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神奈川県労働委員会への審問開始要請署名活動へのお礼とご報告

                                            2006年9月4日
各労働組合・市民団体各位へ
                              フィリピントヨタ労組を支援する会
                                共同代表  山際正道
                              全造船機械労働組合関東地方協議会
                                議長  宇佐美雄三

 日頃の貴職の労働者支援の諸活動に対して敬意を表します。また当「フィリピントヨタ労組を支援する会」へのご支援・ご協力に感謝いたします。

 さて、フィリピントヨタ労組とその上部団体である全造船機械労働組合関東地方協議会は、2005年2月神奈川県労働委員会に対して団体交渉拒否の不当労働行為の救済を求めて申し立てを行いました。県労働委員会は、この申立てを受理し調査活動を進め当事者に対して救釈明を求めてきました。

 私たちは積極的に対応しましたが、トヨタ側は、一貫して建前的法律論を主張するばかりで審問入りに抵抗してきました。そこで私たちは、多くの皆様のご協力いただく中で審問が開始されます事を目指し県労働委員会に向けた署名活動に取り組みました。幸い多くの皆様のご理解ご協力を得ることができ6月14日、7月31日の2次にわたり合計800枚余の署名を結集し、県労働委員会に提出、審問開始について強く要請いたしました。

 しかしながら8月4日「申し立て却下」のが決定され通知されました。皆さんのご支援の中このような結果になりました事は、大変に申し訳なく残念に思っています。8月22日に中央労働委員会に対して再審査の申し立てを行いました。

 現地では労働雇用省に対する要請行動を行うとともにその間に生じた不当弾圧を跳ね返しながら闘いを継続しています。一方ILOから第4次勧告が出されIMFにおいても全世界での抗議行動が展開されるなど運動は、着々と前進しています。 

 今「順風満帆」といわれるトヨタには、大量リコールに見られる技術力の問題、北米トヨタ社社長によるセクハラ事件に見られる人事の問題、下請け企業による偽請負事件の問題など多国籍な世界企業の屋台骨を揺るがしかねない事態が生じています。トヨタ自らがこれらの問題を克服するためには、世界が認めるILOの労働法制等を遵守し、労働者・労働組合を重視する姿勢を確立することこそ重要です。その第1歩として、フィリピントヨタでの労使紛争をILO・IMFの支援を受けるフィリピントヨタ労組の主張に沿って解決を図ることが求められています。

 私たちは、必ず勝利することをめざし闘うフィリピトヨタ労組を支援してゆきますので、引き続き皆様のご支援をお願いして御礼といたします。


フィリピントヨタ労組を支援する会

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