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甲乙オートテック、国会議員には謝罪、職員には沈黙

沈サンジョン、徐基鎬議員が現場を訪問...使用者側、警察に叱責

チョン・ジェウン記者 2015.06.20 18:25

甲乙オートテック使用者側のイム・テスン共同代表が、 正義党の沈(シム)サンジョン議員に6月19日「心配をおかけして申し訳ない」と謝罪した。 沈議員が「現場で無茶苦茶な暴力が発生したのは遺憾だ」と話し始めたことに対し、 彼は「会社は労組もしっかり管理して協力するようにすべきだが、うまくできない」と答え、このように謝罪した。

しかし新種の労組破壊を企画、実行した疑いを受けている使用者側は、 4月30日、6月17日に現場でひきつづいて発生した暴力事態について、 職員には一言の謝罪もなかった。

正義党の沈(シム)サンジョン、徐基鎬(ソ・ギホ)議員はこの日、 忠南道牙山市の甲乙オートテックを訪問し、 全面ストで座り込みをしている金属労組甲乙オートテック支会の組合員たちと幹部らと各々会った後、 午後1時に社内の事務室で使用者側と会った。 使用者側イム・テスン共同代表とキム・ジュウル専務がこの場に参加した。

[出処:キム・ジェヨン メディア忠清現場記者]

沈議員は「元警察と特戦司令部出身者を新入社員として採用し、 金属労組員に暴力を行使したのは事実か」と尋ねると、 イム代表は「後で別途に話そう」と即答を避けた。 その後、双方間の非公開面談は30分ほど続いた。

国会議員に謝罪したイム代表について、金属労組員らは「議員へのリップサービス」と非難した。 支会組合員のユン某氏は「政治家にはぺこぺこしながら、 実際に会社の職員には謝罪どころか労組を壊すために偽装入社をさせ、 集会をしている私たちを笑って見ている事業主は、経営者としての資質がない」と話した。

組合員のチョン某氏も 「職員を保護しようとしたり、申し訳ない気持ちがあれば、 暴力をあおるようなとんでもない大犯罪はしないはずだ」とし 「毎日、赤字の恨み節を言うぐらいなら、まず労組破壊の費用から減らせ」と批判した。

一方、正義党側は、忠南地方警察庁甲乙オートテック衝突事態捜査本部が設置された牙山警察署も訪問し、 徹底した事態解決を要求した。

[出処:キム・ジェヨン メディア忠清現場記者]

沈議員は警察との会談の場で 「甲乙オートテックの暴力事態は労使紛糾ではなく計画された暴力」とし 「すでに根拠資料もあるので、警察が責任を持って捜査しろ」と話した。

続いて「映像と証拠があるのに現行犯で逮捕しないのは、 政府と使用者側の人権蹂躙」だとし 「担当者は法的責任を覚悟しなければならない」とした。

沈議員は「民生懸案である労使問題を公安事件の視点から扱う警察の動きをはっかり国会で扱う」と警告し 「労働三権は、憲法が保障する精神と価値だ」と強調した。

これに関して面談に出た忠南地方警察庁のパク・ミョンチュン(忠南警察庁第2部長)捜査本部長は、 「新入社員の雇用のような労使問題の不法性の部分は、 労働部が特別勤労監督を進めており、警察は17日の事件について捜査する」と答えた。

これに対して沈議員は「甲乙オートテックに偽装入社した新入社員の中に警察出身者が現在までに13人確認されたが、 警察がきちんと捜査をしなければ警察出身者に対する八百長の疑いが持ち上がる」と迂回的に圧迫した。

徐基鎬(ソ・ギホ)議員も警察側に 「甲乙オートテック事態は暴力だけを捜査するのではなく、 事態が勃発した原因である労組破壊関連の全ての過程を眺望しなければ、 事実関係を正確に把握できない」と注文した。

特に徐議員は警察が、まだ「基礎捜査中であり、CCTVなど確認して選び出している」と話すと、 「すでに暴力により入院した確定した被害者がいるのに、何を選び出すのか」と言うと、 警察側は一瞬回答ができなかった。

徐議員は6月23日の国会法司委対政府質問の時、 甲乙オートテックの暴力事態を取り上げる。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-06-22 02:51:40 / Last modified on 2015-06-22 02:51:41 Copyright: Default

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