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突然登場した「100mの水柱」、根拠は「新しい陳述」

[天安艦残る疑問(2)]ユン・ドギョン団長「状況により形も違う」

チョ・テグン記者 taegun@vop.co.kr

国防部の民軍合同調査団は5月20日の発表で北朝鮮魚雷の「水中爆発による強力 な衝撃波とバブル効果が艦艇の切断および沈没の原因」と発表した部分は色々 な疑問を産んでいる。

当初、北朝鮮がバブルジェット魚雷を保有していない点、天安艦の将兵が水に ぬれなかったという点は、こうしたバブル効果の強い反論として提起されたが、 この日、合調団は天安艦乗務補助員とペクリョン島海岸哨兵の陳述を根拠に提 示した。

合調団は「生存者はほとんどが同時に爆発音を1〜2回聴き、衝撃で倒れた左舷 監視兵の顔に水が飛んだという陳述」があったと明らかにした。また「ペクリョ ン島海岸哨兵が2〜3秒間高さ約100メートルの白い閃光柱を観測したという陳述 内容などは、水中爆発で発生した水柱現象と一致」とすると発表した。

これは、これまで出てこなかった陳述で、天安艦生存将兵は先月、海軍第2艦隊 司令部での記者会見で水柱を見たり水にぬれたことはないと話した。合調団の 説明とおりなら、ペクリョン島の哨兵が「高さ約100メートルの白い閃光柱」を 目撃したのに、当の天安艦生存将兵はこれを見なかったという話になる。

特にユン・ドギョン合調団団長はこれまでバブルジェット効果がないかもしれ ないと話し、この日突然言葉を変えた。

当初、ユン団長は「バブルジェットの様相はさまざまな形で現れる」とし、魚 雷によるバブル効果で垂直水柱ではなく「水平水柱」や「ミニ水柱」の可能性 を示唆したことがある。このために一部の言論は先月魚雷によるオーストラリ ア軍艦撃沈実験で45度程度に水柱が広がった場面を根拠に提示した。

しかしこの日、ユン団長は「100メートルもの水柱現象が起きたという今日の発 表内容は、以前の発言と違うようだ」という質問に「状況により、形が違う」 とし「オーストラリアで実験したのとは違って出てくることもある」と話した。

一方、合調団は「水中爆発による強力な衝撃波とバブル効果」の根拠として、 船底部分の水圧およびバブル痕跡を提示したが、本来最も直接的な打撃を受け たガスタービン室は先週末に引き揚げられ、19日に海軍第2艦隊司令に到着、調 査結果には含まれなかった。

魚雷水中爆発と、これによる船体の構造変化のシミュレーションでも、こうし た弱点があらわれた。

爆発シミュレーションをしたキム・ハクチュン博士は「制限された時間で結果 を得るのは難しいと判断し、解釈領域を縮小することで計算時間を短縮し、爆 発領域を調査した」と話した。船体シミュレーションを実施したチョン・ジョ ンフン博士は「爆発シミュレーション資料を受け取り、船体シミュレーション をした」、「計算が終了せずバブルが膨張する時間だけ見ても天安艦が水中の 衝撃により、沈没したことが分かる」と話した。

〈チョ・テグン記者taegun@vop.co.kr〉著作権者(c)韓国の代表進歩言論民衆の声 原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2010-05-22 15:11:42 / Last modified on 2010-05-22 15:11:43 Copyright: Default

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