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民主労総、一般解雇・就業規則変更の政府指針を糾弾

2015年12月30日(水) ホン・ミリ記者 gommiri@naver.com

▲朴槿恵政府が労働改革2大指針の就業規則と一般解雇関連ガイドラインを発表し、民主労総は30日午前、ソウル市世宗路政府ソウル庁舎の前で「やさしい解雇、就業規則変更政府指針粉砕! 密室議論糾弾! 労働改悪阻止! 民主労総総力闘争決意大会」を開き、朴槿恵政権を糾弾した。(c)ピョン・ベクソン記者

民主労総が朴槿恵(パク・クネ)政府の労働改悪強行手順である 低成果者解雇および就業規則変更ガイドラインの発表に強く反発し、 ゼネスト総力闘争を約束した。

朴槿恵政府は今日(12月30日)、 低成果者の解雇基準を導入し、就業規則を変更できるようにした政府指針(ガイドライン)を発表した。 また、雇用労働部はこの日政府ソウル庁舎で開かれた 「職能と成果中心人員運営ガイドブックおよび就業規則変更指針用意のための専門家懇談会」で、 低成果者の解雇、就業規則変更要件の緩和を可能にする指針の草案を発表した。

「やさしい解雇・就業規則変更政府指針粉砕! 密室議論糾弾! 労働改悪阻止! 民主労総総力闘争決意大会」が12月30日午前10時、 政府ソウル庁舎の前で開催された。 雇用労働部が御用学者を集めて低成果者解雇と就業規則不利益変更要件緩和のための指針草案を準備する小委専門家懇談会の時間、 民主労総は懇談会が開かれている庁舎の外で集会を開き、朴槿恵労働改悪強行を批判した。

民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行は 「朴槿恵は大統領候補の時には景気の変動による整理解雇要件を厳格にして、 労働者が路上に追い出されることを防ぐといっておきながら、 今になって卑劣に雇用創出を云々しながら雇用を非正規職にして、 いまある雇用までなくそうとしている」と声を高めた。

続いて「労働者をみな殺しにして、経済を救うというような暴力は絶対に容認できない」と話し 「民主労総は1月8日にゼネストに立ち上がり、民主労総を無力化して民主労組を圧殺しようとする朴槿恵労働改悪に対抗する」とし 「命をかけても必ず労働改悪を阻止する」と強調した。

公共運輸労組医療連帯本部ソウル大病院分会のパク・キョンドク分会長は 「どうして解雇を通常だとか、一般だとか言えるのか」とし 「解雇を合法にしてしまえば、労働者と社会的弱者の生存権は保護されなくなる」と吐露した。

金属労組のファン・ウチャン副委員長は 「朴槿恵政府が民主労総をISテロ団体にすると野党と国会議長を脅迫している」と話し 「労働改悪が青年雇用創出ではないといったことを、すべての国民が皆知っている」とし 「金属労組が闘争を宣言した。この闘争の先鋒で勝利するまで戦う」と糾弾した。

「労働者民衆をみな殺しにするガイドライン廃棄!」
「労働者民衆をみな殺しにするやさしい解雇反対!」
「民主労総の総力闘争で労働改悪を防ごう!」
「ゼネスト総力闘争で労働改悪を阻止しよう!」

「全民衆の総団結で一般解雇を防ごう!」
「やさしい解雇を強制する政府のガイドラインを廃棄しろ!」
「やさしい解雇・一生非正規職の労働改悪を防ごう!」

民主労総仁川地域本部のキム・チャングン本部長は 「韓国の全労働者を崖っぷちに追いやる五大労働法案を朴槿恵とセヌリ党が推進する理由は、 経済危機を上手く切り抜けようとしても民主労総と野党が反対したからできなかったといって労働者に責任を転嫁しようとするもので、 一般解雇と就業規則変更を導入するのは民主労組を標的として種を絶やそうとするもの」とし 「正義が勝利する日のために、総力闘争ゼネストで対抗しよう」と力説した。

