国防部ヨノ級潜水艦の写真は70m以上

29mヨノ級ではなくロミオ級...大きさは不正確

国防部とソン・ヨンソン議員が北朝鮮のヨノ級潜水艇写真と発表したが、グー グルアースの写真を分析した結果、物体の大きさは70mを越えることが明らかに なって、北朝鮮のヨノ級潜水艇の存在に疑問が続いている。

国防部は5月31日「北朝鮮にはヨノ級潜水艇がないと主張したが、2004年に Googleの衛星画像には平壌市内の大同江南側に当たる北緯38度59分2.22秒と東 経125度42分37.11秒の地点にヨノ級と見られる潜水艇が写っている」と述べ、 グーグルアースの2004年6月5日付衛星写真を提示した。

しかしチャムセサンがGoogleアースから、同日の同じ写真を確認した結果、 国防部がヨノ級潜水艇と主張する物体の長さは70mを越えることが確認された。

国防部はヨノ級潜水艇は29mで、ロミオ級は75mと明らかにした。

国防部が発表した通り2004年大同江沿岸で写された物体が潜水艦なら、ヨノ級 ではなくロミオ級潜水艦になる。

一方、ソン・ヨンソン議員も5月31日に報道資料で「北朝鮮は存在を否認するが、 ピパゴッ衛星写真を分析した結果、ヨノ級潜水艇の存在が確認された」と明ら かにした。

ソン議員は「衛星写真によれば、この潜水艇は全長29m、幅2.75mで、全長37m、 幅3.8mのサンオ級や、全長20m、幅2mのユーゴ級とは違う新しい階級で、イラン のカディル級(120t、全長29m幅2.7m)と似た大きさの潜水艇」だと説明した。

しかしソン・ヨンソン議員が提示した2006年9月19日付のGoogleアース写真を分 析すると、ソン議員がヨノ級と主張する物体の実際の大きさも70mを越えている ことが明らかになった。

一方、グーグルアースは衛星写真の大きさの凡例を提供しており、写真のうち 物体の大きさを計る基準に使われる。凡例の長さが地上に近いほど小さくなり 遠いほど大きくなる。測定は垂直に見下ろした距離で測定し、誤差はある。

北朝鮮は5月28日、国防委員会が異例の内外信記者会見をして「130トン潜水艇 が1.7トン重魚雷をのせてコの字形に起動して攻撃するの不可能」なのでヨノ級 潜水艇もないと述べている。

天安艦事態に関する真実攻防は国内を越え、南と北、そして国際的に広がる中、 北朝鮮の潜水艦存在の有無は問題になりそうだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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