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公共部門非正規職、共同ストライキへ

「非正規職正規職転換3段階座礁」

キム・ハンジュ記者 2019.03.14 15:25

[出処:キム・ハンジュ記者]

全国民主一般労働組合連盟が全国20万人の民間委託労働者が 公共部門の非正規職・正規職転換3段階から排除されているとし、 全面ストライキを始めると宣言した。

民主一般連盟は6月〜7月中に公共運輸労組、サービス連盟と共同で全面ストライキをする計画だ。 民主一般連盟は組合員の規模が約4万人で、民間委託の非正規職労働者が中心だ。 公共運輸労組とサービス連盟にも非正規職数万人が所属している。 非正規職を中心に行われる全面ストライキは 政府の職務給制度(標準賃金体系)導入、 非正規職拡散に制約を加えるものと見られる。

民主一般連盟は3月14日に国会前で記者会見を行い 「わが連盟は今日、非正規職労働者の名で6月末、7月初めに全面ストライキをすることを宣言する」とし 「非正規労働者を全面ストライキに追いやるのは政府と政府与党の非正規職拡散反労働政策であることを明確にする。 われわれは今日『全面ストライキ闘争本部』の構成を公表し、 実質的な全面ストライキの組織を始める」と明らかにした。

仁川多文化家庭訪問のオ・ギョンオク指導員は記者会見で 「仁川市南洞区庁は2月に当事者の意見も聞かず、 健康家庭・多文化家族支援センターを民間に委託すると公告した」とし 「政府ガイドラインによれば、数年間同じ業務をしてきたわれわれは、 正規職に転換されるのが当然だ。 南洞区庁の民間委託決定は拙速処理で正規職転換の方向に逆行する」と指摘した。

民主連合労組のサ・ヨンウ事務局長は 「政府は民間委託労働者に対する正規職転換について『地方自治体が処理しろ』という政策を出した」とし 「政府がこれ見よがしに『非正規職ゼロ政策』を放棄した格好だ。 また政府は環境美化員の夜間労働をなくすといったが、 昼間労働への転換による賃金低下の対策はたてなかった。 また標準賃金制という聞こえのいい装いで職務給制度を押し通している。 われわれは全面ストライキで正規職転換を勝ち取る」と伝えた。

実際に政府は2月27日に報道資料で、民間委託分野正規職転換政策について 「一律の基準設定や拘束力がある指針の示達ではなく、 所管部署など責任ある機関が利害関係者と合意して、 自主的に決める構造が必要」だと明らかにした。

続いてソウル一般労組のキム・イフェ首席副委員長は 「ソウルの24か所の施設管理公団は、 行政自治部の総額人件費、経営評価に一生懸命になっている状況だ。 この政策によって民間委託の非正規職労働者の賃金は削減され続けてきた。 団体協約が経営評価に減点として作用して、労労対立も呼んだ。 われわれは自治行政部に対して闘争に立ち上がらなければならない」と声を高めた。

民主一般連盟は1月30日の代議員大会で全面ストライキを決議した。 民主一般連盟の関係者は 「公共運輸労組、サービス連盟が共同全面ストライキの意向を表明し、 『全面ストライキ共同闘争本部』も近い将来構成される」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-03-20 00:48:45 / Last modified on 2019-03-20 00:48:46 Copyright: Default

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