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韓国:現代・起亜車の非正規職自殺と焼身は「鄭夢九の貪欲…」
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現代・起亜車の非正規職自殺と焼身は「鄭夢九の貪欲…」

労働市民社会団体「鄭夢九を拘束しろ」...5月4日「希望バス」始動

ユン・ジヨン記者 2013.04.17 16:20

この三日間で現代、起亜自動車の社内下請労働者2人が相次いで自殺または焼身を試み、議論が広がっている。労働界と市民社会、人権、法曹界、政界などは鄭夢九(チョン・モング)会長の拘束と非正規職正規職転換を要求した。

「非正規職のない世の中作りネットワーク(非無世)」などの労働、市民、社会 団体は、4月17日午後1時、良才洞の現代起亜車本社前で記者会見を行い、現代・ 起亜車の社内下請労働者を即刻正規職に転換するよう要求した。

パク・ヒョンジェ現代車社内下請支会長は「4月14日、現代車嘱託職の非正規職 労働者が自決し、昨日は起亜車非正規職労働者が焼身を試みた」として「これ 以上死なずに生きてほしいが、ますます非正規職労働者の立つ場所がなくなっ ている」と声を高めた。

14日には、現代車蔚山工場で嘱託契約職として働き、昨年1月に解雇された社内 下請労働者が自宅で首を吊って自殺した。現代自動車はこれまで派遣法の直接 雇用条項を避けるために、社内下請労働者を嘱託契約職に転換し、その後に 解雇を通知してきた。

16日、起亜車光州第2工場テント座込場の前でシンナーを浴び焼身を試みたキム 某氏も社内下請労働者の身分だった。彼は「非正規職を撤廃しろ、人間らしく 生きよう」という要求を叫びながら焼身を試みたという。起亜自動車の場合、 62万台の増産による雇用から社内下請労働者を排除し、新規採用を実施している。

全解闘のイ・ホドン委員長は「鄭夢九(チョン・モング)会長の貪欲が社会構造 的な他殺を呼んだ」とし「もう自分で油をかぶることなく、非正規職と解雇の ない世の中に向かった闘争を組織しよう」と訴えた。クォン・ヨングク弁護士 も「鄭夢九は10年間不法派遣を行ってきた。法があるのに政府は彼を断罪しな い」とし「生きるために死んで戦わなければ生きられない世の中になった」と 批判した。

現代・起亜車の正規職労組が非正規職闘争に積極的に連帯しろという声も高い。 記者会見団は「正規職組合員の子供たちを入社させるために社内下請非正規職 労働者を無視して不法派遣を隠す会社の嘱託契約職への転換と、解雇も防げな い正規職労組に対する呼び掛けを痛切に反省しなければならない」とし「われ われは、正規職労組がすべての社内下請正規職化のための闘争に立ち上がるこ とを切実に要求する」と明らかにした。

続いて「燃やすべきは非正規職労働者の肉体ではなく、鄭夢九の貪欲」とし 「こうした死の行列を防ぐのは、10年間不法を犯し続ける鄭夢九会長を拘束し、 社内下請労働者を正規職に転換すること」と強調した。

一方、金属労組起亜車支部光州工場社内下請分会は4月16日、△焼身対策委構成、 △不法派遣特別交渉即刻再開、△新規採用過程無効化を要求して、2組残業拒否 闘争を展開した。17日には起亜車支部光州支会が代議員大会決定により、1組が 1時間ストライキと2組が残業拒否闘争を続ける。午後6時には焼身を試みたキム 某組織部長が入院している漢江誠心病院の前でキャンドル集会が開かれる。

また100の労働、市民社会、人権団体などは社内下請対策委員会を構成する計画 だ。パク・ジョンギュ非無世執行委員は「近い将来、対策委が発足する予定で、 5月4日の鉄塔座り込み200日には、また希望バス事業を企画中」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-04-18 15:07:53 / Last modified on 2013-04-18 15:07:54 Copyright: Default

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