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統合進歩、「総体的不良・不正選挙」...同じIPで幽霊党権者が投票

投票システム、記票ミスの欠陥で投票データを直接修正

キム・ヨンウク記者 2012.05.02 14:05

統合進歩党19代総選挙の比例代表不正選挙真相調査の結果、インターネットの 同一IPアドレスから数人が投票をした一部のサンプリングで、党権がない幽霊 党権者の投票があったという事実が確認された。真相調査委が至急に発表する ために一部のサンプリングだけを調べた結果であり、時間をかけて調査範囲を 数万人に拡大するとさらに多くの不正投票行為が出てくる可能性が高い。

▲比例代表不正選挙真相調査結果を発表するチョ・ジュノ代表

オンライン投票システムとシステム運営にも深刻な問題があったことが明らか になった。記録ミスを伴う欠陥のため、投票データを直接修正した。選挙管理 委員ではない事務総局職員の任意の判断と指示でプログラムとデータを修正し た。また、現場投票では多様な形態の不良、不正投票行為が現れた。

今回の不正投票真相調査委員長を引き受けたチョ・ジュノ統合進歩党共同代表 は、5月2日に国会記者会見場で真相調査結果を発表し、「比例代表候補選挙が 選挙管理能力不足による『総体的不良不正選挙』」と規定し、「不正選挙疑惑 の糾明とともに根本的な党刷新の対策を希望する」と要求した。

今回の調査結果によれば、統合進歩党は正常な選挙ができない状況なのに選挙 を強行し、不正選挙事態を呼んだ。国会議員を選ぶ投票なのに、事前に十分な 検証がない投票システムを使った。

チョ・ジュノ代表は、「中央選挙管理委員会と事務総局に一次的な責任がある ことを明確にし、地域選管委と選挙事務員、そしてこれを黙認・幇助、または 放置した単位もその責任を免じられない」と指摘した。

システム管理の過程を記録するバージョン管理プログラムがまったくなく、事実の糾明は困難

統合進歩党投票システムは、投票に突入した後にシステムの中でどんな作業を したのかを記録するバージョン管理プログラムがまったく設置されていなかった。 そのため実際の投票でソースコードを修正したのか、投票進行の過程をのぞき 見たのか、または投票の結果を操作したのかなどの疑惑糾明は難しい状況だ。

だがチョ・ジュノ代表は、こうした投票システムそのものの不良という問題も 単純な不良とは見られないと線を引いた。チョ・ジュノ代表は「数回にわたる プログラムの修正は、投票箱を開く行為のような疑惑を呼んだばかりか、記録 ミスを伴う欠陥も発生し、投票の中断と投票データを直接修正するなどで オンライン投票の結果に対する信頼性を失った」と説明した。

チョ・ジュノ代表はまた「投票中のシステム修正はしてはならない」とし、 「やむをえず修正をするのであれば、厳格な統制とバージョン管理による徹底 的な管理をするべきだが、本当に誤りだけを修正したのかは分からない」と 指摘した。

オフライン現場投票では、代理投票などの明らかな不正投票の事実がわかった。 チョ・ジュノ代表は「オフラインでははっきりした否定的内容を確保した。 投票所がきちんと管理されず、代理投票と推定されるものがあった」とし 「投票人名簿に同一の筆跡が続いて出た」と説明した。

チョ・ジュノ代表は今回の調査結果を党の公式機構で検討した後、責任問題など 今後の対策を議論する計画だと明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-05-03 07:52:09 / Last modified on 2012-05-03 07:53:02 Copyright: Default

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