全教組のキム・ヨンソク副委員長と保健医療労組韓国原子力医学院支部のカン・チャンゴン支部長は決議文を朗読して 「ゼネスト闘争で労働改悪を阻止し、 労働者民衆生存権を守り、勝手に解雇、賃金カットの政府指針を粉砕して、 民主労組死守、労働権死守のための強固な現場闘争を組織しぬこう」と約束した。 また「財閥政権、独裁政権の公安弾圧を防ぎ、 民主主義を取り戻すために最後まで闘争しよう」と決議した。 [→決議文専門以下のボックス参照]

民主労総は労働改悪法案職権上程に備え、 明日(12月31日)汝矣島の国会前で 「一生非正規職労働改悪立法阻止! 好きなように解雇する政府指針粉砕! ゼネスト宣言大会」を開く。

〈決議文〉

政府指針粉砕! 密室議論糾弾! 労働改悪阻止!
ゼネストで労働者の生存権を死守しよう!

朴槿恵政府は結局、大災難の扉の取っ手を捉えた。 資本天国、労働地獄でしかない改悪を労働改革だと偽って扇動してきた政府は、 好きなように解雇し、賃金を削減するための行政指針を財閥と持てる者らにプレゼントしようとしている。 朴槿恵政府に警告する。 労働者の権利と人生を財閥にごっそりと捧げる大災難の扉を開けば、 民主労総だけでなく、労働者・民衆の強力な審判に直面するだろう。

今年一年間、われわれは労働改悪阻止のために総決起とゼネストに駆け付けた。 労働改悪法案の定期国会処理を防ぎ、労働改悪に対する社会的注目も集めた。 だが2015年を二日残す今日、労働改悪法案年内処理霧散の危機に瀕している朴槿恵政権は、 結局、政府の指針を持ち出して年内に労働改悪を処理しようと急いで足を踏み出している。 労働者の人生に目をふさぎ、労働者の怒りに耳をふさぐ彼らは、 再び密室で、再び一握りの御用学者と共に、 自分たちだけのアリバイを作ろうとしている。

労働者のない労働政策は中断されなければならない。 労働者を踏みにじる労働部は解体されなければならない。 資本天国、労働地域の「ヘル朝鮮」はひっくり返さなければならない。 結局、工場の外に、路上へと追い出せば、喜んで見せよう。 労働者の怒りと抵抗を、好きなように解雇し・すべての国民を一生非正規職・賃金を削減する労働改悪を中断させるぞと、 ゼネストで財閥政権・独裁政権を終わらせ、労働者の人生と未来を守って行くぞと。

ハン・サンギュン委員長が拘束され、公安弾圧の激しい嵐の中で多くの仲間たちが暴力警察と政権の威嚇を受けている状況でも、 われわれは再びゼネストを決議した。 いかなる弾圧もゼネストの刃を研ぎ直させるだけで、 われわれの闘争を防ぐことはできない。 労働改悪阻止闘争に勝利する日まで、民主労総の進軍は続くだろう。

―私たちの決議―

一つ、われわれはゼネスト闘争で労働改悪を阻止し、 労働者民衆の生存権を守ることを決議する!

一つ、われわれは好きなように解雇し、賃金を削減する政府指針を粉砕し、 民主労組死守、労働権死守のための強固な現場闘争を組織しぬくことを決議する!

一つ、われわれは財閥政権、独裁政権の公安弾圧を防ぎ、 民主主義を取り戻すために最後まで闘争することを決議する!

2015年12月30日
政府指針粉砕! 密室議論糾弾! 労働改悪阻止! 民主労総総力闘争決意大会参加者一同

原文(労働と世界)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事は民主労総の機関紙「労働と世界」に掲載された記事です。


Created byStaff. Created on 2015-12-30 18:22:09 / Last modified on 2015-12-30 18:22:10 Copyright: Default

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