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「狂牛病」以後最大規模の集会...催涙液放水銃で鎮圧、1人重態

労働者、農民、貧民、青年学生など13万人が「民衆総決起」集会...激しく対峙

ユン・ジヨン記者 2015.11.15 01:22

▲労働者大会を終えた民主労総の組合員は午後4時40分頃からソウル市庁から光化門広場までデモ行進を始めた。警察は光化門に近いファイナンスビルの前に警察車壁を設置しデモ隊のデモ行進を阻止した。[写真/キム・ヨンウク記者]

▲民衆総決起闘争本部は朴槿恵政権退陣をはじめ△労働改悪中断△主食用米輸入阻止/TPP反対△露店摘発中断△障害等級制、扶養義務制廃止△財閥の金庫を開いて青年-良い雇用を創出△歴史歪曲中断、歴史教科書国定化計画廃棄など11領域の22項目の要求案を掲げた。[写真/キム・ヨンウク記者]

全国から上京した労働者、農民、貧民など13万人が 朴槿恵(パク・クネ)政権退陣を掲げてソウルの中心部で大規模な集会を開いた。 2008年のBSE牛肉キャンドル以後、最大規模の集会だ。 警察は催涙液を混ぜた放水銃を発射して強硬に対応し、 結局70代の農民ペク某氏が警察の放水銃で直撃され重態に陥る事件が発生した。 この他にも29人にのぼる負傷者が発生し、26人が警察に連行された。 この日のデモ隊と警察の衝突は延々7時間近く続いた。

11月14日にソウルに上京した13万人の労働者、農民、貧民、青年学生などは、 午後4時から光化門広場で民衆総決起大会を開く予定だった。 彼らは大会の前にソウル駅、市庁、大学路、鐘閣、西大門など、ソウル市内のあちこちで18の部門別事前大会を開いた後、 光化門広場に集結する計画だった。 だが警察が光化門広場一帯をはじめ、デモ隊の行進経路を車壁で塞いだことで衝突が発生した。

▲民主労総労働者大会[写真/キム・ヨンウク記者]

▲警察は延々7時間ペッパースプレーと放水銃を発射し、負傷者も続出した。[写真/キム・ヨンウク記者]

労働者大会を終えた民主労総所属の組合員たちは午後4時40分頃からソウル市庁から光化門広場へと行進を始めた。 警察は光化門近くのファイナンスビルの前に警察車壁を設置し、デモ隊のデモ行進を阻止した。 農民、貧民なども太平路やソウル駅で事前集会を終わらせて光化門広場へと進入を試みたが、 警察がこれを阻止したことで鍾路区庁交差点で衝突が発生した。

デモ隊は平和な行進を要求して光化門の8車線道路を占拠し、警察と対峙した。 ロープを使って警察の車を引っぱり、行進を試みた。 警察は放水車を動員し、カプサイシンを混ぜた放水銃を発射してこれを阻止した。 警察の強硬な対応により、参加者の1人が重態に陥るなど、負傷者が続出した。 この日のデモに参加した宝城農民会所属の農民ペク某氏(70)は警察の放水銃に直撃されて脳出血で倒れ、救急車で運ばれた。 農民会側によれば、この日の午後7時頃、ペク氏が警察の放水銃を受けて倒れた後に意識を失い、 倒れた後も警察は放水銃を直撃し続けたという。 ペク氏は現在危篤な状況で、意識を回復できずにいる。

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

警察は7時間もペッパースプレーや放水銃を発射したことで負傷者も続出した。 警察の鎮圧装備で負傷したり脳震蕩、骨折などの怪我をした多数の集会参加者が救急車で運ばれた。 現在のところ29人が負傷したという。 連行者も発生した。 デモの過程で26人が連行され、連行者の中には未成年の高校生も含まれているという。

都心の各地でデモを行った参加者は午後9時頃に太平路に集結し、デモを続けた。 この日の民衆総決起大会には現在手配中の全国民主労働組合総連盟のハン・サンギュン委員長も参加し、闘争を訴えた。 ハン委員長は「催涙液混じりの放水を受けた農民が死線をさ迷っている。 この怒りをどうすればいいのか」とし 「われわれは死を覚悟して進軍しなければならない。 怒りを集め、民主労総は来る12月にゼネストに突入する」と宣言した。

全国女性農民会総連合のカン・ダボク会長も 「10年前、2人の農民が警察の暴力で亡くなった。 今日も農民が放水銃で直撃され、危篤になっている」とし 「国民の声に耳をふさぎ、警察暴力をふるう朴槿恵政権からただ退くことはできない。 警察の車壁を越え、青瓦台へと進軍しなければならない」と声を高めた。

光化門に近いファイナンスビルの前で7時間ほど警察と対峙したデモ隊は、 午後11時頃に最終的に解散を宣言した。 民衆総決起闘争本部側は、もう一度12月5日に第2次民衆総決起を行うと明らかにした。 彼らは朴槿恵政権退陣をはじめ、 △労働改悪中断、 △主食用米輸入阻止/TPP反対、 △露店摘発中断、 △障害等級制、扶養義務制廃止、 △財閥の金庫を開き青年-良い雇用創出、 △歴史歪曲中断、歴史教科書国定化計画廃棄など、 11領域の22項目の要求を掲げている。

一方、闘争本部代表団は集会が終わった後、ペク氏が入院しているソウル大病院を訪問した。 11月15日の午後2時には光化門広場で「平和デモ行進源泉封鎖殺人鎮圧警察糾弾」緊急記者会見を行い、 総決起の状況の総合的な結果と立場を発表する予定だ。 16日には天主教正義具現全国司祭団がソウル市庁広場で2千人の信徒と共に大規模時局祈祷会を開催し、 民主労総は12月にゼネストに突入することを予告している。

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

▲[写真/キム・ヨンウク記者]

▲[写真/キム・ヨンウク記者]
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▲[写真/キム・ヨンウク記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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