とし「中では党と党員のすべての活動が国民の皆さんに さらに身近に受け入れられるように、絶えず振り返って変えていく努力をする」 と強調した。

李代表の発表についてパク・フン弁護士は、自分のFaceBookに「私は彼らが 李正姫代表の会見文のように、高まる戦争の危機に対する人間本来の生存本能の 次元で軽い『冗談』を言ったと初めから硬く信じていた」とし「捏造だといわず、 前もってこう説明すべきだった。少し残念だが何でもないことだった」と書いた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-09-05 02:01:33 / Last modified on 2014-12-24 19:05:31 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について