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国連安保理、天安艦『北朝鮮に責任はない』議長声明に合意

安保理主要国議長声明草案に合意...9日に全体会議を開き議長声明を採択

ホン・ソンマン記者 2010.07.09 09:59

国連安保理が7月9日(韓国時間9日深夜12時)に全体会議を開き、天安艦事件の 議長声明を採択することにした。

ロイター通信、時事通信など主要外信によれば、8日(現地時間)、国連安保理理 事会5か国と韓国、日本が共に会議を開き、天安艦沈没事件に対する議長声明の 草案に合意し、9日の全体会議で議長声明を採択すると報道した。

日本の時事通信の報道によれば、この草案には攻撃(attack)された点を指摘し つつ、これを非難(condemn)しているが、具体的に北朝鮮が攻撃したという表現 は含まれていないという。

また、ロイター通信は議長声明で、草案は常任理事国5か国の合意で、米国が安 保理会員国15か国に配布したと伝えた。採決は9日(韓国時刻9日深夜12時)にな る展望という。また、コンドリーザ・ライス国連駐在米国大使は8日、記者と会っ て「この案は明確で適切な対応」と話したと明らかにした。

天安艦事件についての安保理の議論は6月4日に公式回付された後、35日後に結 論が出ることになった。安保理は6月4日に事件の対応を要求する書簡を韓国か ら受け取り、関係国が個別交渉を進めた。6月14日には安保理が全体会合を開き、 韓国、北朝鮮双方代表の見解を聴取したが、北朝鮮の犯行を直接非難する 韓・米・日と、北朝鮮の関与を認めない中国との溝は埋められなかった。

当初、韓国政府は天安艦沈没事件を国連安保理議論に回付し、△『北朝鮮の責任』 を明確にし、△議長声明ではなく決議案採択を目標として激しい外交折衝戦を 繰り広げた。しかし中国とロシアが北朝鮮責任論を受け入れず、北朝鮮も国連 の外交折衝戦に飛び込んで、韓国政府の主張は限界にぶつかった。

今回の安保理議長声明が『攻撃』により沈没したという点を確認したが、結局 『北朝鮮』の所行という点は明確にできなかったことで、韓国政府が追求した 外交的目標に到達できなかったという評価が可能だ。

また、今回の議長声明で韓国政府の調査結果を認め、深い憂慮を表明する部分 があるが、ロシアの独自調査団が天安艦が北朝鮮の攻撃により沈没したと見る ことはできないという立場を伝えてきたことが確認され、天安艦民軍合同調査 団の調査結果に対する国際的な信頼はさらに墜落したともいえる。

天安艦沈没事件が国連でも誰の所行なのか分からないという結論が出され、天 安艦の沈没原因をめぐる真実論争はさらに迷宮に陥る展望だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-07-10 09:08:58 / Last modified on 2010-07-10 09:08:59 Copyright: Default

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