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韓国: #28:広場が残した平等
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「かわいくもなく、感心でもない」

[ワーカーズ28号]広場が残した平等

シン・ナリ記者 2016.12.22 01:57

[出処:写真/ジョンウン]

「江南おばさん一人がこの国全体を弄んだ。 XX女は自分の判断なしで政権をおばさんの手に握らせた。 それで私が、私たちがこの寒さにここに出てきてこんなに苦労している。」 (朴槿恵大統領退陣を要求する2次汎国民行動での市民の発言)
「今年の丙申年が過ぎようとしている。病身女と一緒にした丙申年だ。」 (朴槿恵大統領退陣を要求する2次汎国民行動での市民の発言)
「『友人と集会に行った。大人たちはなぜ高校生がここにきたのか? 立派だね』と話した。」 (ある高校生がSNSに書き込んだ文)

広場のお馴染みの不平等

憲政史上最大規模と呼ばれたキャンドル集会は、平和に進行している。 集会の外形は明らかに平和だ。 だが広場の言葉は集会とは違う。 怒った市民は平和にキャンドルを持ったが、発言台に上がり怒りをさびしく吐き出す。 女性を嫌悪し、障害者を卑下し、青少年を下に見る『言葉』を通じてだ。 大統領を女、ニョン、ミス朴と、崔順実(チェ・スンシル)を江南おばさんと置き換える発言があふれる。 障害者を卑下する用語もよく使われる。 青少年が参加して発言する時には「立派だ、可愛い」と手をたたく人も多い。 女性、障害者、青少年を他者化するスローガンだ。

政治家の発言もたいして違わない。 ある報道機関は李在明城南市長が10月29日にソウルの清渓広場で 「朴槿恵はすでに国民が委任し、無限の責任がある権力を、どこの馬の骨だかわかからない街の女子供にやってしまいました」と発言した事実を報道した。 李市場はその後「慎重ではない表現だった」とSNSで謝罪した。 国民の党の朴智源(パク・チウォン)前非対委員長はラジオ番組に出演して 「共に民主党の朴映宣議員には非常に申し訳ないが、 この大韓民国では今後100年以内、女性大統領の夢は見るなと話した」と明らかにした。 朴智源議員も大統領を批判するための言葉だったとし、 これを報道した新聞社に「そのような意図ではないが、そのように聞こえたとすれば申し訳ない」と言ったという。

DJ DOCの光化門キャンドル集会の舞台が問題になったのも、彼らのミソジニー的な歌詞のためだ。 DJ DOCの曲「受取人分明」には「ミス朴 YOU No答」、「さよならミス朴 セニョリタン」など、性別を強調する「ミス朴」という表現が数回登場する。 曲の副題も「ミス朴」だ。 こうした歌詞のために、国政壟断の事案に対する批判ではなく嘲弄混じりのヘイトスピーチだと批判された。 フェミニズムアクショングループ「江南駅10番出口」は公式の立場文で 「少なくとも民主主義の価値を語る空間では、少数者の差別と嫌悪フレームを含意する歌が鳴り響いてはいけない」とし 「女性嫌悪と民主主義は一緒にできない」と強調した。 結局DJ DOCは問題になった一部の歌詞を変え、7次キャンドル集会の事前舞台に上がった。 だが彼らの中の数人が「女性団体が反対したためDJ DOCが舞台に上がれないことになるところだった。おかしい」と批判した。

朴槿恵-崔順実ゲート以後、発言台に上がってきた言葉は見慣れないがお馴染みの表現だ。 朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領から全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)大統領は、「あの男」と批判されたことはない。 「あいつ、あのおじさんが国を滅ぼした」と罵倒しない。 性別とは無関係な名前と職位の中で、正しくない行動があらわれるだけだ。 しかしミス朴、XXニョン、障害者を卑下する用語はおなじみの表現だ。 加害者が女性である時、あるいは被害者であっても、記事は「XX女」など、女性を題名として対象化する。 広場の用語に馴染みが薄くないことは、女性と障害者などの少数者に対して使われる用語がそのまま再現されるためだ。

