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韓国:困るたびに出てくる外部勢力論
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こんにちは、外部勢力です

困るたびに出てくる外部勢力論

オ・ジノ 2016.07.25 11:43

7月18日、姜信明(カン・シンミョン)警察庁長官が記者懇談会で 「外部介入説について確認中」とし、「外部勢力」の基準は「星州郡民ではない人と定義する」と話したという。 該当記事が出た後、私の住民登録証を取り出してみた。 ソウル特別市恩坪区…。 庁長様の基準によれば、私はTHAAD反対闘争に参加する権利がない人だった。 東洋セメント、ハン・ガンホ烈士、ハイディス、コルトコルテック…。 連帯して抵抗する権利を住民登録登載の有無で判断するのなら、どうやら私は活動を休むべきだという気がした。 その上に忠南の生まれなので、牙山にも工場があるユソン企業のハン・ガンホ烈士闘争は参加してもいいのではないのかという気もちょっとするが、 「星州の出生で小・中・高を(星州で)出ても、 (他の地域に)出て行った人は現在は星州郡民と見るのは難しくないか。 さらに厳格に言えば、住民登録に登載されていない人」という庁長様の厳格な基準によれば、 ハン・ガンホ烈士闘争も不合格だった。 くやしかった。 連帯するために、事案が発生するたびに住所地を移さなければならないのか。

▲写真/ホン・ジノン

困るたびに出てくる外部勢力論

「社内下請労組の不法闘争の背後勢力として、 社労委(社会主義労働者政党建設共同推進委員会)、 労建闘(革命的社会主義労働者党建設現場闘争委員会)、 非無世(非正規職ない世の中作り)、 タハムケ(労働者連帯みんな一緒に)等が推定される。」

2013年7月18日、現代車希望バスに対して経済人総連が出した報道資料の一部だ。 2010年7月、大法院は現代車社内下請労働者チェ・ビョンスンに対する不法派遣を認め、 会社はチェ・ビョンスンと直接雇用関係にあると判決した。 その後で2年以上の時間が過ぎても現代車は不法派遣労働者たちを正規職化させなかった。 そして二人の労働者は巨大財閥に対抗して大法院判決を履行しろと高空に上がった。 現代車希望バスは280日間高空座り込みをしていた二人の労働者を応援するために、全国各地から現代車蔚山工場へと出発したバスだった。 4千人以上の人が参加した。 そのうち住民登録が蔚山広域市に登載されていた人はどれほどいたのだろうか。
大法院の判決によれば、現代車社内下請労働者は請負ではなく派遣だから2年経てば正規職に転換しなければならなかった。 会社の立場としては社内下請労働者全体を正規職に転換するのは嫌だったのだろう。 それがもたらす波紋が恐ろしかっただろう。 単に現代車だけの問題ではなかった。 安山、仁川など、無数の工団はすでに不法派遣企業が盛んで、 韓国は大工場が先頭に立った不法派遣で覆われていた。 不法の天国、その先鋒に立つ現代車が今になって全ての社内下請労働者を正規職に転換することはできなかった。 だが大法院判決、現代車に対する社内下請労働者たちの闘争、高空座り込み、全社会的連帯希望バスまで。 内部で問題を解決することもできない、解決するつもりもなかった現代車は困った。 外部勢力論が出てきた。

「密陽と何の関係もない人々が密陽の生存権を威嚇している。 …合理的な問題解決を妨害する外部勢力は今すぐ追放されなければならない。」

2013年10月8日、洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶南道知事が発表した対道民要請文に書かれた内容の一部だ。 韓電は2013年10月1日に要請文を発表した後に工事を再開するという約束をひっくり返し、 9月30日には装備を投入して、明け方には警察兵力と共に韓電職員を投入した。 政府と韓電、警察は合同作戦で密陽送電塔経過地を侵奪した。 3千人の警察が村を占領し、密陽の住民はあちこちで遮断された。 通行禁止、不法逮捕、標的捜査、公権力の暴力行使、座込場に生活必需品搬入禁止、医療支援統制、住民に対する侮辱と嘲弄…。 住民登録所在地が密陽市であることが明らかな「内部勢力」は孤立させられ、韓電の職員は警察の護衛を受けて出入りした。 警察を避けて送電塔工事を守りに行くために、住民たちは毎朝山にのぼり、警察に引き出された。 警察の暴力で無数の住民が運ばれた。
10年の戦い。 住民は同意しなかったが韓電は押し通した。 工事が本格化する前から代案もあったし、住民の反発も大きい事案だった。 まだ送電が始まらない状況では、議論する時間も多かった。 だが国家と韓電は住民を動けなくし、武力で制圧する方式を選んだ。 切迫した住民たちは服を脱ぎ、穴を掘り、からだに鎖をまいた。 密陽住民の切迫した抵抗にあちこちから多くの人が飛びかかった。 そのようにして送電塔に反対する人々の絶叫が響き、送電塔建設に反対する市民の声が高まった。 すると困った彼らはまた外部勢力論を持ち出した。

境界を越えて共鳴する私たちの連帯

THAADをめぐる外部勢力議論はずいぶん前からだ。 記者たちは「報道指針」を受けて、保守言論は待っていたとばかりに「対立を増幅して事件を政治化しようとする」とし、外部勢力非難コラムを書きまくる。 調子にのった警察は、専門担当捜査チームを編成し、現場検証までして雰囲気を高める。 THAAD配置に住民が反対する理由は何か、いや人々がTHAAD配置に反対する理由は何かということは、争点から消えた。 政治的に活用するなと言って持ち出した外部勢力論が、その政治的効果を正確にあげているのだ。
外部勢力論はいつも彼らが適切に活用してきたマニュアルだ。 どんな法でも自分たちに有利に適用し、どんな制度でも自分たちが望むままに活用する彼らが、 何か執行し、貫徹すると決めた瞬間、これを妨害したり仲裁する妙案はない。 報道機関と警察も彼らの利害のために動く。 しかし最後までその場を守り、抵抗する彼らの苦闘はこれに対抗する共鳴を作る。 その共鳴は社会に広がり、彼らが準備した機制を無力化し、別の抵抗を呼び起こす。 その瞬間、彼らはその力を取り除くために、その抵抗を防ぐために、外部勢力論を取り出す。
誰かの立場としては、連帯は外部勢力の騒動だが、誰かの立場としては暖かく美しい心だ。 韓国社会のバランスを合わせる石ひとつ、捨てられたバラスト水を満たす水の流れでもある。 今この瞬間、THAADに反対する星州住民は国会まで来て、韓国にTHAADは必要ないと叫んでいる。 あちこちで彼らと連帯しようという気持ちが生まれる。 外部勢力論などではこの流れを防げないことが確認されている。 彼らがまたどんな手段を持ち出すのかはわからないが、一つは確実だ。 どうしても、星州住民と連帯しようとする気持ち、戦争の威嚇をあおる戦争兵器を拒否する気持ちは防げないということだ。

付記
オ・ジノ-非正規職ない世の中作りネットワーク執行委員. 労働と社会運動の接点が増えることを希望しながら、活動中だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-07-30 19:30:21 / Last modified on 2016-07-30 19:30:22 Copyright: Default

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