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「烈士闘争、ヨンジンチョノプから全国へ」

労働社会法律団体、故チョン・ヘジン烈士焼身自殺場所で記者会見開催

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年11月01日17時25分

社会進歩連帯、利潤より人間を、現場実践社会変革労働者戦線、民主社会のた めの弁護士の会、金属労組キリュン電子分会、コスコム非正規職支部、全国不 安定労働撤廃連帯など全国24の労働社会法律団体が10月27日に焼身自殺した故 チョン・ヘジン烈士に関し、ヨンジンチョノプのユ・ヘソン社長の拘束を要求 した。

▲24の労働社会法律団体が1日、ヨンジンチョノプ社前でユ・ヘソン社長の拘束を要求する記者会見を行った。

これらの団体は、11月1日午前11時、仁川市富平区チョンチョン洞にあるヨンジ ンチョノプ社前で記者会見を行い「盧武鉉政権が非正規職を死に追いやった」 として政府を糾弾する一方、「間接殺人ユ・ヘソンを拘束しろ」と要求した。 記者会見が開かれたヨンジンチョノプ社の前は、仁川電気院労働者の故チョン・ ヘジン烈士が焼身自殺した場所でもある。

「烈士闘争、地方労働庁圧迫では解決できない」

故チョン・ヘジン烈士が焼身自殺し、遺族が葬儀の手続きなどの後続対策を労 働組合に一任してから数日がたった。だが、民主労総次元では遺体が安置され たソウル市永登浦区の漢江誠心病院前の焼香と追慕集会の他には、まだ明確な 闘争指針を出していない。建設労組では10月29日、京仁地方労働庁の前で集会 を開いてテントを設置、座り込みを始めたが、「烈士闘争の拠点は労働庁前で はなく、ヨンジンチョノプ社の前にすべきではないか」という組合員からの不 機嫌な声があった。

この日、記者会見をした団体は「まだ烈士闘争が元気良く展開できておらず、 全労働者の闘争に転換できていない。相変らず建設労働者だけの闘争から踏み 出せない」と評した。これに伴い「烈士が焼身した現場から出発して、仁川地 域の闘争へ、そして全国的な闘争に広がるように努力しなければならない」と ヨンジンチョノプ社前で記者会見を開催した背景を明らかにした。

全国不安定労働撤廃連帯のキム・ヘジン執行委員長は「この闘争は、単に労働 庁に圧力を加え、団体協約を締結することだけに留まってはいけない」とし 「今日の記者会見は小さな出発だが、下半期の非正規職労働者闘争をきちんと 作る開始点にしたい」と話した。

建設労組と民主労総は各々今日(11月1日)と明日(2日)、中央委員会と中央執行 委員会を開いて故チョン・ヘジン烈士に関する今後の計画を議論する予定だ。

「『ユ・ヘソンを拘束させろ』というヘジン兄さんの遺言を必ず守る」

建設労組仁川支部電気分科ストライキ闘争の状況と、故チョン・ヘジン烈士が 焼身自殺するまでの過程を説明した仁川建設支部電気分科のナ・サンドン組合 員は、10月19日の韓国労総の座込み場侵奪に言及した。ナ・サンドン組合員は 「雨が降っていた午前6時頃、韓国労総のチョッキを着た用役チンピラ30人ほど が、4人が寝ているテントをすべて取り払って殴った後、座り込み用の備品を車 にのせて捨てた」とし「そうして追い出され、闘い、あのようにチョン・ヘジ ン烈士が亡くなった」と沈痛な表情だった。

ナ・サンドン組合員は「われわれ労働者が月給を何千万ウォン上げろと言った わけでもない。せめて誰もがしている隔週勤務にしてくれと言っただけなのに、 社長は何がそんなに怖いのか、労働者が団結する姿を見ることができない」と し、「ヘジン兄さんが『ユ・ヘソンを必ず拘束させろ』と言って亡くなったの だから、ヨンジンチョノプの社長を拘束させる日までこの戦いは終わらない」 と強調した。

▲ヨンジンチョノプの建物に「韓国労総京仁地域電気労働組合栄進支部」の名義で「民主労総だけが労働者か、私たちも労働者だ」「われわれの団体協約はわれわれが締結する」というプラカードがかかっている。

民主社会のための弁護士の会に所属するキム・サンハ弁護士は、仁川地域電気 業者の団体交渉懈怠と労働組合員分裂工作などさまざまな不当労働行為を指摘 した。キム・サンハ弁護士は「ユ・ヘソン社長はこれまでの不当労働行為と労 組弾圧の責任を負って、焼身自殺状況で烈士を死に追いやった責任を負い、当 然拘束されるべきだと思う」という所見を明らかにした。

また「百件以上の告訴と陳情にもかかわらず、きちんと職務を遂行せずこんな 事態にした京仁地方労働庁と労働部も、職務遺棄の責任を免れないだろう」と し、「労働部長官や地方労働庁長が辞任するのが当然だ」と主張した。

記者会見に参加した団体は記者会見文で「私たちがきちんと闘えなければ非正 規職労働者の苦痛、チョン・ヘジン烈士の苦痛は、いつまでも私たちに残る。 烈士が焼身自殺した現場で最後まで共に闘う」と宣言し、記者会見を終えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-08 03:16:43 / Last modified on 2007-11-08 03:16:44 Copyright: Default

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