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韓国:江汀村を訪れたアクロニム軍縮研究所長インタビュー
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「英国ではみんなが団結して戦い、軍事基地を阻止した」

[インタビュー]江汀村を訪れたレベッカ・ジョンソン英国アクロニム軍縮研究所長

チョン・ジェウン記者 2011.11.12 01:18

外交通商部と国連アジア太平洋平和軍縮センターの共同主催、済州道の協力で、 済州で開かれた第10次済州国際軍縮非拡散会議に参加したレベッカ・ジョンソン 英国アクロニム軍縮研究所長が江汀村を訪問した。

レベッカ・ジョンソン所長は江汀村を訪れた11月9日、済州海軍基地反対運動を 支持する意思を述べ、連帯の意を示した。彼女はこれまでの世界各地の基地反対 運動の経験を語り、「軍事基地が完成する前に阻止しなければならない」と 江汀村の住民に伝えた。

レベッカ・ジョンソン所長は同日、骨材などを積んだ大型トラックが村内に入っ たため工事車両を遮って抗議する江汀の住民と共に行動に参加した。また江汀 住民、平和運動家の工事中断行動(連座デモ)に参加し、江汀村の平和を祈る歌 も歌った。

▲連座デモに参加したレベッカ・ジョンソン所長.

この時、江汀村会は交通事故の危険、飛散粉塵発生などの理由で、海軍基地工事 業者側と村会が村内の道は使わないという合意事項を破ったと主張した。

メディア忠清は、江汀村住民、平和運動家との対話の後、レベッカ・ジョンソ ンにインタビューした。彼女は江汀村の人たちと会った翌日に帰国した。

国際会議が終わってすぐきたようだ。江汀村に来た理由は?

江汀村住民の基地反対運動にできるだけ役立ちたかった。住民が私に頼みたい ことがあれば頼んでほしいし、できるかぎり役に立ちたい。また、新羅ホテル での軍縮非拡散会議で、ある女性運動家が『No Naver Base(海軍基地絶対反対)』 の黄色いバナーを広げ、すぐにイベント会場から追い出されたが、彼女とも 会いたかった。ここの写真を撮って、世界に広く知らせたい。

英国にも軍事基地反対闘争があった。

英国では、第2次世界大戦以後、以前からの基地が新しく作りなおされ、拡張さ れることがあった。以前からあった英国の軍事基地が米国の軍事基地に変わる こともあった。1990年代まで、英国には102の米軍基地があり、その基地は 1990年代以後、統合の過程を経て多くが閉鎖された。

英軍のロンドンに近い『グリーンハム・コモン(Greenham Common)』地域に米軍 が使う英国空軍基地を作ろうとした。核兵器をはじめ、多くの戦闘機が配置さ れるはずだった。だが平和運動家は5年間闘って撤回させた。英国の住民の戦い は徹底した非暴力抵抗の方式だった。米国という国や個人への反対ではなく、 軍隊と兵器に対する反対行動だった。英国の国民が固く団結して戦ったので、 結局基地は作られなかった。このメッセージを江汀の住民にも伝えたかった。 江汀村の闘争も、5年程度になると理解している。私も非暴力抵抗行動に賛同し、 連行されたりもしたが、当時は闘争に参加していた。

済州、江汀村の住民に伝えたいメッセージは。

私が英国で目撃したことを話そう。村に軍事基地ができれば、環境を汚染して 基地から出る汚染物質で、農業と漁業など、住民の生活が疲弊する。また基地 ができると、住民の生活が軍事基地に隷属する。農業で暮らしていた人々も、 基地ができればすべての経済圏が軍事基地に巻き込まれ、新しい技術を学べず、 基地に関する仕事につくことになる。もし後で基地が閉鎖されると、回復はと ても難しい。20年経った今も、まともに暮らせないケースもある。住民たちは、 20年間、貧困と失業の経済的苦痛を味わった。基地が閉鎖されても、また人々 が暮らせるようになるのか心配されていたが、今、徐々に自立して暮らせるよ うになりつつある。その苦痛がいかに大きいかがわかる。

また政府は、基地ができれば雇用が生まれ経済が良くなると主張するが、実際 の経験では、これは事実ではない。なぜなら軍事基地ができるとこれに従属す るからだ。元から地域にあった産業がなくなり、環境の汚染が深刻化する。

韓国政府は済州海軍基地は米国ではなく韓国軍だけが使うという。軍事専門家としてどう思うか。

済州海軍基地ができるとイージス艦とクルーズ港(軍民複合型海軍基地の場合)が 同時にでき、MD体制(米国のミサイル防御体制、Missile Defense)になるという。 韓国政府はこの海軍基地が韓国のためだけに使われるというが、米軍やその他の 軍の艦艇が自由にこの基地を使うだろう。

