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韓国:竜山惨事4周年追慕コンサート...『花が咲く竜山』
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「竜山は今止まっている」

竜山惨事4周年追慕コンサート...『花が咲く竜山』

ソン・ジフン記者 2013.01.16 21:51

竜山惨事4周年をむかえて、追慕コンサートが開かれた。竜山惨事4周年汎国民 追慕委員会は、1月16日午後7時、曹渓寺伝統文化芸術公演会場で竜山惨事4周年 追慕コンサート『花が咲く竜山』を開催した。

放送関係者キム・ミファ氏の司会で進められた追慕コンサートは、15日に発行 された『花が咲く竜山』の出版記念ブックコンサートを兼ねて開かれた。『花 が咲く竜山』は、竜山惨事で拘束され、昨年秋に出所したキム・ジェホ氏の著書だ。 『花が咲く竜山』には収監期間に家族に宛てて書いた手紙と娘に描いて送った 漫画400通が掲載されている。

キム・ジェホ氏は拘束当時、幼かった娘が長い文章の手紙を読むのが難しく、 漫画で手紙を描いて送り始めたと説明した。キム・ジェホ氏が収監されていた 当時、キム氏の娘は憂鬱症の症状を見せたが、キム氏の漫画の手紙でとても 状態が好転したという。

キム・ジェホ氏は「竜山は今止まっている」と話した。「工事も中止され空地 になっていて、遺族の心もその日で止まっている」というのだ。彼は「止まっ ている竜山にまた花が咲き、新しい時期がきたら良い」と話した。

▲キム・ジェホ氏

竜山惨事真相究明委員会のパク・レグン執行委員長もキム・ジェホ氏と一緒に 舞台に上がり、4周期を迎えた感慨を伝えた。パク・レグン執行委員長は「なぜ 竜山で人が死ななければならなかったのか、われわれは知りたい」と話した。 朴執行委員長は、竜山惨事4周年をすぎる今もあちこちでニュータウンと再開発 による強制撤去が続いていると指摘し「竜山惨事の真相を糾明することは、単 に竜山だけの問題ではなく、この社会にこうした悲劇が二度と発生しないように する始まり」と明らかにした。

キム・ジェホ氏は「最も至急なのは拘束された人々の赦免」と明らかにした。 彼は「先に刑を終えて出てきて、まだ監獄の中にいる人に申し訳ない心」とし 「3.1節には赦免され、共に会えれば良い」と話した。

パク・レグン執行委員長は「今朝も大統領職引継委員会の前で、不正事犯では なく竜山惨事拘束者を釈放しろと要求する記者会見をした」とし拘束者の赦免と 釈放が至急だと話した。

ロックバンド、ハックルベリー・フィンとイエローモンスターズも追慕コンサー トの舞台に上がった。ハックルベリー・フィンは舞台で「竜山惨事が発生して、 もう4年も経ったというので、また詰まった感じでよく聞こえなくなる」と話し た。彼らは「竜山惨事が発生して、私たちはいつのまにか1年、2年が過ぎたと 簡単に言うが、そのまん中にはまだ生きている遺族は一日一日が長い痛みだ」 と遺族を慰労した。続いて「私たちも小さな店を運営しているが、権力により、 一日で店を奪われれば、竜山のように戦うしかなかっただろう」とし、「竜山 惨事は誰にでもつらい事件が起き、誰でもが共感すること」と話した。

竜山惨事4周年追慕委員会は、惨事の日の20日まで追慕週間を続ける。17日には ナミルダンの現場で追慕ミサを行い、19日には汎国民追慕大会が開かれる。 20日には磨石の烈士墓地で犠牲者の魂を追慕する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-17 13:01:20 / Last modified on 2013-01-17 13:01:21 Copyright: Default

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