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韓国:民主労総、2016年労働改悪阻止闘争の完遂を宣言
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民主労総、2016年労働改悪阻止闘争の完遂を宣言

民主労総第一次中央委員会会議

2016年01月27日(水) 編集局 kctu2670@nodong.org

▲民主労総が竜山鉄道会館で第一次中央委員会の会議を開いた。(c)ピョン・ベクソン記者

1月26日14時、 竜山鉄道会館で民主労総2016年1次臨時中央委員会が開催された。

会議はチェ・ジョンジン委員長職務代行の大会発言で始まった。 チェ職務代行は、ハン・サンギュン委員長から受け取った書信で大会発言に代えた。 ゼネストと総決起を組織したという理由で獄中にいるハン委員長は手紙で中央委員に民主労総のゼネストを繰り返し頼んだ。 彼は「社会通念は、持てる者、力強い者、権力を振り回す者が決める」とし 「労働改悪に反対するゼネストがISのテロをあおるという談話文を発表するのが朴槿恵(パク・クネ)と為政者の通念」だと規定した。 民主労総は勝利してきたし、自分は獄中にいるが民主労総と共に闘争するとし、自分が持てない旗を中央委員すべてが持って欲しいと訴えた。

今回の中央委では、室長承認、中選管委選出の件をはじめ、62次代議員大会の議題を審議した。 大会の議題としては、 2015年事業評価、2016年事業計画および予算、政策代議員大会開催、戦略組織基金設置、3〜4月集中闘争特別基金納付、決議文採択が上程された。

中央委はゼネスト闘争で2015年の労働改悪を防いだことを成果と評価し、 2016年にも中断することない闘争で労働改悪阻止闘争をやり遂げることを決議した。 また3月から4月の総選挙の時期には民主労総が共同闘争本部を構成し、労働者候補を支持、支援する方針を採択した。

特に朴槿恵政権の労働改悪が現場に押してくると予想される現場を労働改悪完全粉砕の最前線と設定し、 賃団闘の時期をはじめ2016年の一年間、現場闘争を強化すると決議した。

今日の中央委で確定した議題は2月4日に開かれる 62次定期代議員大会に上程され、力強く議決される予定だ。

〈中央委員同志に差し上げる委員長書信〉

中央委員同志の皆さんこんにちは。 民主労総委員長ハン・サンギュンです。

とても寒くなりました。 ここソウル拘置所にも朝晩の寒風が心の中の深く染みてきます。 天気のせいだけではありません。 闘争の時期、民主労総創立以後、最大の弾圧を、労働者を狙った最悪の挑発を前にしているのに収監の身に置かれている残念さのためです。

中央委員同志の皆さん、

1月22日に発表された2大行政指針は、やさしい解雇を保障して、一方的な就業規則改悪を助長する行政独裁です。 政府が発表したやさしい解雇の要件は「きわめて例外的に業務能力が顕著に低いか、勤務成績が振るわず、周辺の同僚勤労者の負担になる場合」だそうです。 「きわめて」、「顕著に」、「負担」といった主観的な要件は、ただ使用者の思いのままに解雇しろということです。 われわれは知っています。 1998年に「緊迫した経営上の理由」を条件として導入された整理解雇要件が、「未来の経営上の理由」に緩くなるのはたった6年もかかりませんでした。 「公正解雇」という単語を見ると悲嘆に暮れます。 解雇は誰にとっても苦痛であり、労働する権利は人権です。 残念な解雇はあっても、公正な解雇はありません。 社会通念に合っていれば、就業規則を勝手に改悪しても良いと言っています。 社会通念は誰が決めるのでしょうか。 持てる者、力が強い者、権力を振り回す者が決めるのではありませんか。 労働改悪に反対するゼネストがISのテロをあおるという談話文を発表するのが今日の朴槿恵と為政者の通念です。 弱者のための通念は大韓民国から消えて久しくなります。

中央委員同志の皆さん、

民主労総が2大行政指針の発表直後に中央執行委員会で無期限ゼネストを決議したと聞きました。 とても誇らしいです。 今回のストライキは労働者の明日を守る闘争であり、そのような労働者たちが団結し、保護される民主労組の未来を守る戦いです。 やさしい解雇と就業規則改悪が、無労組事業場と複数労組事業場をぐるぐると回って打ちつけ、不毛の荒野になった後ではもう手遅れです。 今は難しいと言って戦わなければ、明日はさらに難しくしかありません。 中央執行委のストライキ宣言が現場のあちこちで実現され、そうして集まった力が朴槿恵政権の目前に迫るまで、中央委員同志は力を集めてください。 繰り返し訴えます。 民主労総委員長の身体を閉じ込めることはできても、民主労総が実現しようとする崇高で正当な価値は決して閉じ込めることはできないということを見せてください。

中央委員同志の皆さん、

民主労総らしく、民主労総の中央委員らしく戦いましょう。 独裁と脅迫にひざまずくことなく闘争しましょう。 歴史はそうして作られてきましたし、われわれは勝利してきました。 たとえ私が獄中にいても、同志と共に闘争します。 出来の悪い委員長でゼネスト闘争の旗を自分で持つことができませんが、中央委員同志の皆さん皆が民主労総委員長になってください。 闘争!

2016・1・26

民主労総委員長 ハン・サンギュン

原文(労働と世界)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事は民主労総の機関紙「労働と世界」に掲載された記事です。


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