本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:賃金未払い建設労働者焼身...結局死亡
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1287179453358St...
Status: published
View


賃金未払い建設労働者焼身...結局死亡

建設労組、賃金未払い根本対策要求

キム・ヒョンジン記者2010.10.15 18:46

▲15日全北建設機械支部は道警察庁で記者会見を行って建設労働者を死亡させた未払い賃金事態に対する根本的な対策作りを要求した。[出処:チャムソリ]

賃金未払いにあった生コン建設労働者が焼身死する事件が発生して衝撃を与え ている。

生コン建設労働者のソ某氏(47)は10月13日、全北淳昌郡柳等面の現代建設現場 事務所前で賃金未払いに抗議して焼身、すぐ漢江誠心病院に運ばれ治療を受け ていたが、15日午前4時頃に結局亡くなった。

故人を死に追いやった88高速道路拡張工事第2工区トンネル工事は韓国道路公社 が発注し、現代建設(元請業者)が工事を受注し、これをまたチョンジュENC(下 請け業者)が引き受けて工事を行していたが、チョンジュENCは資金事情が苦し いことを理由にソ氏の場合、8百万ウォンなど、現場労働者の3か月分の賃金、 18億ウォンほどを未払いにしてきたことが分かった。

民主労総建設産業連盟全北建設労働組合全北地域本部全北建設機械支部は15日、 全北道警察庁で記者会見を行い労働者を死に追いやった建設現場未払い事態に 対する根本的な対策をたてることを政府に強く要求した。

彼らはまず残念な死に冥福を祈り「今回の未払い事態はいわゆる政府の政策が そっくり反映されるはずの公共工事現場で起きた。しかも現代建設という大型 ゼネコンが引き受けた現場で起きたので、さらに深刻」とし「国家と大型ゼネ コンの現場でもこの通りで、ほとんどの建設現場の事情は言うまでもない」と 指摘した。

最近まで建設労組は建設現場未払いの根本的な対策作りを要求し、建設現場の 『留保賃金(建設現場で賃金を遅延して、遅く支給する慣行。60日以上遅れるこ とが多い)』に関する全国同時多発記者会見と留保賃金相談センター開設などの 活動をしてきた。

彼らは未払い賃金事態に対する実質的な対策をまだ出さない政府に「建設現場 下請代金(工事代金)支給確認義務の対象を建設機械賃貸料と賃金にまで拡大し、 そのために発注処と元請の管理責任の強化と処罰条項を導入するなどの根本的 な対策をたてろ」と要求した。

それと共に彼らは政府が建設現場未払い根絶と、特殊雇用職労働者の労働権お よび生存権保障方案を迅速に用意しなければ、「200万建設労働者の血の涙は終 わらず、政府に対する怒りが爆発するだろう」と警告した。

一方、全北建設機械支部によれば、元請業者の現代建設は未払い賃金に抗議し ていた労働者に「20日に議論しよう」と回答をしたという。

『待て』と言うばかりだったこれまでとは違う変化が眼につくが、これが一人 の労働者が死に追いまれたことで、責任と議論を避けようとしたのか、前向に の態度を変えたからかは、来週になれば分かるだろう。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-10-16 06:50:53 / Last modified on 2010-10-16 06:50:57 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について