本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:「李小仙オモニが歩いた人生を歩こう」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1315251006792St...
Status: published
View


「李小仙オモニが歩いた人生を歩こう」

約千人がキャンドルデモ...「労働者は一つだ」

チョン・ヨンギル修習記者 2011.09.05 23:30

故李小仙オモニが亡くなってから三日目の9月5日午後7時から、清渓川の 『全泰壱橋』で『お母さんの道』を歩く追悼行事が開かれた。

▲全泰壱橋に集まった市民たち

全泰壱橋は、日が沈む頃に追慕客が少しずつ集まり、いつのまにかキャンドル で埋め尽された。千人ほどの参席者は、全泰壱橋、李小仙(イ・ソソン)オモニ が暮らしていた昌信洞の家、全国民族民主遺族協議会(遺家族協)事務室の ハヌルサルを経て、お母さんが眠るソウル大病院までキャンドルを持って行進した。

▲故全泰壹烈士と共
に働いたシン・スネ氏

全泰壱橋で、故全泰壹烈士と一緒に働いていたシン・スネ氏は「全泰壹烈士が 焼身したその瞬間にも、私は真っ黒にホコリが積もる工場で働くバカだった。 一生懸命に働けば、あの高いビルも手に入れられると思うバカだった」と話し 「その苦しい時期にも楽しい瞬間があった。全泰壹、李小仙オモニと出会い、 自分の権利は自分で勝ち取る生活を送ろうと決心した時が一番楽しかった」と 感想を述べた。

▲清渓被服労組で共に
活動したイ・スッキ氏

続いて李小仙オモニと清渓被服労組で共に活動したイ・スッキ氏が「勉強も出 来ない女性労働者として暮らしてお母さんと出会い、労働教室に入った。その 後、会社に奪われた労働教室を取り戻すために『労組を返せ』と座り込みをし ていると、自然にスローガンが出てきた」とし「信じられないことに労働教室 を取り戻せた。これが私たちの権利なんだな、お母さんと全泰壹精神はまだ消 えない」と李小仙オモニの精神を忘れないと念を押した。

▲パク・ケワン(全泰壹
財団事務総長)
葬儀報道担当

パク・ケワン(全泰壹財団事務総長)葬儀報道担当者は「今になって考えると、 お母さんに申し訳ない。あれほど闘争現場に行きたがっていました。希望バス に行くというのに、健康を考えて止めさせた。もっといろいろなところに行か なければならないけれど...全泰壹精神、お母さんの精神を賛えよう。お母さん は『労働者は一つだ。非正規職と正規職が一緒にやらなければならない』と いつもおっしゃっていた」と、李小仙オモニの意を再確認した。

参席者たちは、李小仙オモニの遺影と共に、お母さんが暮らしていた昌信洞の 家に向かった。その後、全泰壹財団を経て、遺家族協会員が暮らすハヌルサル を訪問した。故パク・チョンチョル烈士のお父さん、故李韓烈烈士のお母さん など、遺家族協の会員が追慕客をむかえた。

▲李小仙オモニ家の前を訪れた追慕客

▲ハヌルサル

李韓烈烈士のお母さんのペ・ウンシム氏は、「この家を用意する時に、李小仙 オモニがこう言いました。『先に行った子供たちを抱いて暮らさなければなら ない。一生抱いて暮らさなければならない』と... お母さんはいつも私たちの つらい気持に寄り添うため、先に行った子供たちの意を受け継ぐため、遺家族 協を作ってハヌルサルを作った」とし、遺家族協と共にした李小仙オモニの 人生を伝えた。

人権財団サラムのパク・レグン代表は、「お母さんは私たちに李小仙女史では なく、お母さんだった。お母さんは、『遺族が全国あちこちにいるのにソウル に来たらどこに行くのか。子供たちも抱いて住まなければならない』と言って ハヌルサルを作った」とし「ハヌルサルには、先に行った人々の遺影が祭られ ている。忘れずに生きていかなければならないから」とハヌルサルの意味を伝えた (訳注:ハヌルは「天」、「サル」は「暮らし」というような意味)。

参加した市民は次々とハヌルサルに立ち寄り、『お母さんの道』を歩いた。 ハヌルサルを出て、遺家族協会員が用意したマッコリと氷水で喉を潤して、 ソウル大病院へと向かった。

ソウル大病院の葬儀場に到着した参席者は、労働歌手キム・ソンマンの 追慕公演を最後に『お母さんの道』を歩く行事を終え、弔問した。

この日参加したある市民は、「これまでお母さんが病気だとも知らなかったが、 インターネットを見てこの行事を知った。若い時、全泰壹評伝を読んでお母さ んのことを知り、労働文化運動をしていた」とし「集会現場でいつもお母さん を見ていた」と話した。

▲葬儀場入口にあるメモ

なお、葬儀委員会は9月6日の午後7時に全国各地で追慕の夜の行事を行う予定だ。 また、李小仙オモニの遺影を乗せた「希望バス」が釜山影島韓進重工業85クレーン で追慕祭を行う予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-09-06 04:30:06 / Last modified on 2011-09-06 04:32:08 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について