英国で、英国軍のための基地があちこちに建設された。英国空軍のための基地 としてRAF(Royal Air Force)、つまり陸軍も空軍も海軍も、名前にローヤル (Royal)を付けて英国の軍隊であることを誇っているが、グリーンハム・トナー の英国空軍基地も米空軍が自由に使っている。現在、英国の基地の90%は米軍が 自由に使っているのが実情だ。

重要なことは、済州海軍基地が韓国海軍基地か米国海軍基地かではなく、軍事 基地ができることそのものが間誤っていることだ。それが一番重要な問題だ。

▲レベッカ・ジョンソン所長が済州海軍基地工事現場正門の中に入って写真を撮ろうとしたが、海軍と工事業者側が出入りを止めた。大きな声で江汀村の平和を祈る歌を歌った彼女が海軍基地工事現場を凝視している。何を考えていたのだろうか。

済州海軍基地では、民主主義の手続きと原則を無視して建設されていることへの批判が強い。特に海軍側の暴力性が浮き彫りになっている。

英国では、英国中央政府がスコットランドに『トライデント(Trident、核ミサ イルを装備した潜水艦)』、つまり核兵器を保存するなどの軍事的な目的で自由に 使える基地を作ろうとした。当時、スコットランド議会の71%の議員が反対し、 85%の市民が反対したが、英国中央政府が軍事基地建設を強行した。民主主義の 原則に反して建設されたケースだ。

トライデント阻止闘争は、非暴力で抵抗した平和運動の重要な事件だ。何度も 私が紹介したが、トライデント軍事基地を阻止する地域住民の非暴力の抵抗が 1年間続いた。村住民は1年間、毎日毎日軍事基地が核兵器に利用されることを 防ぐために、道に横たわって車両を防いだ。そして多くの法律家が約1年、住民 の非暴力抵抗運動を見て結論を出した。どんな方法であれ、英国の中央政府が 不法に事業を行えば、地域住民には明らかにそれに反対する権利がある。英国 政府もこれを認めた。

済州、江汀村海軍基地建設を反対する人々にはさまざまな根拠がある。レベッカ・ジョンソン所長は何を一番重く見るか。

言い換えるが、英国のグリーンハム・コモン軍事基地を阻止するために住民が 戦った。拘束されても屈することなく戦い、結局基地をなくした。その勝利の 精神を住民に伝えたい。英国や日本など、基地が建設された所の例を見れば、 住民の人権が徹底的に無視されていることが分かる。特に、女性と児童など、 社会的弱者の人権が深刻に蹂躙される。女性を見ただけでも、性売買に巻きこ まれたり、軍人から性暴力を受ける。これを防ぐためにも海軍基地は必ず阻止 しなければならないと考える。

済州道の江汀村に海軍基地が建設されるべきではない理由は多い。美しくて、 生態系がよく保存された環境を守らなければならない。基地が出来れば環境の 汚染は火を見るより明らかだ。雇用が増えるというが、それも事実ではない。 英国の基地も、米国の基地も、住民の人権が蹂躙され、性売買に加担のしたり、 強姦の被害者になるケースは珍しくない。絶対に基地を作らせてはいけない。 雇用創出などの経済的効果も虚構だ。(記事提携=メディア忠清)

グリーンハム コモン(Greenham Common)英国空軍基地

1942年に設立され、第2次世界大戦の時に英国空軍と米国空軍が基地に使った。 冷静期には、米国の空軍基地として使われ、1993年に閉鎖された。1981年巡航 ミサイル配置計画に反対する闘争に始まり、基地の前で女性平和運動家が主導 して『グリーンハムコモン平和キャンプ』を設置した。フェンスを切る闘争で 国内外で有名になった。19年の闘争の後、92年9月に米空軍基地返却、93年2月 閉鎖を決定し、周辺の自然公園に統合された。

スコットランド・クライド海軍基地のトライデント(Trident)核弾頭配置計画反対

1981年の計画樹立後、1994年に米国のトライデント・ミサイル配置の一環とし て英国海軍がスコットランド西部のクライド海軍基地に潜水艦搭載型核弾頭を 配置した。2006年、パスレーン・トライデント基地封鎖闘争が1年間続き、この 過程で474人が逮捕された。主に核廃絶キャンペーン(CND:Campaign for Nuclear Disarmament)とトライデントプラウシェアズ(Trident Ploughshares) 等、50余団体がこの闘争に賛同した。彼らは冷戦終息後、もはや核ミサイルを 配置する理由がないと主張、軍事基地反対運動を繰り広げた。[編集者 注]

*通訳:歌手で平和運動家のチョ・ヤッコル氏

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-13 05:35:03 / Last modified on 2011-11-13 05:35:10 Copyright: Default

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