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9号線がストライキに突入…代替人員投入後、2件の事故が発生

労組の人員補充要求に使用者側は難しいという見解だけ…ソウル市は対岸の火事

パク・タソル記者 2017.11.30 15:35

「2年前に新入社員が入ってきたが、9号線で働いていたといいました。 どうしてここに来たのかと聞くと、仕事がつらいのは我慢できると言います。 しかし同期の同僚が夜明けに出勤して事故に遭って死んだそうです。 大衆交通を運転する機関士がまさに大衆交通を利用できない午前4時に出勤して事故がおきて死んだといいます。 その後、つらくてこのように生きていけないと思い、9号線から脱出したそうです。 地獄鉄は市民だけでなく、そこで働く労働者にとっても地獄でした。 地獄では人が生きていけません。 9号線の労働者たちは、はじめてこの地獄に人が生きていると叫んでいます。」 (クォン・オフン5678ソウル都市鉄道労組委員長)

地下鉄9号線の労働者たちが11月30日の午前4時にストライキに突入した。 今回のストライキは警告性ストライキで、12月5日までの6日間続く。

[出処:キム・ハンジュ記者]

民主労総全国公共運輸労組ソウル9号線運営労働組合は11月30日午前10時に ソウル市庁前でストライキ出征式を開き 「市民の安定と労働権争奪のために全面ストライキを始めた」と明らかにした。

ソウル9号線運営労働組合は、使用者側は29日まで本交渉を行ったが、 双方が提示した人員補充の規模に相当な差があり、交渉は決裂した。 ソウル9号線運営労働組合は、乗務、役務、技術など49人の人員補充を要求していたが21人に譲歩する案を提示した。 しかし使用者側は2018年までに15人を補充するという立場を固守した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

ソウル9号線運営労働組合のパク・キボム委員長は 「ここまで来るのに9年かかった。 9号線の労働者たちは午前3時に起きてうとうとしながら運転し、 苦情に対応するために食事中に食事を止めて飛び出したり、 連続徹夜勤務で生活リズムがすべて破壊された」とし 「われわれは耐えるだけ耐えた。 もう労働生存権を死守して地獄鉄を私たちの手で変えよう」と声を高めた。

パク委員長は「ソウル市はフランスの運営社に対してはどんな契約関係もないのでやむを得ないというが、 そのように放置した結果、納品不正が幅をきかせる矛盾だけが残った。 効率性を押し出して民営化したが、現在、管理費の非効率的使用により50億以上の委託費用が重複発生している。 労働者の安全と市民の安全のための財源として使われるべき市民の貴重な血税が浪費されている」とし、 ソウル市がこの問題で積極的に動くよう要求した。

一方、今日、地下鉄9号線ストライキの激励をした民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行も 「全的にソウル市の責任」とし、ソウル市に責任ある姿勢を要求した。 チェ職務代行は「9号線は初めから予想乗客人員と人員の設定が誤っていた。 25の駅のうち、10の駅でたった1人しか勤務しておらず、 同種業種の他の機関士よりも重労働に苦しんでいる。 常時持続的で市民の生命と安全に直結した労働者を死地に追いやるもの」と批判した。 続いて「地下鉄の事故は民間委託によって起きるが、 運営をフランス資本に任せ、利益はきっちり捧げ、その責任は市民に転嫁している。 ソウル市が責任を持って労働者たちの要求を受け入れなければならない」と強調した。

公共運輸労組ソウル・メトロ9号線支部のキム・シムは支部長も、 ストライキに支持を送った。 地下鉄9号線は1段階の開花〜新ノンヒョンと、2段階新ノンヒョン〜総合運動場など、 区間によって運営会社が異なる。 2段階の区間はソウル市がソウル交通公社に運営権を与え、 ソウル交通公社の子会社のソウル・メトロ9号線運営が運営している。 ソウル・メトロ9号線支部のキム・シムン支部長は 「9号線の1段階はフランスの植民路線だ。 何か月か前、ソウル市は2段階さえフランス植民路線にしようとしたが、必死の闘争で防いだ。 フランス資本は10億を投資して数百億を持っていくが、 今から2段階ばかりか首都圏のバス路線まで持っていこうとするだろう」と憂慮した。 続いて「使用者側はストライキのために発生する問題はないと話している。 代替人員が問題になっているのに、ソウル市からどんな要求がきても延長運行を拒否し、 他のどんな要求も拒否する」と宣言した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

ソウル9号線運営労働組合は全面ストライキ闘争決議文を発表して 「これまで9号線は市民にとって『地獄鉄』だった。 その9号線で働くわれわれ9号線の労働者にも『地獄』であるのは同じだった。 民間企業、金融投資家の利益のために長時間重労働に苦しんだ。 市民が安全に利用できる9号線を作るために! 人間らしく働ける労働者たちの9号線のために! われわれ労働組合は会社設立後、初めて労働組合のストライキを宣言した」と明らかにした。

代替人員の運転未熟?…不安な9号線

9号線ストライキと同時に9号線本線の運行にも続々と問題が発生した。 午前7時に列車が20分以上遅れ、2本の列車が運転を中止した。 ソウル9号線運営労働組合の関係者は 「使用者側は列車の呼称だと言っているが、代替人員の運転未熟が原因」とし 「9号線は他の列車より新型なので、列車制御管理システムが大幅に違い、信号体系も違うが、 最低の教育しか受けていない状態で投入されたために簡単な措置で終わるはずのことが拡大した」と説明した。

ソウル9号線運営(株)は30日にストライキ関連の案内文を公示して 「顧客の安全と列車利用の便宜を最優先に考慮したストライキ対応非常輸送対策を施行し、 必須維持業務人員と必要時適正支援人員に基づいて利用顧客の不便を最小化する」とし 「信義誠実の原則に立脚した組合との持続的な交渉により、 早急に労使問題を解決して、利用顧客の心配と憂慮を解消する」と発表した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-12-08 07:35:20 / Last modified on 2017-12-08 07:35:24 Copyright: Default

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