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イ・チェピル長官「やりすぎだ」 vs 韓国労総「気にするな」

韓国労総など労働界の政治参加をめぐり神経戦

ユン・ジヨン記者 2012.02.17 11:40

雇用労働部のイ・チェピル長官が、韓国労総などの労働界の政治参加に対して 『やりすぎ』と指摘したことについて、韓国労総が「漸次佳境に入る妄言パレード」 だと怒っている。

イ・チェピル長官は2月15日、マスコミとのインタビューで「労組政治活動禁止条項が 1997年に削除された後、勤労条件改善や経済社会的地位向上を目的とする範囲で 政治活動は可能だが、労組法2条では主に政治運動を目的にする労組は労組と 見られないとなっている」とし「最近、韓国労総は特定政党と統合宣言をしたが、 こうした政党活動の方式と手続きは、国民から見てやりすぎではないかと思う」 と明らかにした。

[出処:チャムセサン資料写真]

またイ長官は、韓国労総と民主統合党との関係についても「労組が特定の政党と 統合宣言をして、労総委員長が特定政党の最高委員を兼職するのは問題」とし 「労組の自主性は、使用者と政府、政党をはじめ政界から独立していなければならず、 特に韓国労総は、政治参加を決めた代議員大会の手続的な正当性に問題が 提起されている」と批判した。

これについて韓国労総は声明を通じ「韓国労総の政治参加についてくやしい 気持ちは分かるが、こうした発言はまともな精神ではとても言えない妄言」とし 「韓国労総に対するイ長官の関心はありがたいが、もう気にしないでいただきたい」 と真っ向から対立した。

韓国労総のチョン・グァンホ報道担当者は、特にイ長官の発言は選挙を前にしての 政治的発言だと批判し、労働組合と労働者へのイ長官の観点を指摘した。

チョン・グァンホ報道担当者は17日、YTNラジオの[カン・ジウォンの出発・ 新しい朝]とのインタビューで、「選挙を前にしたとても微妙な時期に、最大の 労働組織と最大の野党をさげすむ政治的な発言は誤解されかねない」として 「特定の政党を無責任な集団と罵倒するのは考えるべき問題で、それでも連日 きつい言葉を浴びせていることは許せない」と声を高めた。

またイ長官の労組の政治参加の拡大による労組の政党隷属の憂慮についても 「労働者を保護し権益を擁護すべき労働部の長官が、労働組合と労働者をどんな 観点から見ているのか疑わしい発言」だと批判した。彼は「国民や労働者が政党に 隷属し、政治的に強要されて言いなりになる存在ではない」とし「労働運動は 独裁時代にも民主化を追求した勢力で、政界の変化を強調し続けてきた歴史を 持っている」と強調した。

またチョン報道担当者はイ長官に「韓国労総が民主統合党に参加するのは政府に まかせていれば永遠に解決できないように思われる非正規職問題、青年失業、 整理解雇問題、こうした山積した問題を直接解決したいから意」とし「本当に 韓国労総が政治に参加しないよう心から望むのなら、韓国労総の動きに対する 過度な関心はやめて、本当の深刻な労働懸案を解決するためにもっと努力する ことを勧告する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-02-18 08:24:04 / Last modified on 2012-02-18 08:24:19 Copyright: Default

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