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金属労組12万全面ストライキ…現代車本社に進撃

8月、2次ゼネスト宣言

キム・ハンジュ記者 2018.07.13 22:14

全国金属労働組合(委員長キム・ホギュ、金属労組)が7月13日、全面ストライキに突入した。 組合員12万人が全面ストライキに参加し、 このうち3万人が上京して現代起亜車グループ本社に進撃した。

[出処:全国金属労働組合]

金属労組は7月13日午後4時30分頃、 現代車の良才洞社屋への進入を試みた。 現代車グループは自社のバス4台を正門の内側に配置し、 警察はその前にフェンスを張ったため衝突が起きた。 裏門と横門でも警察バスと武装警察が配置され、合計3所で衝突が起きた。 ストライキ組合員たちは、フェンスの一部を壊して本社を包囲した。 ストライキ組合員と警察が1時間ほど小競り合いをしたが、本社への進入はなかった。

労働者たちは現代車進撃闘争の後、午後6時に現代車の前で全面ストライキ大会を続けた。 金属労組は大会で △財閥不法派遣、元下請不公正取り引き改善、 △下厚上薄の連帯賃金、 △金属産業労使共同委員会設置、 △政府の労働排除政策基調転換を要求した。

金属労組のキム・ホギュ委員長は 「金属労組はすべての労働者が一緒に暮らそうという下厚上薄の賃金連帯の要求で一歩も前進していなかったが、 今日(13日)の全面ストライキ勝利でその第一歩を踏み出した」とし 「しかし今日で満足はしない。 8月、2次全面ストライキで現代車などの資本をさらに圧迫する。 金属労組の統一要求を貫徹して勝利する」と明らかにした。

続いて民主労総のキム・ミョンファン委員長は 「資本の心臓部である良才洞現代車の前で、 金属労組18万組合員が産別交渉争奪、財閥積弊清算を叫んだ。 社会改革の主体は労働者であることを知らせたのだ」とし 「今日の全面ストライキは、社会二極化解消、非正規職を撤廃するための闘争だ。 民主労総もまた韓国社会大改革のための下半期全面ストライキ総力闘争を展開する」 と声を高めた。

また双竜自動車支部のキム・ドクチュン支部長は 「資本の技術食い逃げ、会計操作、整理解雇、政府の国家暴力と損賠仮差押え、 大法院の裁判取り引きがなかったなら、 双竜自動車の解雇者や家族30人は死ななかっただろう」とし 「家庭を破壊し、人間を破壊するのが整理解雇だ。 双竜車支部は解雇者復職を越えて、 整理解雇撤廃のためにしっかりと走って行く」と声を高めた。

韓国GM昌原非正規職支会のチン・ファン事務長は 「韓国GM非正規職労働者は解雇者復職のために社長室占拠闘争を続けている」とし 「韓国GMは不法派遣是正命令を履行せず、77億の過怠金を払うと開き直っている。 これに対抗して、非正規職労働者たちが労組を守って闘争する」と伝えた。

金属労組はこの日、ソウルのあちこちで事前集会を開いた。 午後1時30分、瑞草区の大法院では 「司法積弊勢力退陣! 被害原状回復要求! 金属労組決意大会」を、 午後2時には江南区ポスコセンターの前で 「無労組経営清算! 直接交渉要求! ポスコ社内下請労働者決意大会」を、 午後3時にはコガンアルミニウムの前で 「総雇用保障、団体協約解約糾弾、アルルコ糾弾、蔚山支部4次決意大会」を開いた。

全面ストライキ大会に参加した組合員3万人は、 8月の2次全面ストライキを宣言し、午後9時30分頃に解散した。

なお、金属労組は7月6日の争議行為賛否投票で組合員80%の賛成、 9日の中央労働委員会の争議調整中止決定で争議権を獲得した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-07-15 16:43:59 / Last modified on 2018-07-15 16:44:00 Copyright: Default

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