本文の先頭へ
国際人種差別撤廃デーに各国で学生、社会団体、労働組合が共同闘争
Home 検索

「不法な人間はいない、人種主義を撤廃しろ」

国際人種差別撤廃デーに各国で学生、社会団体、労働組合が共同闘争

チョン・ウニ記者 2015.03.22 13:40

世界の数万人の学生団体、地域組織と労働組合出身者たちが 国際人種差別撤廃デーを契機に共同で闘争した。

テレスールによれば、ロンドンでは数千人のデモ隊が3月21日(現地時間)、 BBC本館から英国議会に近いトラファルガー広場にデモ行進をして人種主義撤廃を要求した。 人々は「誰も不法ではない」、 「われわれすべてが移住民だ」、 「イスラモフォビア反対、戦争反対」、 人種主義とファシズムに対して立ち上がろう」等の文句を持って行進した。

▲英国、ロンドン デモ場面[出処]@veripix

▲ギリシャ、アテネ デモ場面[出処]@beatricedeDante

デモの主催側は「ドイツからギリシャ、そしてファーガソンまで、 人種主義から自由な社会を望む人々は、もうこれ以上はだめだと話している」とし 「ドイツではペギーダに、ギリシャでは黄金の夜明け党に反対し、 そして世界の各地で人々は制度的な人種主義や黒人共同体に対する警察の暴力に抗議している」と話した。

デモに参加したモハメド・タージ英国労総(TUC)アジアムスリム議長は 「人種主義、移住民に対する敵意、反ユダヤ主義とイスラムフォビアが増加している」とし 「このデモ行進は米国セルマの英雄や南アフリカ共和国のアパルトヘイト反対闘争に代表される人種主義に反対した誇らしい私たちの伝統を強化するため」と明らかにした。 彼はまた「ひとりに対する傷は、私たちすべてに対する傷」だと強調した。

英国労働党のダイアン・アボット議員も集会に参加して 「英国独立党(UKIP)による移住民に対する人種主義の波が英国全域に広がっていて、 マスコミは一部を容認している」とし「今日集会は反撃の始まり」だと話した。

類似のデモは、 ギリシャ、アイルランド、フランス、ドイツ、米国とカナダでも行われた。

この日のデモは、 国連の国際人種差別撤廃デーを契機に組織された。

55年前の1960年のこの日、 南アフリカ共和国当局は通行制限に反発する黒人に発砲し、 死者69人をはじめ、250余人の死傷者を出した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-03-22 18:39:22 / Last modified on 2015-03-22 18:39:23 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について