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甲乙オートテック、野党議員も驚く元特戦司令部と警察の集団暴行

「出動警察、暴行現行犯の動画を見せて知らせても逮捕せず」

キム・ヨンウク記者 2015.06.19 12:43

6月17日、忠南道牙山市にある甲乙オートテック工場で、 金属労組組合員に対して行われた集団暴行事態について、 新政治民主連合の国会議員らが「驚きに耐えない」とし、 暴行を主導した新入社員の拘束捜査と厳罰を要求した。

今回の事件は、甲乙オートテック労組破壊のために選んだと疑がわれている元警察と特戦司令部出身の新入社員が作った企業労組組合員約50人が、 争議行為中の金属労組の宣伝物を一方的に破壊したことで発生した。 金属労組組合員が彼らを止めようとすると、約20人に集団暴行した事件だ。 金属労組甲乙オートテック支会によれば、 集団暴行された組合員約20人は脳出血で集中治療室に入院したり、 左目陥没などの重傷を負い病院に緊急移送された。

[出処:メディア忠清]

新政治連合国会環境労働委所属の議員らは6月19日午前、 国会の記者会見場で記者会見を行い 「17日の暴力事件の主犯とされている甲乙オートテック企業労組は、 何か月も元警察と特戦司令部出身者が金属労組破壊のために新入社員として入社したという疑惑が提起されていたが、 労働部も司法当局も何の措置も取らなかった」とし 「このまま行けば、甲乙オートテックは近い将来血で汚された暴力の無法地帯になる」と憂慮した。

議員らは「雇用労働部と警察、検察が今回の集団暴行事件をはじめ、 新種労組破壊に関するすべての疑惑について迅速に捜査し、 罪があるすべての人を手加減せずに処罰しろ」と要求した。 環境労働委の議員らは、特に事態が解決しないようなら暴力を行使した者だけでなく、 黙認した使用者側と現行犯逮捕をしない警察、捜査の指揮責任がある検察、 行政指導の責任がある雇用労働部を国会次元の調査により責任を問うと明らかにした。

殷秀美(ウン・スミ)議員は 「すでに国会で労労対立を偽装した新種の労組破壊問題を指摘したが、 3月上旬に続いてまた集団暴行事件が発生した」とし 「労働部天安支庁によれば、不当労働行為と暴力行為をすでに確認している。 これは会社が特戦司令部と警察出身の新入社員を採用した後、 金属労組支会の破壊工作をしたことを意味する」と指摘した。 また「数十人の労働者が暴行された動画があるのに、きちんと措置がされていない」とし 「天安支庁は直ちに検察に起訴意見で送検し、 警察は暴行に加担した警察と特戦司令部出身の職員を強制的に拘束することを要請する。 新種労組破壊が続けば、野党は聴聞会まで行く」と警告した。

ハン・ジョンウ副支会長は「元警察と特戦司令部出身者は、 勤務時間中なのに寄宿舎で事前に謀議し、直ちに現場(工場)に集まって無差別に組合員に暴力を行使した」とし 「その場面を撮った携帯電話をすべてたたき壊し、 現場で暴力巡回のように現場のあちこちを歩きまわり、暴力を行使した」と当時の状況を伝えた。

キム・サンウン弁護士は 「すでに4月に労働部が押収捜索した用役(新入社員)の携帯電話から労組破壊のシナリオが出てきた。 私たちが捜査の過程で確認した内容によれば、彼らをどう採用したか、 その後の職場閉鎖シナリオまで詳細だ。 その上、特定の労組幹部の頭を板で殴れといった携帯メッセージがやりとりされたことも確保している」と明らかにした。 キム弁護士は「ソウルの某所ですでに暴力事態の企画が行われた。 拘束捜査を要求すると、ほとんど拘束できたかのように話し、 最高検察庁が出来ないようにすると話している。 調査官は意志があるのに、検察と最高検察庁が不当労働行為の捜査を妨害しているということだ」と伝えた。

この日、牙山警察署は暴力現行犯を緊急逮捕せず疑惑を生んでいる。 キム弁護士によれば、当時、牙山警察署の知能捜査隊の刑事が出ていたが、 一時間以上何もしなかった。 正門でまた衝突した後に捜査チーム長は、加害者を特定すれば緊急逮捕できると言ったため、 キム弁護士と労組の事務長が動画を見て7人の行為者を特定したが、やはり逮捕しなかった。 キム弁護士は「天安支庁検事が緊急逮捕を認めないという立場を聞いた」とし 「牙山警察署長は事前拘束令状を約束したが、昨日牙山署に行くと、 忠南道警の知能捜査隊長は『捜査もよく知らない牙山署長がただ言った話』だといった。 緊急逮捕できる状況で実際にしなかった牙山署の知能チーム長。 署長も職務遺棄で告訴告発し、緊急逮捕を妨害した天安支庁検事にも厳重に責任を問う」と警告した。

ハン・ジョンウ副支会長は「すぐに警察が出動し、 加害者をまず逮捕しろといったが逮捕せず、 現場隔離措置も取らなかった」とし 「こうした恐怖の現場でどう働けというのか? 二度と暴力が起きないようにしてくれ」と訴えた。

[出処:甲乙オートテック支会]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-06-20 11:17:20 / Last modified on 2015-06-20 11:17:22 Copyright: Default

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