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韓国:竜山惨事4周年追慕大会...「竜山は終わっていない」
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竜山惨事4周年追慕大会...「竜山は終わっていない」

ソウル駅広場に2000人殺到...「国民大統合はまず竜山の解決」

ソン・ジフン記者 2013.01.19 18:01

竜山惨事真相究明と拘束者釈放を要求し、竜山惨事4周年汎国民大会が開かれた。 竜山惨事遺族と竜山惨事4周年汎国民追慕委員会は、犠牲者が櫓に上がった1月19日、ソウル駅広場で約2000人の市民と共に追慕大会『竜山は終わっていない』を開催した。

追慕委員会と市民は1月19日午後、竜山惨事現場のナミルダンからソウル駅まで 都心をデモ行進して真相究明と拘束者釈放を要求した。デモ行進の参加者は、 市民に「竜山惨事はまだ終わっていない、当時の虐殺の真相を糾明しなければ ならない」と叫び、本大会場所のソウル駅に向かった。

追慕大会には白基玩(ペク・キワン)統一問題研究所長をはじめ、李秀浩(イ・ス ホ)前民主労総委員長などの民主進歩陣営人々と沈(シム)サンジョン、魯会燦 (ノ・フェチャン)、李鍾杰(イ・ジョンゴル)、陳善美(チン・ソンミ)、李相圭 (イ・サンギュ)、呉秉潤(オ・ビョンユン)などの政界人々が参加した。

本大会は惨事の当時からナミルダン本堂の神父を自任してミサを行なってきた イ・ガンソ神父の追悼発言で始まった。イ・ガンソ神父は「4年経って、遺族と 撤去民の苦痛と痛みは4倍になった」とし「多くの人々の慰労と支持が必要だ」 と話した。イ神父は続いて「弱く、奪われた人々には、夢と希望が人生なので、 夢を失うことは死」と強調し「私たち自らが希望になって、新しい世の中を作 ろう」と頼んだ。

カン・ドンギュン江汀村会長も「私たち自身が一つに団結して、労働者農民が 天になる世の中を作らなければならない」と主張した。カン・ドンギュン会長 は「朴槿恵(パク・クネ)当選者が100%国民大統合を話しているが、竜山惨事の 解決がなければ国民大統合はありえない」と指摘した。続いて彼は「業務引継 委員会の前で竜山と双竜、江汀が対話を要求しているが朴当選者は対話を拒否 している」と述べ「業務引継委員会の時からだが、本格的な任期が始まれば、 今年の世の中はみじめだ」と話した。カン・ドンギュン会長は「全国のすべて の痛みを絶えず叫び、大声を張り上げて話して、一つに固まれば、竜山惨事は 解決する」と主張した。

竜山惨事の犠牲になった当事者たちも舞台に上がった。遺族と惨事で拘束され 仮釈放されたキム・ジェホ、キム・テウォン氏は、犠牲者の魂を賛えて拘束者 の釈放を要求した。キム・ジェホ氏は「寒い冬に刑務所の中で苦労している仲 間のことを考えると、先に釈放されたことが恥ずかしい」とし、拘束者の赦免 が一日も早く行われることを望むと述べた。

遺族と共に犠牲者の遺影に焼香したムン・ジョンヒョン神父は、遺族に対し、 「彼らが2千年前に貧しい人々のために死んだイエスの母で、人民革命党事件で 犠牲になった人々の母」だと話した。ムン神父は「竜山惨事の遺族は、すでに 竜山惨事の犠牲者だけの母であるばかりか、双竜と江汀と韓進で弾圧されてい るすべての人々のために涙を流す母になった」と話した。

ムン神父は「知っている人は誰もが知っているから、真相究明を要求しないだ ろうし、拘束者の釈放と責任者の処罰も要求しない」とし「拘束者が出てきて 口を開けば、彼らを閉じ込めた人々は、自分を恥じるだろう」と話した。ムン 神父は続いて「竜山が死なず、終わらないように、江汀も双竜も解決の日は遠 くない」とし、「一緒に暮らそう」と話した。

追慕委員会は、4周年を迎え『決心』を発表した。追慕委員会は、4年経っても 空地のまま放置された惨事の現場に言及し「放置された空地は、国家がいかに 残忍になれるのかを残酷に見せる」と明らかにした。

追慕委員会は、100%国民大統合を標榜する朴槿恵当選者と業務引継委員会に 「遺族と撤去民、追い出される労働者と民衆は、国民大統合に属さない存在か」 と尋ね「今すぐにでも竜山惨事真相究明のための政府調査委員会の設置、拘束 撤去民の即時赦免、強制退去禁止法の制定と再発防止対策の樹立」を要求した。

追慕大会の参加者と追慕委員会は、午後5時頃に追慕大会を終えて、ソウル市庁 広場へとデモ行進し、労働懸案非常事態大会に合流した。惨事当日の20日には 磨石烈士墓地で犠牲者に参拝する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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