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オリバー・ストーン「済州海軍基地は中国を牽制するための米国の海軍基地だ」

江汀生命平和大行進団と共に歩きながら平和と戦争反対を叫ぶ

ムニャン・ヒョスク記者 2013.08.05 19:40

「今、韓国政府が済州道江汀村に建設している海軍基地は、中国の上海から500kmしか離れていない。米国と中国が衝突すれば、ここは中国から一番近い海軍基地になるだろう。軍事紛争が起きれば、済州は最前線になる。」

「プラトーン」、「7月4日に生まれて」などを作った世界的な映画監督オリバー・ ストーンが、8月3日に済州市のタプドン広場で開かれた「2013江汀生命平和大行進」 コンサートに参加してこう話した。

ストーン監督は、米国が安保政策をアジアに移していて、中国を封鎖するために 大韓民国をはじめ、日本、フィリピン、ベトナム、ミャンマーなどに自分の強 い主権を確立しようとしていると話した。彼は済州海軍基地が「米国が自由に 使える海軍基地になるだろう」とし、イージス駆逐艦、パトリオットミサイル、 無人爆撃機などが使われ、発射される沖縄よりも多様な兵器が具体的に使われる ようになると話した。

▲「プラトーン」、「7月4日に生まれて」等を作った世界的な映画監督オリバーストーンが江汀にきた。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

ストーン監督は「海軍基地ができれば、済州道の美しい環境は破壊され、沖縄 で発生している環境破壊、米軍犯罪など多くの問題が済州の江汀に入ってくる」 と警告した。済州は常に武力衝突の最前線に置かれており、したがって、この 問題は単に済州南側の江汀村だけの問題ではないと彼は強調した。

最後にストーン監督は「皆さんの戦いは決して忘れられられないだろうし、 孤独ではないだろう」とし、「米国の軍事主義をもっと広く知らせ、皆さんと 連帯する」と話した。

8月2日に済州道に到着したオリバー・ストーン監督は、2日と3日の二日間、 江汀生命平和大行進に合流する一方、江汀村に滞在して海軍基地建設現場をはじめ、 村のあちこちを見て歩いた。彼は朝7時から出てきて工事現場正門の前で100拝を する人々と共に礼をして、カトリックのミサと沈黙祈祷、人間の帯などの活動を 見守った。一時、ストーン監督は工事現場入り口の前を守っていた聖職者、 修道者と共に、警官に取り囲まれた。

▲「済州は常に武力衝突の最前線に置かれる」と心配するオリバーストーン監督は平和大行進に参加した。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

アカデミー監督賞を二回受賞したストーン監督は、昨年11月に米国の歴史学者、 ピーター・カズニックと共に10部作のTVドキュメンタリー「もうひとつのアメリカ史 (The Untold History Of United Sates)」を製作、放映して、米国内で大きな 反響を巻き起こした。製作期間に5年をかけたこのドキュメンタリーは、第二次 世界大戦から現在の対テロ戦争に至るまで、米国戦争の歴史と軍事主義の危険を 扱い、ストーン監督はこの作品について「私の作品のうち、一番自負心を感じる 作品」と明らかにしている。

3日間の済州日程を終えたオリバー・ストーン監督は、8月4日午前11時、日本での 日程のために出国した。ストーン監督は、広島と長崎を訪問して原水禁大会に 出席して、駐日米軍基地がある沖縄も訪問する予定だ。(記事提携=いまここ)

▲江汀の平和を祈るオリバーストーン監督。(ムニャン・ヒョスク記者) [出処:いまここ]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-08-06 04:59:01 / Last modified on 2013-08-06 04:59:01 Copyright: Default

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