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障害等級制犠牲、ソン・グキョン氏死亡から26日目に葬儀

市庁広場で厳かに...「障害等級制廃止、活動補助サービス全面拡大」

キム・バルム記者 2014.05.12 19:36

障害者活動支援サービスを受けられないまま、火災で亡くなった ソン・グキョン氏の葬儀が5月12日午前11時、ソウル市庁前広場で厳かに行われた。

葬儀は障害者団体、政党、市民社会団体の人物など150余人が参加し 「障害等級制犠牲者の故ソン・グキョン同志障害者葬」として挙行された。 参加者らは葬儀の後、霊柩車を前に出して市庁から「障害等級制扶養義務制廃止共同行動」の座込場がある光化門ヘチ広場までデモ行進した。 故人の遺体は高陽市昇華院追慕の家に安置される予定だ。

葬儀に参加した人々は、ソン・グキョン氏の死が現行の活動補助サービスと障害者等級制の連係によるものだと指摘し、 障害者等級制の廃止と活動補助サービスの全面拡大を主張した。 障害解放烈士団のパギム・ヨンヒ代表は 「障害等級制が続く以上、障害者は絶えず秤にかけられる」とし 「今後も障害等級制廃止闘争を続ける」と強調した。

新政治民主連合の張(チャン)ハナ議員は追悼の辞で 「活動補助制度が導入されてから10年経ったが、 李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)政権を経て、むしろ支援時間が縮小されるなどの制度的後退が起きている」とし 「ソン・グキョン氏の死は制度的な殺人と違わない」と話した。

人権財団サラムの朴来根(パク・レグン)理事は 「キム・ジュヨン氏と坡州の兄弟が火魔で亡くなった時に制度を変えていれば防げた」とし、 制度改善要求を握りつぶしてきた政府を批判した。 パク・キョンソク葬儀共同委員長(全国障害者差別撤廃連帯代表)も 「障害等級制、扶養義務制の廃止闘争の中で遺影だけが増えている」となげいた。

ソン・グキョン氏の死の前にも2012年10月、重症障害女性のキム・ジュヨン氏と、坡州で暮らす発達障害、脳病変障害の兄弟が火災の中で活動補助人がいなかったために避けられず、連続して死亡した。 現在、障害者団体、障害者父母団体、人権団体、進歩政党は「障害等級制扶養義務制廃止共同行動」を結成し、光化門広場ヘチマダンの地下道で1年半を超える無期限野宿座り込みを続けている。

当初、全国障害者差別撤廃連帯を中心にしていた障害界は、保健福祉部長官の謝罪があるまでソン・グキョン氏の葬儀を行わないという立場だった。 だが5月9日、パク・キョンソク代表が文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉部長官と面談をして、6つの主要要求を伝え、一定の約束を勝ち取った。 文亨杓長官は、ソン・グキョン氏の死に謝罪する代わりに遺憾を表わすと話したという。

一方、全国障害者差別撤廃連帯は葬儀を基点として、 葬儀委員会と420障害者差別撤廃共同闘争団を解散させるものの、 光化門ヘチマダンの地下で進めている障害等級制扶養義務制廃止共同行動を中心として保健福祉部の文亨杓長官の謝罪要求および朴槿恵大統領に対する障害者関連公約の履行、障害等級制廃止、活動支援24時間保障、脱施設障害者支援などを要求する闘争は続ける予定だと明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-13 15:17:11 / Last modified on 2014-05-13 15:17:12 Copyright: Default

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