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インドネシア13都市でトヨタへデモ〜「ナンブ・インドネシア」の解雇に抗議

    遠野はるひ(横浜アクションリサーチ)

 トヨタのサプライチェーン、プラスチック部品を製造しているナンブ・インドネシアに おける労働争議の続報をお伝えします。

 ナンブ・インドネシアの労働組合、SUBUMIは、女性労働者の労災および契約労働者9人の 正規労働者への身分変更をもとめて交渉を申し入れましたが、会社は要求を拒み続けたばかりでなく、 これらの契約労働者を契約期間が終了したとして解雇。3月8日、SEBUMIは関連労組であるSEDARとともに、 ナンブ・インドネシアの理不尽な態度を製品の納入先であるトヨタに訴えようと、北ジャカルタ、スンダーにある トヨタ・インドネシア(TMMIN)にデモをした。

 会社は4月3日までに61人の非正規・正規の労働者を解雇した。インドネシアの労働法は妊婦を解雇するのを 禁じているにもかかわらず、解雇者の中には妊婦もいた。会社から労働省地方事務所に送られた手紙によれば、 解雇理由の一つはナンブ・インドネシアと顧客(トヨタ)への抗議行動に参加したからというものだった。 解雇当日、労働者たちはマネージャーに解雇を言い渡され、兵士と警察官が見守る中、セキュリティガードと 私兵に監視されながら、わずか15分で私物の整理をさせられ、工場の外に追い出された。SEBUMI(ナンブ・インドネシア労組) の幹部も解雇され、労組事務所の鍵、重要文書も取り上げられた。解雇された労働者のうち、33人が解雇を認めず 、職場復帰を求めていくことを決め、彼女・彼らの支援のためにナンブ争議連帯委員会(KSPBN)が数百人の参加で組織された。

 4月8日、ナンブ争議連帯委員会のメンバーは再びトヨタ・インドネシアと日本大使館へのデモをおこなった。 4月9日、抗議行動はジャカルタの他に、12の主要都市―ブカシ、バンドン、テルナテ、モロタイ、スラ、トベロ、 アンボン、クパン、タラカン、マカッサル、マナド、ジョクジャカルタへと広がった。

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http://www.labornetjp.org/news/2018/0404toyota


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