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米トラック労働者、直接雇用を要求してストライキ...使用者側、労組員殺害の威嚇も

港湾労組、トラック運転手ストライキに連帯して4つのターミナル封鎖デモ

チョン・ウニ記者 2014.07.09 17:08

米国カリフォルニア州ロサンゼルスとロングビーチの港で働く 120人以上のトラック運転手が7月7日、 運輸会社に直接雇用を要求して無期限ストライキに突入した。

ロサンゼルスタイムズ、デイリーブリーズなどによれば、 トラックの運転手たちは「独立契約業者」とされ、 賃金や福利厚生で不当な待遇を受けているとし、 直接雇用と勤労条件改善を要求している。 労組の組織化活動に対する運送会社の報復禁止も重要な要求事項の一つだ。

[出処:ロサンゼルスタイムズ画面キャプチャー]

ロサンゼルスとロングビーチの港は米国に輸入される物品の40%が入る全国最大規模の港だ。 ここの港湾トラック運転手の10%にあたる約1万2000人は直接雇用されているが、 その他は独立業者としての待遇を受けている。

ストライキに突入したトラック労働者たちは、 全米トラック運輸労組(Teamsters)の所属で、 7月7日、運輸会社のグリーン・フリート・システムズ、トータル・トランスポーテーション・サービスとパシフィック・ナイン・トランスポーテーションに集まり、 彼らがトラック労働者を独立業者として不当に待遇し、 労働権に違反して公正な賃金支給を回避したと糾弾した。

ストライキに参加したアレックス・パズは 「われわれは彼らが法律違反をやめて産業的な変化があるまでここに残る」と米国インターネット・メディアのDaily Breezeに7日、明らかにした。 パズはトータル・トランスポーテーション・サービスで5年間、貨物を運ぶ労働者だったが、 法廷で会社の不当労働行為を陳述したことを理由に解雇された。 彼によれば、運送業者はトラック運転手が労組活動をしたという理由で報復、脅迫し、その上殺害の威嚇までしている。

他の労働者は 「会社が労働者の地位を不当に取り扱うことにより、 労働者の社会保障と医療の権利を否定している」とし 「こうした扱いはもううんざりだ」と明らかにした。

港湾労組、トラック運転手のストライキに連帯して、4つのターミナルを封鎖してデモ

このようなストライキ労働者に連帯し、7月8日の午前には港湾労働者も4つのターミナルを封鎖してデモに突入した。 しかしカリフォルニアの労働争議仲裁当局は直ちに介入し、 港湾労働者に勤労復帰命令を出し、ターミナル運送を強制した。 仲裁当局は港湾労働者の契約はトラック運転手ストライキに連帯する作業場の離脱を認めないとし、 このような措置を取った。 類似の規定が4月のトラック労働者たちの48時間ストライキでも問題になった。

米西部港湾労組(ILWU)は7日にはトラック運転手のストライキを尊重する意味で、 他の400人のトラック運転手の港への進入を阻止した。

米国連邦政府は、解雇などの労組活動への報復を含む運送会社の50以上の労働権違反事項を調査している。 カリフォルニア州当局も不当契約の原因と指摘された300件以上の賃金未支給事項について調査している。

▲カリフォルニア ロングビーチ港ターミナル中一つ[出処:ロサンゼルスタイムズ画面キャプチャー]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-10 09:14:01 / Last modified on 2014-07-10 09:14:02 Copyright: Default

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