韓国:清道テナム病院コロナ19集団感染、終わらない質問 | |
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清道テナム病院コロナ19集団感染、終わらない質問[イシュー]
パク・チュンヨプ、チョン・ヨンギル ニュースミン記者 2020.03.31 09:32
[出処:ニュースミン] 2月19日 104番患者(64)死亡/20日コロナ確診.
死亡者8人の共通点は3種類だ。 清道テナム病院の精神病棟に長い間入院していたこと。 基礎疾患があること。 確診後、およそ四日で死亡したこと。 清道テナム病院精神病棟入院者103人全員がコロナ19に感染し、 このうち8人が死亡し、7.8%の死亡率を示した。 国内の確診者死亡率1%、世界の確診者死亡率4.1%より高い。 2月、国内コロナ19感染拡散の初期、 清道テナム病院、新天地、清道郡に関するさまざまな疑惑があふれた。 立証が難しい疑惑を別とすれば、 なぜ精神病棟だけで死亡率が高くなったのかについての いくつか有意味な質問がある。 清道テナム病院精神病棟の患者はなぜ長期入院していたのか、 なぜ基礎疾患があったか? なぜ確診者発生初期に集中的に患者が死亡し、 他の病院に移送された後は死亡者が発生しなかったのか? なぜ清道テナム病院精神病棟には長期入院者が多かったか?国内初の死亡者は清道テナム病院で20年以上生活していた。 死亡当時の彼の体重は42kg。 長い病棟生活で健康が悪化していたことが察せられる。 清道テナム病院の精神病棟は全ての窓に鉄格子が設置されていて、 窓を開けられず換気が不可能だ。 部屋一つに6〜8人が床で共同生活をする。 彼らにとって法が定める最低住居基準は意味がない。 精神病院は野宿者や無縁故者などの医療費を払えない患者で、 患者当たりの医療給付点数を受けられる。 保健福祉部の行政規則によれば、精神疾患で患者が入院した時、 1日当たりの定額点数が病院に支払われる。 病院は患者をさらに多く、さらに長く受け入れ、 さらに不十分なサービスを提供すれば、さらに大きな利益を得られる。 清道テナム病院が患者の人権を尊重するサービスを提供していたのかについて、 あまり知られていることはない。 だが清道テナム病院を運営する財団が不正事件で釜山から退出させられ、 清道テナム病院を会計不正に活用した前歴があるという点で、 病院の利益のために患者に不適切なサービスを提供した可能性を疑うことができる。 なぜ確診者などが早く死亡したか? 確診者が他病院に移送された後にはなぜ死亡者が発生しなかったのか?死亡者8人のうち7人が確診後、四日以内に亡くなった。 病院によれば、精神病棟で15日前後に集団発病の兆しがあったが、 18日になってやっとコロナ検査を依頼した。 初めての感染患者は19日に死亡し、それから一週間でさらに6人が死亡した。 100人もの患者を移送できず、保健当局は国内で初めて集団隔離措置をした。 感染した患者は部屋一つに6〜8人が暮らしていた状態そのままで隔離され、 順次テナム病院の一般病室に分散した。 障害者団体はテナム病院が治療設備不足、劣悪な環境など、 患者の治療に不適切だという理由で人権委に緊急救済を申請した。 他病院への移送は5日に完了した。 死亡者が最後に発生した日も5日だ。 集団発病の兆しがあっても患者に対する検査→隔離→治療が迅速に行われず、 きちんとした病院に入院するまで最大20日以上かかった。 患者の治癒よりも社会から隔離することに重さをおいた措置だ。 清道テナム病院の集団感染は、 韓国内のコロナ19事態で初めての病院・集団居住施設内の集団感染事例で、 最初の集団隔離実験場という象徴的な事件だ。 18日現在、死亡者を除き他の病院に隔離治療を受けている患者95人のうち65人が完治した。 だが問題は終わらない。 彼らが100%完治しても、清道テナム病院に関する記録は100%感染、7.8%死亡だ。 そしてその次の質問はこれだ。 清道テナム病院で感染して外に出た患者はこれからどこに行くのだろうか?
翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2020-04-08 20:23:57 / Last modified on 2020-04-08 20:25:13 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |