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TMPCWA 弾圧報告

フィリピン政府
エド・クベロ委員長らTMPCWA組合員21人を不当逮捕!


 全世界の労働者、市民に訴える。

フィリピン政府はトヨタと一体となってフィリピントヨタ労組(TMPCWA)を潰そうとしている。世界に広がるTMPCWAの正当な要求「136名の原職復帰!」「労働協約締結のための団体交渉開始!」を押しつぶそうとしている。

8月16日マニラ警察は、労働雇用省長官へ申し立てを行うTMPCWA労組員ら21名を逮捕した。
TMPCWAは、労働雇用省が2006年2月16日に行った承認投票(CE)も4月7日に労働雇用省が行った御用組合の団体交渉権獲得決定もフィリピンの承認投票(CE)手続きに違反し無効だと主張しきた。そのためこの労働雇用省決定に再検討申立を行っていた。

ところが、労働雇用省はこの再検討申立を却下しておきながら、申立人のTMPCWAには通告しないままフィリピントヨタに通告し、フィリピントヨタと御用組合に秘密裏に労働協約交渉を行わせていたことが判明した。

8月16日午前10時半ごろTMPCWAの組合員ら200人(マニラ新聞、一説では50
人程度)がこれへ抗議し、「再検討申立書その2」を労働雇用省長官に提出しようと
した。それに対して労働雇用省警備員が申し立書提出を拒否してトラブルになり、組
合員にも多くの負傷者がで、重傷者もでた。その中で警察が介入し、5発の銃声が鳴
り響いた。6人の組合員が長官室のある7階に上り長官に「再検討申立書」を渡そう
としたが、長官は不在であった(マニラ新聞)。警察は警備員3人を負傷させたとして
この6人も含めて21人の組合員を拘束した。逮捕された組合員達は病院で傷の手当
てを受けたが、警察は法定医療の書類のコピーを渡そうとしない。現在家族、弁護
士、組合員が差し入れ、釈放要求、家族対策などを行っている。現時点ではまだ釈放
のめどは立っていない。

IMFは9月12日に各国の日本大使館や各国のトヨタ社に対しフィリピントヨタ労
組支援の第2波行動を起すことを決めた。私達も9月15日の東京総行動だけでな
く、その前後の行動を起こすことを検討している。今世界の労働者市民が本当にトヨ
タを攻め始めている。

日産、ホンダの減少に対しトヨタのリコールは増え続けている。トヨタはリコールNO
1である。トヨタは今様々な問題を抱えている。ただ広告費NO1のトヨタを恐れてマ
スコミがそれを隠してきただけである。過労死のトヨタ、労災隠しのトヨタ、セクハ
ラのトヨタ、リコール隠し、偽装請負のトヨタ、世界中で不当労働行為をやり、世界
中に不法を持ち込んでいるトヨタがこの包囲に耐え切れるだろうか。トヨタは無駄な
足掻きを続けている。


フィリピン政府はそんなトヨタに追随している。この正当な抗議と申立書提出に対す
る逮捕は、トヨタの6年間もの団体交渉拒否とそれに抗議した233名の解雇を正当
化するものである。トヨタと労働雇用省、フィリピン警察の一体となったTMPCWAを潰
そうとする策謀である。TMPCWAを支持する世界の労働者市民の声を圧殺しようとする
試みである。
フィリピン政府に強く抗議するとともに、直ちに釈放するよう要求しよう。

フィリピントヨタ労組を支援する会は今フィリピン政府への抗議メールを準備してい
ます。ご期待ください。
                        (文責 吉田)


フィリピントヨタ労組を支援する会

Created by iseki-kaihatu and Staff. Last modified on 2006-08-19 09:25:13 Copyright: Default

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