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スターケミカル煙突406日目に使用者側と合意

チャ・ガンホ「ありがとう、降りても労働者として生きていく」

チョン・ヨンギル記者 2015.07.06 20:24

406日間、スターケミカル工場の煙突で高空籠城を続けたスターケミカル解復闘のチャ・ガンホ代表が7月8日午後、地面を踏む。 スターケミカル解復闘は7月6日に使用者側と暫定合意案を導き出したと明らかにした。 親会社のスターフレックスが雇用だけでなく、労組も継承することにし、 分割売却中断と工場稼動という解復闘の要求が受け入れられた。 これでチャ・ガンホ代表を含む解復闘11人は復職の手順にはいる。

スターケミカル解復闘は 「2013年1月、資本の一方的な工場稼動中断以後、何の対応もできなかった。 2014年5月27日、最後の崖っぷちに立った気持ちですべてをかけて煙突に上がった」とし 「406日目を迎えた今日、スターケミカル解復闘は資本と暫定合意することで資本との戦いを一段落させる」と明らかにした。

続いて「解復闘は20余年、青春と共にしてきた民主労組が壊されることを見ていられず、少しも諦められなかった。 労働者は資本家が自由に使い捨てられる物ではないということを見せてやりたかった」とし 「最後まで仲間への信頼と民主労組に対する愛情で連帯してくれた多くの仲間たちに敬意を表わし、感謝する」と明らかにした。

7月7日に使用者側と金属労組委員長の本合意が行われると、 8日午後2時に金属労組主催決意大会を開き、 チャ・ガンホ代表は高空籠城を解除する。 現スターケミカル工場の買収者が現れれば雇用を継承し、 買収者がなければスターフレックス新規法人を通じ、 工場が設立されれば雇用を保障することにした。 また、労組を認め、賃金団体協約も新しく締結することにした。 もし新設法人がまた解散する場合はスターフレックスが11人のスターケミカル解復闘労働者の雇用に責任を持つことにした。

チャ・ガンホ「ありがとう、降りても労働者として生きていく」

7月6日午後に工場の稼動を要求して2年6か月間、戦いを続けてきたスターケミカル解復闘が、使用者側との間で暫定合意案を導き出した。 406日間、工場の煙突で座り込みを続けたスターケミカル解復闘のチャ・ガンホ代表も8日午後に地面を踏む。ニュースミンはチャ・ガンホ代表と電話で所感を聞いた。

本当におつかれさまでした。健康状態はどうですか

長い間上がっていたので、体調は良くはない。 恐らく降りればまず病院に行かなければならないだろう。 合意したのでほっとする一方、残念でもある。 解復闘11人の雇用継承を勝ち取ったが、また工場が稼動し、一緒に働いていた同僚がすべて工場に戻れればよかった。 だが資本の立場としても、繊維の景気が悪くてそれはできなかった。 その点でちょっとさびしさが残っている。

病気の家族がいて、とても心配したと聞いた

家族も一緒に苦しんでいるのでとても気持ちが重かった。 義母も癌闘病中で、両親も交通事故で集中治療室に入院した。 家族に心配をかけて胸が痛い。 降りればしっかりやってやれると言うと嘘になるかもしれないが、ちゃんとやりたい。

解復闘の仲間に言いたいことは

解復闘の仲間たちには、本当にありがとうと言いたい。 私はスターフレックスのキム・セグォン社長と合意をすることが終わりではないと考える。 これからがまた始まりだ。 勤労者として暮らすことはやさしいが、労働者として生きていくことは難しくならざるをえない。 ところが、仲間たちがいるからできる。 降りて行けばやり直すという気持ちで、仲間たちと共に労働者として生きていく。 すべての仲間たちにありがとうと言いたい。

付記
チョン・ヨンギル記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-07-06 22:23:19 / Last modified on 2015-07-06 22:24:27 Copyright: Default

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