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韓国:[私は希望の歩みだ](10)コルト-コルテック、ギターを作る労働者たち
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工場閉鎖と整理解雇に対して戦うコルト-コルテック労働者

[私は希望の歩みだ](10)コルト-コルテック、ギターを作る労働者たち

希望の歩み 2012.02.07 17:11

コルト楽器・コルテックは、エレキギターとギターのメーカーです。1973年に ソウルの聖水洞で資本金200万ウォンから始まり、今は6つの法人を持ち世界の ギター市場の30%を占め、この10数年間の累積黒字だけで1000億ウォンに迫ります。

会社がこれほど成長したのは、劣悪な勤務条件でも渾身の力を振り絞りギター を作ったわれわれ労働者がいたからです。われわれは低賃金、長時間労働の 代表的な斜陽産業である木材産業で20年以上、粉塵とペンキの臭いの中で生きて きました。多くの労働者が指紋が消えるほど働きました。

ところが会社は海外に工場を作り、海外工場ですべての生産を始めました。そ の結果、経営上の理由で国内工場にはもう注文(オーダー)がないという理由で 労働者を整理解雇した後、国内工場をすべて閉鎖しました。私たちはとても くやしかったです。このような現実をそのまま受け入れられませんでした。

[出処:金属労組シン・ドンジュン]

そのため法廷闘争をはじめ、工場前テント座り込み、命がけの15万4千ボルトの 送電塔での高空ハンスト、米国、日本、ドイツの楽器博覧会など6回の海外遠征 闘争、本社、社長宅、楽園商店街、国会、労働庁などでの抗議集会と文化祭を 続けてきました。闘争の過程で残念なことにイ・ドンホ組合員が焼身する極端な 状況も発生しました。

しかし多くの人々の連帯で、屈することなく闘争を続け、約1800日になる現在では 毎月水曜に弘大『パン クラブ』で文化グループと共に文化祭をしています。闘争 の間、生計の困難は到底話せません。唐辛子みそ、味噌などを作って売ったりも しました。こうした闘争の過程で、高等法院では不当な整理解雇と判決されました。

しかしコルト、コルテックの使用者側は問題解決に動くどころか、本社前で 1人デモをしていたコルト支会長に車両を突進させ、組合事務室、テント座込場を 侵奪し、組合員に暴行するなどの弾圧を続けています。

だがわれわれ組合員はどんな困難があっても不当な解雇に抵抗し、私たちの 大切な労働権を放棄しません。必ず現場に戻ります。

[出処:イ・ジョンホ]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-02-08 03:50:49 / Last modified on 2012-02-08 03:50:50 Copyright: Default

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