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メキシコの学生が地域の放送局を掌握、大統領に辞任最後通牒

デモ中の43人失踪事件に50万デモ...政府、テロ行為で起訴

チョン・ウニ記者 2014.11.24 14:18

メキシコの大学生が11月23日(現地時間)、 ペニャ・ニエト大統領に辞任しなければデモを拡大すると最後通牒を突きつけたと テレスールが報道した。

メキシコ学生のこうした立場は、9月26日の政府の新自由主義的教育改革に反対するデモの途中で6人の学生と市民が死亡し、 43人の学生が失踪したゲレーロ州チルパンシンゴにあるラジオ放送局2局から送信された。 これらの放送局は、学生たちが占拠し、掌握している。

[出処:"RAUL ISIDRO BURGOS"FaceBook]

メキシコ政府はゲレーロ州のイグァラ市長と警察が犯罪組織にかかわり、 学生失踪に責任があることを認めている。 しかし学生たちはこの失踪事件は国家のよる犯罪だとし、 ペニャ・ニエト大統領の辞任を要求している。

ペニャ・ニエト大統領は地域政府の犯罪だとする一方、デモに対しては弾圧措置に出ている。 メキシコ政府は11月20日のメキシコ革命記念日に最高潮に達したデモ参加者の一部に対し、テロ行為を問題として起訴した。

11月20日、メキシコ16の州で、約50万人が失踪した教育大の学生43人に対する真相調査とペニャ・ニエト大統領辞任を要求する大々的なデモを行った。 この日、首都メキシコシティのソカロで数万人が黒い服を着て、黒く染めたメキシコ国旗を持って大統領執務室がある王宮前に集まり、激しいデモを展開した。 人々は当初、平和なデモ行進をしていたが、警察が放水銃と催涙弾を発射して解散を試みたことで、双方が激しく衝突した。 デモ隊は石と火炎瓶を投げて対抗した。

警察は他の地域でも深刻な弾圧を行い、多数のデモ隊を連行した。 警察は11月20日、メキシコシティの国際空港で16人を連行し、 他の15人をソカロ地域で逮捕してこのうち11人を暴動、殺人未遂、犯罪とテロに加担したことを理由に起訴した。

この日の警察の過剰対応により、メキシコ人権委員会も批判声明を出すなど、 デモ隊に対する警察の暴力が失踪事件後の新しい国家暴力に対する議論を生んでいる。 デモを取材していたジャーナリスト8人も警察から攻撃された。

なお、市民団体は23日、失踪した学生捜索中に4か所の新しい闇埋葬地を発見し、 学生たちの失踪事件を決着させようとする政府の方針はさらに難しくなった。 9月26日以後に発見された闇埋葬地は15か所に達する。 しかし失踪した学生に関係があるという証拠は発見されていない。

失踪した43人の真相究明と大統領辞任を要求する人々は、 アカプルコの高速道路を封鎖しており、 ウォルマートなどの店舗も占拠して人々に物品を配っている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-11-25 06:45:03 / Last modified on 2014-11-25 06:45:04 Copyright: Default

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