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憲法記念日の朝、憲法第1条は死んだ

国旗に対する誓いと敬礼に反対する人々、国会奇襲デモ

ユ・ヨンジュ記者 www.yyjoo.net / 2007年07月17日11時43分

第59回憲法記念日の行事が行われる国会本庁の前で、国旗法廃止を主張する 奇襲パフォーマンスが繰り広げられた。

▲議員会館の前で本庁階段側に駆け付ける活動家たち

▲太極旗とプラカードを持ち上げている

「国旗に対する誓いと敬礼に反対する人々」の活動家十数人は、午前10時10分、 議員会館前に集まり国会本庁階段の反対側に駆けよって、奇襲デモを行った。

▲太極旗を敷いて横たわった活動家たち

▲「憲法記念日、国旗に対する敬礼は欺瞞だ」「国旗法を廃止しろ」と叫んでいる。

憲法第1条の国民主権条項が死んだことを象徴する黒い服を着た活動家たちは、 太極旗の上に腕を組んで横たわり、「国家は国民に忠誠を誓え」、「われわれ は大韓民国が誇らしくない」「憲法第1条に違反する国旗法を廃止しろ」「国 旗に対する誓い廃止しろ」などのシュプレヒコールをあげて、約40分間 パフォーマンスを進行した。

活動家たちはデモ中に「大韓民国憲法第1条は死んだ」という題の遺書を含む チラシをまいた。

パフォーマンスを行った活動家15人は、九老警察署と方背警察署に連行された。 連行された活動家は、ペ・ギョンネ、クェン・イヌン、イ・ジェヨン、ホン・ イ(人権運動サランバン)、チェ・ジョンミン(平和人権連帯)、ヨオク(戦争の ない世の中)、キム・ヒジョン(教育共同体ナダ)、パッコ・ヒョンジュン、タ イル、オ・ビョンホン、ヤン・アチ、トク・ソン(青少年人権活動家ネットワー ク)、ペ・テソプ(進歩教育研究所)、アン・ジョングク(学閥ない社会)、カン・ ヨンソク(円仏教人権委)等だ。

このほか、青少年新聞「青少年の目」の記者と名乗ったチョ・マンソン記者も 連行されたことで、物議をかもしている。

▲連行される活動家

遺書:大韓民国憲法第1条は死んだ

憲法第1条の遺書

ああ、あなたを後にして先に行くと思うと、とても足が重くなります。一日の つらい労働に疲れて、いびきをかいているあなたがもう懐かしくなってしまい ました。とても出来の悪い私のために苦労だけして、私のために何の代価もな く献身してくれたあなた、愛しています。私がいなくても、あまり悲しまず、 きちんとご飯を食べて、いつもさっそうと生きていくことを最後に望みます。 特にあなたと私の子供たちが成長するのを見守れないことが本当に申し訳あり ません。

私自身の存在理由を否定するための生…。どうして私はこんなにみじめに生き なければならなかったのでしょうか?『大韓民国の主権はあなたにあり、すべ ての権力はあなたから出る』という私の約束は、今日まで62年間も徹底して否 定されてきました。一握りにもならない権力者が決定して命令を下せば、それ がつまり国家の権力だったからです。ああ、いっそ私はこの土地に生まれるべ きではない存在だったのでしょうか?

やっと私はわかりました。大韓民国のすべての法の中で最も優先して守られな ければならない私が、いくら『主権はあなたにある』と話しても、それが守ら れなければ、私は存在しないあなたの主権が、まるで存在するかのように欺い てきた欺瞞の塊りそのものだという事実を。

私が生まれた今日、国家は主権を持つあなたに忠誠を約束するのではなく、む しろ相変らずあなたが国家に無条件に忠誠をつくすことを強要しています。大 韓民国の憲法第1条の私を破壊する『大韓民国国旗法施行令』を作り、空っぽ の『国旗に対する誓い』で、あなたの主権を踏みにじる国家を『自由で正しい 大韓民国』と言い繕っているからです。

それで私は今日、私が生まれたここで、私自身の存在矛盾を暴露しながらみじ めな62歳の人生を終えようと思います。それだけが奪われた制憲権力を取り戻 す唯一の道だと思ったからです。私に対する無駄になった記憶は焼いて一握り の灰にして、川にまいてください。……本当にあなたを愛しています。

2007年7月17日、憲法記念日の朝
国旗に対する誓いと敬礼に反対する人々

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-20 02:27:33 / Last modified on 2007-07-20 02:27:33 Copyright: Default

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