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検察、例のない政治査察...「統合進歩党員の名簿サーバー奪取」

「政治弾圧の道具に活用する不純な意図」

キム・ヨンウク記者 2012.05.22 07:30

5月21日の午前8時35分頃に始まった統合進歩党党員名簿とインターネット投票 管理システム、およびデータの押収捜索が22日明け方1時30分頃、事実上警察力 による関連サーバー奪取で終わった。

検察は5月21日の午後11時から、警察力を動員して統合進歩党の党員名簿を管理 するインターネット業者『スマイルサーブ』への令状強制執行を始めた。統合 進歩党によれば、警察はサーバー室の前を守っていたパク・ウォンソク、キム・ ミヒ、キム・ジェナム19代国会議員当選者と党役員を強制的に引き出し、 サーバー室に進入した。

[出処:進歩政治チョン・テゴン記者]

サーバー室に進入した検察は、党役員と該当業者関連者の入れずサーバー室を 遮断した。また検察は姜基甲(カン・ギカプ)革新非常対策委委員長と民弁所属 弁護士の立会要請も黙殺し、建物1階の入口も封鎖して党員の出入を全面的に 統制した。この過程で警察はパク・ウォンソク当選者が体当たりをしたという 理由で現行犯で逮捕した。

統合進歩党は「刑事訴訟法129条によれば、『押収した場合は目録を作成し、 所有者、所持者、保管者その他これに準じる者に交付しなければならない』と なっているが、検察は党を代理する弁護人の立会を拒否するなど、明らかな 不法行為を行った」と非難した。

検察は当初、サーバーに含まれる党員名簿などのデータの複写を内容とする 押収捜索令状を持ってきたが、統合進歩党指導部と党員の強い抵抗で、ハード ディスクが入っているサーバーの押収に令状内容を変更し、強制執行したという。

[出処:進歩政治チョン・テゴン記者]

続いて午前2時30分頃、検察が強制押収したサーバー3台を持って建物から出て 車両に乗ると、300人ほどの党員が車両を取り囲み、車両に上がるなど1時間程 強くサーバーの移動を防いだが力不足だった。

「憲政史上、例のない暴挙」

統合進歩党はこの日の強制執行について「政党の政治活動の基本権を踏みにじ る憲政史に例のない検察の暴挙を強く糾弾する」とし「検察の押収捜索は統合 進歩党の革新を踏みにじる不純な意図で進められた」と非難した。

イ・ジョンミ党革新非常対策委報道担当者は報道資料で「第三党への公権力の 投入は憲政破壊行為であり、党員の身上情報の押収捜索は公党の党員に対する 政治査察」とし「党員名簿は党の心臓のようなものだ。全ての党員の身上情報 を権力が取り込むことで、進歩政党のすべての党員を公権力の政治的目的前に 裸にし続けようとするもの」と強く糾弾した。

イ・ジョンミ報道担当者はまた「検察が、選挙人名簿と全く無関係の党員名簿 一切を対象としたのは、検察が今回の押収捜索を政治弾圧の機会に活用してい るのは明らかだ」とし「不正選挙問題を口実として党とインターネットサーバー を押収捜索したのは、統合進歩党が新しく刷新し、進歩政党のしっかりした基礎 を作る仕事に正面挑戦する行為」と非難した。

[出処:進歩政治チョン・テゴン記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-05-22 08:54:50 / Last modified on 2012-05-22 08:54:56 Copyright: Default

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