上下関係で青少年に対することも「子供たちに何が分かる」に始まるおなじみの表現だ。 政治をおとなの議論に限定する態度だ。 これは投票権を要求し、学校内部の問題を指摘する学生に、大人の「先生」が「黙って勉強でもしろ」と怒るのと同じ脈絡だ。 同意できない問題には口を閉じろと命令するが、朴槿恵-崔順実ゲートのように、批判に同意する発言には立派だと感じる。 青少年の発言を尊重するのではなく、自分の意向と違う時は生意気だ、同じ時は若いのに何か少しは知ってるなという態度は、尊重、平等からはほど遠い上下関係的な視線だ。

努力する平等、広場の変化

平等の努力が始まった。 不公平な発言、上下関係的態度に対する指摘が続いている。 11月の1次と2次の集会が終わった後、SNSには広場で受けた性暴力を告発する文があふれた。 当時、SNSを通じて混雑している合間を利用した身体接触と「女が〜」で始まる侮辱的な言葉、 進歩を自称する男超サイトに上がってきた「キャンドル女子高生がXXした」掲示物を告発する女性たちの動きが起きた。 つまり平等な集会への動きが始まった。 韓国女性民友会は「キャンドルを持ち朴槿恵(パク・クネ)退陣を叫ぶのは民主主義だ。 差別と卑下のない国政壟断批判も民主主義だ。 性暴力と容貌品評のない広場も民主主義だ」とし、民主主義のための実践を行った。 差別と暴力に問題を提起する人は、集会に水を注す人ではないということだ。 むしろこれを省察して解決することが民主主義だと説明する。

集会での性差別的発言に対するモニターも続いた。 花火フェミアクションは先月「女性嫌悪発言」の記録を始めた。 時局大会が終われば意見書を出し、不公平な発言、状況に対する意見を聞く方式だ。 花火フェミアクションは去る5月の江南駅女性殺害事件以後、フェミニズム問題が起きるたびに多様な方式で声をあげている所だ。 彼らは「朴槿恵わかんな〜い??????」、 「これで女が政治をすれば〜」、「(警察との対峙状況で)女は後に下がってください」、 「(集会場所を整理する女性参加者に)はやり女は良いね」等の差別的発言を集めている。 集会で聞いた参加者への性暴力発言、女性参加者を疎外し不愉快にした状況の収集だ。

FaceBookページの「平等な連帯」は、平等な集会のためのチェックリストを作った。 彼らは集会現場で発生する性暴力と階層暴力を警戒し、多様性を尊重するために7種類のチェックリストを作って知らせた。 チェックリストは集会場所と舞台空間に車椅子の接近が可能か、 障害者トイレが公示されているか、 特定人と特定集団の容貌の卑下や、障害、疾病を卑下する言葉を使わないのかなどを確認するようになっている。 平等な集会についての提案もする。 集会を始める時「今日の集会は平等な集会です。 平等ロゴソングを共に歌い、集会を始めてみましょうか?」といったり、 「今日の集会について一週間、評価の意見を受け付けます。 人権侵害、暴力、差別などを体験されたら、000に連絡ください。お疲れさまでした」で終わることを進めるなどだ。

キャンドルが続く。 広場の平等のための努力も続く。 集会を主催する朴槿恵政権退陣非常国民行動は、市民発言の前に 「性別、障害者、青少年関連の卑下発言をしないでくれ」とし 「このような発言が続けば発言を中断するほかはない」と案内する。 だが広場の平等は容易ではない。 朴槿恵大統領弾劾訴追案について国会議員が投票した日、 リアルタイム中継をするある放送のチャッティング欄には 「女性国会議員に対する容貌品評」が続いた。 「セヌリ党だが可愛い」という表現に 「女性を対象化する不適切な言葉」という指摘がつくと、 「可愛いものを可愛いということの何が問題か」という反論が続いた。 1万人を越えるチャッティング欄で、一瞬の間に行われたことだ。 平等は容易ではない。 差別的用語と問題がある発言の論駁は続くだろう。 ただ平等に向けた努力、不平等に対する不愉快と問題提起が広場の希望ではないだろうか。(ワーカーズ28号)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-12-27 20:48:58 / Last modified on 2016-12-27 20:49:00 Copyright: Default

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