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ソウル地下鉄9号線「安全、公共性強化」を掲げてストライキに突入

7日から3日間のストライキ、ソウル市「代替人員投入」を批判する声も

ユン・ジヨン記者 2019.10.07 16:12

ソウル地下鉄9号線の第2、3段階の労働者たちが列車8両化と民間委託の撤回、 安全人員の補充などを要求してストライキに突入した。 彼らは10月7日から3日間ストライキを続ける方針だ。

[出処:公共運輸労組]

ソウル・メトロ9号線支部はこの日の午前10時30分、 ソウル市庁前でストライキ出征式を開いた。 労組は今回のストライキで、 △9号線列車8両化、 △ソウル市の9号線民間委託撤回、 △安全人員補充、1人勤務廃止、 △女性労働者人権保障、 △保安要員正規職転換、 △統合職種職列分離の6種類の要求事項を掲げた。

労組はソウル市が今年の10月までに9号線列車を6両化すると明らかにしたがこれを履行せず、 9号線の公営化に対する方針も出さないと批判した。 現在、9号線はソウル交通公社が民間委託形式で運営しており、 労働者たちは公社と同じ業務を遂行しているが低い賃金と劣悪な労働条件に苦しんでいる。 特にソウル交通公社の委託契約が来年9月末終了するため、 労組は再び民間企業に運営権が移る可能性を憂慮している。

安全人員の不足で、1人勤務も蔓延している状況だ。 労組は「深夜時間帯に女性労働者がひとりでホイッスルと水鉄砲だけで 飲酒者などの相手をしなければならない」とし 「保安要員の場合、現在4人の少数の人員が契約職として採用されている。 人員の増員と正規職転換を先行させろ」と要求した。 9号線支部は3日間のストライキにもかかわらず、 使用者側の態度変化がなければ10月中に2次全面ストライキに突入する方針だ。

9号線支部のストライキに合わせてソウル市が代替人員を投入し、 批判の声も高まっている。 「労働尊重特別市」を市政の哲学として打ち出した朴元淳(パク・ウォンスン)市長が、 合法的なストライキを無力化させようとしているということだ。 ソウル交通公社労働組合はこの日、声明を出して 「ソウル市が語る労働尊重は、哲学ではなく『その時その時に違います』式の便宜主義」とし 「代替人員投入という非常識手段によりストライキを無力化させようとする 朴元淳ソウル市長と ソウル市の非常識な態度を糾弾し、今すぐ代替人員投入を中断することを要求する」と明らかにした。

一方、今回の地下鉄9号線ストライキを始め、 鉄道、地下鉄労働者のストライキが続く予定だ。 鉄道労組は11日から13日まで、 ソウル交通公社労組は16日から18日まで、 西海線支部は15日から安全人員補充などを掲げてストライキに突入する方針だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-10-09 19:13:08 / Last modified on 2019-10-09 19:13:09 Copyright: Default

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