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米活動家がTPPファスト・トラック公聴会でデモ...「汚い取引」「米国貿易代表部、庶民の損害を知りつつ嘘」
チョン・ウニ記者 2015.01.28 12:27
米国議会が環太平洋経済パートナー協定(TPP)のファスト・トラック(TPA)反対デモにより、 一時修羅場になった。 米国の独立メディア「ポピュラーレジスタンス」等によれば、 1月27日(現地時間)の米国議会上院財務委員会公聴会には一部活動家が潜入し、 ファスト・トラック(TPA)反対デモを行った。 上院財務委員会はこの日、公聴会を開いてTPAの処理日程を調整しようとしたことでこうした行動を行った。 ![]() ▲マイケル・フロマン米国貿易代表部(USTR)代表とTPP、TPAに反対する活動家たち[出処:ポピュラーレジスタンス] 米国貿易代表部(USTR)のマイケル・フロマン代表がこの日証人として出席し、 ファスト・トラック(TPA)を処理してほしいと議会に要求した。 彼は最近「TPAは議会と公共に価値ある公的調査と討論のため十分な時間を保障する最高の手段」だと主張していた。 しかし活動家たちは、 フロマンUSTR代表が嘘をついていると抗議した。 この日、デモ隊は「ファスト・トラック反対」という文句が書かれたTシャツを着て 「フロマンは嘘をついている」、「TPPは雇用を奪う」、「TPP反対」、「ファスト・トラックはだめだ」といったシュプレヒコールでTPP、TPA反対を叫んだ。 活動家たちの叫びは議会の警備員が彼らを引き出すまで続いた。 バラク・オバマ大統領は昨年、両党にTPAの処理を要請したが、反対の世論は高い。 TPAは議会が交渉内容の審議に必要な時間を制限し、交渉文言に関する修正の権限を排除して、賛否だけを問う。 デモに参加したある女性は 「あなた方は米国人に真実を語っていない」とし 「この5年間、TPPを秘密裏に進めて、今ではこの交渉が米国人の害になるという点を知っているので、 はやくTPAを処理しようとしている」と話した。 マーガレット・フラワー博士は 「食品の安全、医薬品費、インターネットの自由、環境保護、金融規制と民主主義に関する多くの問題に悪影響を与えるTPPとTPAに反対する」と話した。 この日のデモについて、米国鉄鋼労組のレオ・ジェラルド委員長は 「私たちにとって、貿易は数字の問題ではなく、人生と雇用の問題だ」と強調した。 TPP、一部の企業のためだけの「汚い取引」TPPは米国、日本など12の交渉当事国が当初は昨年末の妥結を目標として推進してきたが、ずるずると遅れている。 日本などとの争点事項に関する妥結の可否も問題だが、米国民主党の支持層とされる労組と市民団体は、 TPPが一部の企業のためだけの「汚い取り引き」だと反発しており、議論が大きい。 米国ワシントンにある非営利研究機関「経済政策研究所(EPI)」の研究報告書によれば、 北米自由協定(NAFTA)が発効した1991年から2010年まで、雇用損失規模のうち60.8%はメキシコとの自由貿易協定を理由に消えたと発表された。 マスコミによれば、来年の大統領選挙を前にして米国政界の日程と議会の承認手続きなどを考慮すると、 遅くとも3月末までに合意できなければTPP交渉は失敗に終わる可能性が高いという意見も出てきている。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2015-01-29 04:48:50 / Last modified on 2015-01-29 04:48:51 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |